「最小のMモデル」であるM2クーペの受注が始まりました!
370PS・47.4kgmものパワーを発生する直6・3リッターMツインパワー・ターボエンジンをコンパクトなボディに搭載し、第一級の性能と迫力のあるスタイリングを実現しています。
コストパフォーマンスに優れる770万円という価格も魅力的です!
ベースとなった2シリーズクーペと比べ、トレッドはフロント70mm・リア65mmも拡幅されています。
大きく張り出したフェンダーには鍛造19インチMアロイホイールが収まり、見た目の迫力も走行性能も大きくアップしています。
326PSで1550kg、0-100km/h加速が4.8秒のM235i(627万円)に対し、
370PSで1580kg、0-100km/h加速が4.3秒のM2は加速性能も大きく上回ります。
M2と2シリーズクーペ(M235i)の違いが分かりやすい比較GIFアニメーションも見つけました。
※クリックすると拡大されます。
ベースモデルからこれほどトレッドを拡幅して別モデルが創り出されるのは、他メーカーではまれだと思いますが・・・。
BMWではいくつか前例があります。
BMWでは、2代目3シリーズ(E30型)をベースにした初代M3や、
135i(1シリーズクーペ)をベースにした1シリーズ Mクーペ(日本未発売)も、大きくトレッドを広げられていました。
初代M3は、モータースポーツ(ツーリングカーレース)に出場するベース車として足回りが専用設計されていました。
一方1シリーズMクーペは、先代M3(E90型)の前後の足回りを1シリーズの車体に載せることで、走行性能とコストパフォーマンスの高さを実現していました。
(目的は違えど、そのワイドなトレッドは過激なスタイリングを生み、印象の強さに結びついています。)
同様に、新型M2は、現行M3(F80型)の足回りを流用しているようです!
BMW M Power(公式ページ)の新型M2の解説では、
"With the lightweight aluminium front and rear axles from the BMW M3/M4 models,"
(M3/M4からの軽量なアルミ製のフロント&リア車軸を備える)との記述があります。
この文章からは「部品まで共有している」のかどうかは分かりませんが、少なくとも「M3/M4の技術を流用している」ことは間違いなさそうです。
スタイリングが伸びやかでGT的な要素もあるM4に対し、
コンパクトに引き締まったM2は独特な迫力があります。
431PSで1640kg、0-100km/h加速が4.1秒のM4(1126万円)に対し、
370PSで1580kg、0-100km/h加速が4.3秒のM2は加速性能でも拮抗しています。
どちらも魅力的ですが、M2の770万円という価格はやはりバーゲンプライスだと思います!
M2は現在開催中のデトロイトショーにてワールドプレミアとなりましたが、
そのアメリカでも際立ったコストパフォーマンスが話題となっているようです。
CARSCOOPSというサイトでは、同価格帯のスポーツカーでの人気投票が行われていますが、M2が他車を引き離しての1位となっています!
日本でのご納車は5月以降の予定ですので、実車を見られる日はまだ少し先になりそうですが・・・。
日本への割り当てに対し、ご注文が上回ることが十二分に予想されます。
ご興味をお持ちのお客様は、ぜひお早めにセールス・スタッフまでお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。 G.Sekido