【サポカー補助金】という制度をご存知でしょうか・・・?
【自動ブレーキなどの先進安全技術を活用した一定の運転支援機能を備えた車「サポカー」(セーフティ・サポートカー)。
65歳以上のドライバー交通事故防止対策の一環として、対歩行者衝突被害軽減ブレーキ機能を搭載した自動車の購入に補助金が交付されます。】
という制度なのですが、それについて詳しくご説明する前に・・・
高齢ドライバーが起こした交通事故が、近年よく報道されています。
「またも、痛ましい事故が起きました...」というような報じ方もされ、
高齢者による事故が増えているような印象も受けます。
ですが、実際に高齢ドライバーによる事故は増加しているのでしょうか?
警察庁が公開している
資料から、ここ10年の傾向を分析してみました。
死亡事故件数は、ここ10年はこのような傾向にあります。
原付以上の運転者(第1当事者、つまり事故に関った人の中で最も過失が重い人)の
年齢層別死亡事故件数の推移です。
比較的事故を起こしやすいとされる若年層(16~24歳)と、高齢者(65・70・75・80歳以上)を示しました。
※ 65歳以上とは、65~69歳ではなく65歳以上全ての年齢を含みます。他も同様です。
高齢者は「ほぼ横ばい」で、「近年増加している」ということは無いようです。
その一方で、若年層(グラフの水色の線)は10年間でほぼ半減しています。
(ちなみに全年齢だと、4,444件から2,780件へと10年間で約4割減少しています)
つまり
「高齢者の事故数は増えてはいないものの、事故に占める割合は高まっている」という状況です。
ただし少子高齢化から、若年層は減少し高齢者は増加しているので、その影響もあると思われます。
今度は「
免許保有者10万人当たりの死亡事故件数」の推移です。「事故率」と言い換えても良いかもしれません。
同一年度内で比較すると、65歳以上<70歳以上<75歳以上<80歳以上になっており、やはり高年齢になるに従って事故率が高くなることが表れています。
つまり
「加齢による危険性の増加は否めない」ようです。
その一方で、
年齢を問わず、年々事故率が減少していることも分かります。
減り具合を比較するために、10年前(2010年)の死亡事故件数を100とした場合の推移も作成してみました。
年齢を問わず同じようなペースで下降し、10年で約4割も減少しているようです!!
運転技能が時代と共に変化した(向上した)とは考えにくいので・・・
この変化の主な理由は、自動車の安全性能の向上だと考えられます。
※ 飲酒運転に関する取り組み強化(2007年の厳罰化等)は、このグラフより少し前の年代です。
アクティブセーフティ(能動的安全性:衝突被害軽減ブレーキ・車線逸脱制御装置等)も、パッシブセーフティ(受動的安全性:衝突安全ボディ・歩行者傷害低減ボディ等)も、年々着実に進化しています。
「新しい車ほど、より安全」だと、全てのメーカーの車について言えると思います。
3つのグラフからの考察を合わせると、
「高齢になるほど危険性は増加するものの、年齢を問わず最新装備によって補うことができる」と、結論付けても良いのではないでしょうか。
「運転免許証の返納」も高齢者による事故を防ぐ手段の一つではありますが、諸事情によりそれができない場合も多々あると思います。
「あと何年乗るか分からないけど、近場しか乗らないから」「なるべく乗らないようにするから」と、消極的な対策をしながら古めの車種を乗り続けて・・・大きな事故になるケースもあるかも知れません。
そんな事態を防ぐためにも、ご高齢ドライバーの方にこそ積極的に最新モデルに乗って頂くことをお勧めいたします!
(もちろん老若男女を問わず全ての方に、より安全な最新モデルはお勧めです)
BMWの最新モデルは、ほどんどの車種がサポカー補助金(6万円)の対象です!
※ サポカー補助金は、令和元年度補正予算に盛り込まれた補助金の予算が無くなり次第、募集終了となります。
先進の安全性能を備えたBMWの豊富なサポカーラインアップから、ぜひお気に入りの一台をお選びください。
お問い合わせをお待ちしております。
G.Sekido