「カーシェアDrive!」第5回は、ホンダ印の英国車、シビックタイプRユーロ。
名前こそおなじみのシビックですが、このクルマはイギリスで生産された逆輸入車で、日本には3510台が輸入された限定車でもあります。
同時期に発売されたセダンのシビックタイプR(FD2)以降、FK2、FK8とシビックタイプRはどんどん本格スポーツカーとしての進化を遂げていった今、このFN2は「シビックらしさ」が残された最後のタイプRといえるでしょう。
かわいらしい見た目でも、アクセルを踏み込めばタイプRらしさが爆発!
丸みを帯びたハッチバックボディは、タイプRでも「ユーロ」ということで、あまりスポーツ感を強調したものではありません。
赤いホンダマークとリアのエンブレムを隠してしまえば、パッと見は普通のコンパクトカー。
しかし、ボンネットの下にはホンダ自慢のVTECエンジンが隠れています。
高速に合流して加速していくとき、2速にシフトダウンしてアクセルを踏み込んでみてください…。
甲高いエンジンサウンドを奏でながら8000回転まで一気に回り、「やっぱりコイツはタイプRだ!」と実感することができます。
「3人でゴルフに行っても余裕です!」
オーナーの田中さんはゴルフがお好きということで、このシビックに3人乗ってゴルフに行くことが多いそうです。
そういうときは分割可倒式のリアシートを1人分倒して3人分のゴルフバッグを積み込んで、前席に2人・後席に1人が乗って向かうそうですが、後部座席でのドライブも快適なんだとか。
一方で、スポーティなタイプRだけに、乗り心地の固さを心配する方もいるかもしれませんが、このタイプRユーロに関しては大丈夫。
もちろん高級セダンのようなソフトさではありませんが、「買ってそのままサーキットに行ける」とまで言われるセダンのシビックタイプR(FD2)のような突き上げはなく、ほどよいスポーツカーらしさを感じさせてくれる適度な固さ。
そこはやはり欧州仕様のタイプR、長距離ドライブでも疲れにくい工夫がされています。
「撮影会にいらっしゃていた方の雰囲気が良くて、つられて自分も始めちゃいました」