「シェア料金をあえて安く設定して”回数狙い”の人もいますが、私は自分が無理してシェアをするのはイヤなんです。それに、愛車は最高の状態で乗って欲しいので、きちんと洗車してからシェアしています。だからこそ、乗っていただく人も選びたい。ドライバーさんもしっかり顔写真があり、プロフィール文が書かれている人を選ぶようにしています」
滝本さんからは、最後にシェアを考えているオーナーに向けてこんなアドバイスをもらった。
「ガツガツやるばかりがシェアではないと思います。現在、私は職場と自宅の距離が遠く、朝は早く家を出る必要があり、帰宅も21時を超えます。となると、生活リズムや自分のライフスタイルを崩すようなシェアをしていると、どこかで疲れや飽きが来てしまって長続きしません。目的は維持費を稼ぐことだから、無理なく持続性をもって続けることが重要です。」
それを象徴するように、滝本さんの紹介文の冒頭には注意書きがある。カレンダー上では空いていても、都合によってシェアできない場合がある旨を丁寧に書いている。
Anycaは、レンタカーではない。だからこそ、2年続けられたAnycaでのシェア。”肉食系オーナー”になって疲弊することなく、愛車と長い間付き合っていく滝本さんのシェアスタイルは、言わば”草食系”。
大事な愛車をAnycaでシェアしようか迷っている人には、滝本さんのような愛車に乗りつつ、シェアも楽しむスタイルはかなり参考になるものだろう。
■滝本さんが語る無理なくAnycaを続けるコツ