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witten by エニカ
世界中
うんうんする
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カーシェアリングサービスが続々と登場し、いろんなクルマにリーズナブルに乗れるようなったこのご時世。クルマを所持してこなかったけれども、これを機に友達や恋人、家族ともっとクルマで出掛けたくなっている人は多いのではないでしょうか。

 

Anycaには国内外のクルマが700車種以上登録されており、クルマ好きでなくとも耳にしたことがあるようなあんなスポーツカーやこんなオープンカー、大型車などがたくさん。中には高級ブランドのクルマを1日1万円以下でシェアしてくれるオーナーさんも。マイカーを持たなくても運転してみたいクルマや、シーンに合ったクルマを気軽に利用できるのがカーシェアの醍醐味です。

 

しかし、数あるクルマの中から自分にぴったりな一台を選ぶのは大変。さらにわがままを言えば、クルマを所持しない勢でも比較的運転しやすいクルマを選びたいところです。スポーツカーは“憧れのクルマ”のひとつとしてよくあがりますが、どれも運転が難しそうなイメージがありますよね。

 

そこで今回は「アウトドアに行くか」「いい走りを体感してみたいか」などの質問に「Yes/No」を選ぶだけで理想のクルマに辿り着く、“カーシェア初心者のためのクルマチャート図”をつくってみました。

 

クルマ選びに困ったらプロにお任せ!

チャート図を監修してくれたのは、モータージャーナリストの工藤貴宏さんです。日本自動車ジャーナリスト協会に所属しながら、日本カー・オブ・ザ・イヤーの選考委員も務める、フリーの自動車ライター。モットーは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」。まさにクルマを所持しない側の視点にも寄り添ってくれそうな頼もしい助っ人です。

<チャート図づくりに協力してくれたモータージャーナリスト・工藤貴宏さん>

" id="yui_3_17_2_1_1576892317411_85" style="box-sizing: inherit; line-height: 0; text-align: center; position: relative; overflow: hidden; padding-bottom: 484.469px;"><チャート図づくりに協力してくれたモータージャーナリスト・工藤貴宏さん>

<チャート図づくりに協力してくれたモータージャーナリスト・工藤貴宏さん>

クルマの免許はあるものの、マイカーではなく年に数回レンタカーや実家のクルマを運転するくらい、という方も多くいらっしゃいますよね。

 

「人生初のオープンカーに乗るならどれでしょうか……!」

「できればスポーツカーにも挑戦してみたいです」

「大人数かつ荷物が多いときにおすすめのクルマは!?」

「デートで外さないようなクルマをぜひ!」

「デートを断られて一人遠くへドライブしたいときのオススメも……」

 

など、様々なシーンを想定して工藤さんに要望をお伝えしますが、「じゃあこれですね」「これとかどうですか?」と適した車種をひょいひょいピックアップしてくれました。菩薩……。

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そして、できあがったのがこちら!

 

「Yes」「No」で理想のクルマにたどり着く“クルマチャート図”

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デートや大人数ドライブはもちろん、お一人様ドライブにも対応した盤石なフローチャートが完成。

しかし、なぜ「乗る人数」から始まるチャート図になったのか。「クルマを選ぶ際に一番優先すべきポイントは『クルマのサイズ』」と工藤さん。

例えば「とにかく見た目がかっこよくて走りもすごいから」とスポーツカーを選んだところで、ドライブで居合わせた人数が乗るには窮屈、キャンプなのに荷物が載せられないとなっては元も子もありません。どんな運転シーンだろうと、行き着く壁がクルマのサイズなのです。

まずは何人が乗り、どれだけの荷物を載せるのか次第でクルマのタイプを決定。そこからどんなデザインや性能がいいのか後付で選ぶのが、もっとも効率のいいクルマ選びだとのことでした。ただし今回、乗車人数2人以下に関しては、あえて荷物よりも運転シーンに特化したチャートにしています。

 

それでは、チャート図で辿り着く16車種の特長について、図の左から順に紹介します!

 

<16車種のカンタン解説>

1.三菱 デリカD:5

(5人以上で乗る◯→荷物をいっぱい積む◯→山や雪道を走る◯)
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工藤: 荷物をたくさん積める上に、車高が高くて山道や雪上も走れる、大人数でアウトドアに行くなら最適なクルマです。4WD(四輪全てが駆動輪となる)システムでは、路面と走行条件に応じて幅広く対応できる4WDオートモード、前輪のみ駆動する経済性優先の2WDモード、悪路でより力強い4WD走行が可能なロックモードの3つを手元で自在に切り替え可能。さらにはディーゼルエンジンタイプだと燃料代を安く済ませられます。

2.トヨタ アルファード

(5人以上で乗る◯→荷物をいっぱい積む◯→山や雪道を走る×)
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工藤: トヨタから2002年に登場した最上級ミニバンです。魅力はなんといっても車内が広くて快適なところ、そして内装の豪華さです。高級セダンに負けないクッション性あるシートに、木目調のインテリア。さらにサスペンションの利いた快適な乗り心地に、高い静粛性、乗降性と、街中でくつろいだドライブが楽しめます。

3.メルセデス・ベンツ Gクラス

(5人以上で乗る◯→荷物をいっぱい積む×→派手やかさがほしい◯)
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工藤: 軍用車両をルーツに持つ、頑丈で強靭な車体の四輪駆動車です。アウトドア向きな走行性能に加え、クラシックなデザインと最新技術の融合も魅力的。1979年に発売されて以来受け継がれてきたビジュアルはまるで生きた化石のようで、ドライブ中に一躍注目されること間違いなしです。チャート図では「荷物をいっぱい積む×」とはしていますが、荷室はデリカやアルファードに比べて劣ってはいるものの決して狭いわけではないのであしからず。

4.ホンダ フリード

(5人以上で乗る◯→荷物をいっぱい積む×→派手やかさがほしい×)
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工藤: 3列シートで人が多く乗れるけれども車体は小さめ、といういいとこ取りなコンパクトミニバン。狭い道でも運転しやすい一方、天井が高くて乗降しやすく、実用性に長けたちょうどいい車になっています。見た目もスマート。燃費もよく、長距離ドライブでも財布に優しいです。

5.トヨタ ランドクルーザープラド

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む◯→アウトドアに行く◯)
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工藤: 人気の高いオフローダー。伝統のラダーフレーム構造により優れた耐久性をもちます。トヨタの頂点に立つSUVだけあって、大きな車体、先進技術、そして快適な乗り味も魅力的です。

6.BMW 3シリーズツーリング

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む◯→アウトドアに行く×→外車に乗ってみる◯)
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工藤: BMWの定番セダン「3シリーズ」のステーションワゴン(※)タイプです。荷室の広さに加え、運転時の爽快感をメーカー自らアピールするほどの、胸のすくような気持ちよい走りに定評があります。

※ステーションワゴン:セダンの車体後方を拡張し、後ろ側にもドアを設け、荷物を積み込めるようにした乗用車。

7.スバル レヴォーグ

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む◯→アウトドアに行く×→外車に乗ってみる×)
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工藤: ステーションワゴンの中では珍しい国産タイプ。荷室が広くていっぱい載せられる上に、爽快感ある走りが堪能できます。

8.ホンダ N-BOX

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む×→見た目よりも小回り◯)
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工藤: 2011年にホンダが新たな軽自動車路線として世に送り出した超ハイトワゴン。車体は小さいのに車内は4人ゆったり座れるという、小回りと快適性を兼ねそろえています。走りの安定性も軽自動車とは思えないほど抜群です。

9.日産 スカイライン

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む×→見た目よりも小回り×→走り心地が大事◯)
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工藤ゆとりあるパワーに、ハンドルを切る感覚が気持ちいいセダン。室内の上質感も高く、心地よいドライブが楽しめます。

10.ジープ ラングラー

(3人以上5人未満→荷物をいっぱい積む×→見た目よりも小回り×→走り心地が大事×)
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工藤: 第二次世界大戦中の米陸軍用車両に端を発するジープにしか出せない、ワイルドな世界観に心をくすぐられます。まずは何より見た目のインパクト、という人はこれ。「走り心地が大事」→×というルートに置いてしまいましたが、アウトドアシーンにおける走行性能も素晴らしいです。

11.ホンダ S660

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ◯)
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工藤: 2人乗り用の軽自動車スポーツカー。軽さがもたらす爽快な走りに加え、車体も小さく取り回しが良いです。助手席に荷物をおいて、運転する楽しさを一人でとことん追求できます。屋根を外してオープンにすることも可能。

12.ミニ

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ×→デートを満喫したい◯)
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工藤: デートで外さない一台といえばミニ。おしゃれな外観だけでなく、広すぎず狭すぎずの適度な密室感がうってつけです。大きな丸い計器が並んだインテリアデザインもドライブを楽しいものにしてくれます。

13.マツダ ロードスター

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ×→デートを満喫したい×→スポーツカーに挑戦◯→一度はオープンカー◯)

工藤: 運転しやすい2人乗りオープンカー。大きすぎない手頃なサイズ感に、気持ちいい走りを楽しめます。後輪駆動なのでハンドリングが軽快

14.トヨタ 86

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ×→デートを満喫したい×→スポーツカーに挑戦◯→一度はオープンカー×)
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工藤: 本格的なスポーツカーであると同時に、性能に気難しさがなく入門者向け。こちらも後輪駆動で、アクセルを踏み込みながら曲がっていく心地よさを味わえます。いかにもスポーツカーという格好もたまりません。

15.スズキ ジムニー

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ×→デートを満喫したい×→スポーツカーに挑戦×→やっぱり国産車◯)

工藤: 日本の誇るコンパクト四輪駆動車。サイズは小さいものの、搭載する四輪駆動技術は本格派でファンが多いです。視界が広く、車体形状も四角いため四隅の感覚もつかみやすく、非常に運転しやすいクルマになっています。

16.フォルクスワーゲン ゴルフ

(3人以上で乗る×→ひとりでドライブ×→デートを満喫したい×→スポーツカーに挑戦×→やっぱり国産車×)

工藤: 欧州でもっとも売れている車種です。世界中の小型車の「お手本」と言われるほど完成度の高い走行感覚が自慢の一台。小さいにもかかわらず高速道路でも高い直進安定性を見せてくれます。


Anycaでどの一台に乗ろうか悩んでいたみなさん、いかがでしょうか。千里の道も一歩から、カーシェアライフも初めての一台から。チャート図で辿り着いた車種をシェアしてくれるオーナーが近くのエリアに住んでいるか、まずは探してみましょう。

 

(取材・文:黒木貴啓/ノオト、取材協力:工藤貴宏、図解:藤田倫央)