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皆様こんにちは🎀
 
今週のブログ担当は、花粉症のS.Shibataが担当いたします!
よろしくお願いいたします🙌
 
有病率が約4割とも推定されている花粉症、私もその一人です🤧
 
昨年は鼻炎症状が悪化し、窓を開けてのドライブが辛かった為、今年から初期療法を始めました。
鼻炎症状が悪化する前に効果が発揮される為、早めの対策は病院も推奨しているそうです💡
今年の春は、思いっきりドライブを楽しめそうで今から楽しみです!😆
 
 
さて、話は変わり、今回はいつもと少し趣向を変えた記事をお届け致します。
 
その名も!『サン・モトーレン ボディカラーランキング』です!!(パチパチ👏👏)
 

bmwcolorranking.jpg
 
こちらのランキングは、弊社にて2024年にお買い上げいただいた新車のデータを集計して作成いたしました。
 
ボディカラーは、お車の印象が変わる重要な部分ですよね。
カラーをお選びになる際、慎重に選ばれた方も多いのではないでしょうか。
 
こちらのデータが、今後お車をお選びいただくうえでご参考になれば幸いです。
 
 
それでは、早速見ていきましょう!💁‍♀️
 
 
 
第1位 白 (46%)
 
定番カラーの白系が堂々の1位!
なんと、白系を選ばれているお客様は約50%いらっしゃいました!😲😲
 
BMWには、モデルによってお選びいただけるボディカラーは様々ですが、その中でもやはり白系は圧倒的な人気を誇っています。

白は主に2種類で、「アルピン・ホワイト」と「ミネラル・ホワイト」がございます。
 
IMG_1571-2.jpg IMG_1571-3-3.jpg
< X3 20d xDrive M Sport >
 
アルピン・ホワイトは綺麗な純白がどの車種にも合う為、大変人気です。
白系の中でも約60%のお客様がアルピン・ホワイトを選ばれています。


 
IMG_1570-2-2.jpg IMG_1570-3-2.jpg
< iX xDrive50 >
  
一方、ミネラル・ホワイトはメタリックの為、光に当たるとパールのように輝きます⚪✨
 
こちらのカラーは、約15年前に先々代7シリーズ(F01型)の専用色として登場しました。

今ではほぼ全ての車種で選択できるようになり、パール・ホワイトやメタリック・ホワイトの需要も高まっているのではないかと思います。

(実は14年前の当ブログ記事にて、パール・ホワイトの需要の高まりを予想していました!)
 

 
第2位 黒 (25%)
 
2位は、こちらも大人気の黒系。
シックで引き締まって見える黒系は、BMWのスポーティーなボディーラインと相性抜群!
 
IMG_1547-2.jpg IMG_1557.jpg
< X3 20d xDrive M Sport >
 
BMWの黒といえば、ブラック・サファイア。
上品な色で、こちらも光に当たるとキラキラ輝きます⚫
 
高級感、重厚感があり、流行の影響を受けにくいカラーの為、多くのお客様に選ばれているのではないかと思います。
メタリック系のカラーは、光の当たり方によって輝く部分が変わり、見え方も変わってきます。
ぜひ近くで見ていただきたいカラーです!!
 
 
 
第3位 グレー (14%)
 
 
3位はグレー系。落ち着いた印象を与えるグレー系は、私も大好きな色です!
 
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< M440i xDrive グラン クーペ >
  
グレー系の中でも、特に M ブルックリン・グレー は約50%以上のお客様に選ばれております。
 
人気の一因として、昨年9月のブログにてY.Haradaがお伝えした、近年のアースカラー流行の影響があるかもしれません。

なお、グレー系での2番人気は ドラバイト・グレー でした。
 
傷や汚れが目立ちにくく、お手入れがしやすい等のメリットがあり、シンプルで洗練されたイメージを与えるグレー系は、今後も人気が上がりそうです♪
 
 
 
第4位 青 (8%)
 
トップ3の無彩色から一転して、青系が4位にランクインしました!!
青系は種類が多く、選ばれた色は様々でしたが、その中でも ポルティマオ・ブルー が最も多く選ばれていました🔵
 
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< 120 M Sport >

とっても綺麗なカラーです😳
 
現在ショールームで展示している120 M Sportもポルティマオ・ブルーですが、ひときわ目を引きます。
ご来店されるお客様からお褒めいただくことも多いことからも、その人気ぶりがうかがえます👀
 
なお、青系での2番人気は タンザナイト・ブルー でした。
 
 
そして、第5位以降はこのような結果になりました!
 
 
 
第6位 赤 (2%)
サンフランシスコ・レッド
 
第7位 紫 (1%)
サンダー・ナイト
  
その他 (3%)
ユタ・オレンジストーム・ベイ

というランキングになりました。
  

トップ2の白・黒系で、なんと7割強を占めているという結果でした。



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ちなみに白と黒は古今東西で選ばれ続けているカラーで、ご来店いただくお客様の中には、既にカラーを決められている方もいらっしゃいます。
世代を問わず、愛されてきたボディカラーだということが分かるランキングでした😊
  
 
そして、個人的にグレー系を選ばれているお客様が多くいらっしゃったことが印象的でした。

人気急上昇中のグレー系は、今後も目が離せません!

BMWは多彩なボディカラーを取り揃え、BMW Individualでは150色もの豊富なボディ・カラーをお選びいただけます。

次のお車には「今までに選んでこなかった色をあえて選ぶ」という選択も、素敵だと思います。
 

 
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ショールームにご来店の際は、ぜひボディカラーにも注目してご覧ください!



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なお、弊社のInstagramでは、リニューアルされた新車ショールームでの展示車の入れ替えの様子を動画でご紹介しています。
ぜひこちらもご覧ください!
 
最後までお読みいただきありがとうございます。
 
今週末も皆様のご来店をお待ちしております!
 





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今週のブログは、Y.Haradaが担当致します。
ここ最近急激に寒くなってきました。
今年も残すところ約2週間ですが、その実感が湧きません。
インフルエンザもかなり流行ってきていますので、皆様もお身体にお気をつけください。


日没が早くなってきたこともあり、BMWの「アイコニック・グロー」(Iconic Glow:象徴的な輝き)を見る機会も増えてきました。
 
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「アイコニック・グロー」とは、先進の光ファイバー技術を用いてキドニー・グリルを光で浮かび上がらせる装備です。

その輝きは、停車時に加え走行時にもダイナミックなキドニー・グリルの輪郭を強調し、暗闇でも見紛うことなき存在感を放ちます。

グリルの形状がモデルによって異なることから、その輝きでモデルを見分けることもできます。

ちなみに上の画像の2台は、どのモデルかお分かりになりますでしょうか?














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7シリーズと5シリーズです!

グリルのシルエットにも両車のキャラクターの違い(プレミアム性とスポーティー性)が表れています。

暗闇でもモデル毎の個性が際立つ、素敵な装備だと思います。




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ちなみに、初期型のアイコニック・グロー(8シリーズやX6に採用)は、グリルのフィンの間を上から間接照明的に照らす構造になっていました。

このタイプも雰囲気があって素敵でしたが、BEVモデル等で表面がフラットでフィンの無いグリルが増えてきたこともあり、「縁取りを光らせる方式」に変更したのかもしれません。


それでは、この2台はどのモデルかお分かりになりますでしょうか・・・?

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上の車は左右のグリルが独立しており、比較的横長です。

下の車は左右の端が尖っていることや、中央が空白になっていることが特徴です。














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クーペSUVの最大モデルと最小モデル、XMとX2です!

ちなみに私は現在X2を所有しておりまして、そのデザインはお客様や友人からの評価もかなり高いです。

昼間は圧倒的な存在感のキドニーグリルで一目でBMWと分かります。

夜間はライトアップされたキドニーグリルによって、とても存在感があります。
車外から見るとアイコニック・グローと室内のアンビエントライトが相まって、とても印象的です。

※ アイコニック・グローはON / OFFの切り替え操作が可能です。
 


そして新車ショールームには、アイコニック・グローを備えた新しい車が登場しました!

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※ 画像は加工して少し暗くしています

グリルは少し縦長で、左右が独立しています。

ヘッドライトの中の光り方(デイライト)も特徴がありますね。

このモデルは何か、お分かりになりますでしょうか...?














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ショールームに初登場した、新型X3です!

展示車は、X3 20d xDrive M Sport(アルピン・ホワイト)です。

ソリッド感が増した外観は、新しい輝きに満ちています。



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アンビエントライトの光り方も、さらに立体的&躍動的になり、新しい華やかさがあります。



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年の瀬に向けて、ぜひ最新BMWの輝きをご覧にお越しください。

ご来店をお待ちしております。





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今回のブログ担当は G.Sekido です。

BMWのチーフデザイナーを務めるドマゴイ・デュケック(Domagoj Dukec)氏が、個人名でのInstagramアカウントにて興味深い画像を掲載しています。

(デュケック氏を含む歴代チーフデザイナーについては、以前のブログでもご紹介していますのでぜひご覧ください)


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そのアカウントでの " FOR YOUR EYES ONLY " (こっそりお見せします)と掲げるシリーズでは、とても興味深い過去の未公開(?)画像が公開されていますが、先日はこのような投稿がありました。

1990年に登場した初代8シリーズ(E31型)のコンセプトスケッチと、開発経緯についての解説です!

そこで今回のブログは、BMWの歴代の「8」が駆け抜けた軌跡についても、併せてご紹介しようと思います。



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「1984年、BMWはE31という名の新しい開発プロジェクトを立ち上げた。
5人のデザイナーが、新しいラグジュアリー・スポーツ・クーペの個人的なビジョンを競い合ったのである。
最終的に、後にBMW 8シリーズとなるクラウス・カピッツァのデザインがトップに輝いた。」

名車6シリーズの後継となる新時代の大型クーペである8シリーズの為に、BMWは約6年もの構想~開発期間をかけたようです。

当初はリトラクタブルライトだけでなく、固定ヘッドライトも構想に上がっていたことが伺えます。
 
 
 
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「この時点から、チームは最初のプロトタイプが製作されるまでの2年間、あらゆるカーブとラインを完璧なものにするために費やした。
1989年9月、BMWスポーツ・クーペはついにフランクフルト・モーターショーで発表された。1990年2月に最初の車両がディンゴルフィング工場を出発する頃には、3年待ちの状態であった。
 
それから数十年が経った今も、BMW 8シリーズの大胆で洗練されたスタイルは、相変わらず人々を魅了し続けている。」

確かに、現代の視点から見ても伸びやかなスタイリングは魅力的です。

ノーズの薄さやセンターピラーを廃したデザインは、この時代ならではの個性と言えるかもしれません。



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BMWの大型クーペの系譜を受け継ぐ初代8シリーズは、12気筒エンジンの搭載やBMWの量産車として初めてマルチリンクリアサスペンションを採用するなど設計面でも意欲的で、1999年まで販売が続けられました。(総生産台数は約3万台でした。)



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2000~2003年に販売されたZ8も、BMWとして最も大きい数字である「8」の数字を名乗るモデルです。

クラシカルで流麗な内外装デザインながら、軽量なオールアルミニウムボディにM謹製V8エンジン&6MTを備え、実はずば抜けた走行性能&硬派な要素を持っていました。



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その尖った商品性もあって生産台数は5703台と比較的少数に留まりましたが、今も熱狂的なファンが多く、高値で売買されています。

やはり「8」はBMWの頂点の証です。



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そして2018年には、2代目8シリーズが発売になりました。

フラッグシップ・ラグジュアリークーペの約19年ぶりの復活です。



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なお、初代と2代目の登場時期には30年近くもの違いがありますが、実はボディサイズにはそれほど大きな差はありません。
(全長・全幅・全高は1~3%程しか大きくなっていません)

初代8シリーズが、時代を超越した贅沢な造りであったことが表れています。



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翌2019年には8シリーズ カブリオレが発売になりました。

カーボン・コア構造センタートンネルに採用していることもあり、オープンボディながら高いボディ剛性が感じられました。



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同年には8シリーズ グラン クーペも追加になりました。

流麗なスタイリングに、7シリーズセダン並みのニースペースを持つ後席を備えた4ドアクーペです。

美しさと多用途性を兼ね備えた最上級クーペというジャンルを開拓しました。



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さらに今年5月には、現行(2代目)8シリーズをベースとした「BMW コンセプト スカイトップ」が発表されました。

とても流麗な内外装に取り外し式のルーフを備えた、オープン2シーターのコンセプトカーです。

(その発表会場となった世界で最も格式が高い自動車コンクールイベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」については、当ブログの過去記事でもご紹介したことがございます)



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そのルーフは左右2分割かつ軽量で、トランクの床下にきっちり収まるように作られています。

ルーフの表側にもレザーが貼られていることやトランクにかけてグラデーション塗装が施されていること、ドアノブが小さなつまみ状になっているのも個性的です。


その後、この何から何まで特別な仕立ての車が、世界50台限定で発売されることが公式発表されました!

すでに全ての車両が予約済みとのことで、価格は非公開ですが1億円超とも噂されています...。




そして先日、BMWの「8」にとって節目となるモデルの発表がありました。

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BMW M850i xDRIVE THE FINAL EDITION

 果敢なる熱情と、至上の美学の融合。自信と気品に満ちたエクスクルーシブ・スポーツ、BMW 8シリーズは2024年、生産終了を迎えます。ラストを飾る特別仕様車として、BMW M850i xDriveに『The Final Edition』を設定いたします。専用インテリア・バッジが装着され、特別装備によって通常モデルからさらに快適性とスポーティネスを磨き上げた、THE 8の到達点とも言える一台。至高を手にする、最後の機会です。



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~ 誇り高きMの遺伝子を、至高のエクスクルーシビティが極点へと導く。Mの頂点に君臨するBMW M8が、2024年をもって生産を終了いたします。そのラストを飾る限定車として、国内限定8台の『The Final Edition - 1 of 8』を設定いたします。通常モデルにはない専用のインテリア・バッジやホイールに加え、鍛え抜かれたパフォーマンスをさらに強化し、快適性を向上させる数々の特別装備を設定。この稀少な一台が、あなたをかつてない次元へと誘います。 ~


クーペ・カブリオレ・グランクーペおよびM8の特別仕様車が各8台限定で発売されることと併せて、8シリーズの生産が終了することとが発表されました...!


 
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BMWの最上級クーペを手に入れられるチャンスも、残りわずかになりました。

(個人的には、いつの日か復活することを願っています)

ぜひ至高のナンバー「8」を、人生に刻んで下さい!

お問い合わせをお待ちしております。





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今週のブログ担当は G.Sekido です。

ご縁がありまして、永島 譲二氏(元BMWデザイナー)が描かれた水彩画(3.0CSL および Z3)をお譲りいただきました!

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その上、永島氏にお会いする機会にも恵まれ、色々なお話を伺いました!

そこに至るまでの経緯をご説明しますと・・・


 
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名古屋市名東区にある「自動車好きの心をつかむギャラリー」・アウト ガレリア ルーチェ さんでは、
3/23(土)~6/30(日)の期間、永島 譲二氏の水彩画展「アニマ・イタリアーナ」が開催されています。



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なお、永島氏に関しては、当ブログの過去記事
【 3シリーズのデザインに込められた日本人の心 】
【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん・後編 】等にてご紹介したこともございます。

「BMWドイツ本社唯一の日本人デザイナー」として、4代目5シリーズ(E39型)・Z3ロードスター(E36/7型)・先々代3シリーズ(E90型)・先代3シリーズGT(F34型)・現行3シリーズ(G20型)などを手掛けられ、繊細かつ流麗な作品を生み出されました。
 
(BMWを退社されてからも、そのお膝元のドイツ・ミュンヘンにお住まいです。)
 


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ちなみに2019年に発行された「カーデザイナー 永島譲二」には、「CAR GRAPHIC」誌で2007年1月号から続く長期連載「駄車・名車・古車 デザイナー的見解」のために描かれた水彩画に加え、新たに描き下ろされた作品も含め、全68点をオールカラーで収録されています。

(それらの水彩画は、弊社近くの名古屋芸術大学にてイラスト展「ヨーロッパ自動車人生活」として公開されたこともあります)


その表紙および見開きページには、永島氏がデザインされたZ3が掲載されています。



そして先日、アウト ガレリア ルーチェさんの水彩画展を見に訪れた際に、この作品の所在について尋ねてみたところ...。
 
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永島氏の水彩画の代表作とも言えるこの作品(Z3)を、譲って頂けることになったのです!

何しろ永島氏がデザインしたZ3を、永島氏ご自身が描かれた水彩画なので、非常に高い価値があると思います。


そして後日になり、さらに永島氏にとって歴代のBMWで最も好きなデザイン」である3.0CSL(E9シリーズ)の水彩画も譲って頂くことになりました。

その作品の受け渡しの際に、ミュンヘンから一時帰国された永島氏とお会いしたという流れです!



その際に永島氏からは、(昨年秋のイベントでの質疑応答に続いて)色々なお話を伺いました。

最も尊敬するデザイナー高く評価する現代のデザイナー、BMWにおけるデザイナーの仕事の運び方、昨今の世界のデザイン事情など...。



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先日のブログ 【 BMWチーフデザイナーによる、舞台裏の披露 】でもご紹介した、現BMWチーフデザイナーのドマゴイ・デュケック氏がインスタグラムにて公開されている「Z3のコンセプトカーのモックアップ車両」と思われる写真についてもお聞きしたところ・・・

なんと驚くことにこのモックアップ車両は開発途中のコンセプトではなく、「市販車が完成した後に(そのコンセプトをより強調するために)作られたもの」であり、今もミュンヘンのBMW MUSEUMのバックヤードで保存されているはずです、とのことでした。

「縦長のキドニーグリルをやってみたかった」とも仰られていて、このモックアップ車両にはそれが反映されています。


そういった意外な舞台裏や、デザインに関するちょっとここには書けないようなお話も伺いました。

私にとって、この上なく贅沢な時間でした。



なお、同会場にて展示 / 保管している作品は、基本的に購入可能とのことです。
展示作品はイタリア車が中心ですが、それ以外の国の車(BMWを含みます)の作品も保管されているとのことです。
(詳しくはスタッフの方にお尋ねください)



この素晴らしい作品を、ぜひお客様にもご覧頂きたいと思い、弊社にて期間限定で展示いたします! 

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新車ショールームの商談室には、Z3の水彩画を展示致しました!


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BMW Premium Selection 一宮(認定中古車センター)には、3.0CSLの水彩画を展示致しました!



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ぜひこの機会に、「BMWドイツ本社唯一の日本人デザイナー」が描いた美しく貴重な原画をご覧にお越しください!

ご来店をお待ちしております。





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今週のブログ担当はG.Sekidoです。

今回は、BMWのここ3代のチーフデザイナーと、デザインの変化についてのお話です。

(チーフデザイナーは、BMW各モデルの外装/内装デザイナーを統括する責任者的な役割です)



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1992~2009年のチーフデザイナーは、アメリカ人のクリス・バングルChristopher Edward Bangle)氏が務めました。

それまでのBMWのデザインは(製品担当重役ヴォルフガング・ライツレ氏の意向もあって?)比較的保守的でしたが、バングル氏は新風をもたらしました。



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その独創的なディテールは当時は賛否両論を巻き起こしましたが、凹面と凸面を組み合わせたデザインは他社にも影響を与えました。

いずれの車も時代を超えた魅力があると思います。



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2009~2019年は、オランダ人のエイドリアン・ファン・ホーイドンクAdrian van Hooydonk)氏がその座につきました
(前任のバングル氏はBMWを退社し、自動車デザインからは一旦距離を置きました)



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当ブログの過去記事でもご紹介しましたが、3シリーズ(2012年)→4(2013年)→2(2014年)→1(2015年)→7(2015年)→5シリーズ(2017年)という順番で発表されたモデルラインナップにおいて、フロントフェイスに連続性(上級モデルほどヘッドライトとグリルが横に伸び、太く繋がっていく)が見られました。

そのことからも、「統制の取れたブランドイメージの確立」を重視していたように思えます。

ラインナップに前輪駆動プラットフォームが加わった時代だということもあり、その必要性があったのかもしれません。



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2019年にチーフデザイナーに就任したのは、クロアチア系ドイツ人のドマゴイ・デュケックDomagoj Dukec)氏です。
(前任のファン・ホーイドンク氏は、デザイン担当上級副社長に就任しました)



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デュケック氏は、約2年前に個人名でのInstagramアカウントを開設し、独自に情報を発信しています。



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そのアカウントでのこの投稿(近年のモデルのスケッチ集)には、現行ラインナップのデザインの傾向が良く表れています。

エッジが立った比較的シンプルな面と直線の組み合わせによって、力強さを表現している様に思えます。


ちなみにデュケック氏が影響を受けた人は、ファッションデザイナーのカール・ラガーフェルド氏とのことです。

ラガーフェルド氏は「伝統は、細心の注意をもって扱う必要がある。なぜなら、それは自分らしさを殺しかねない。リスペクトは、決してクリエイティブではない。」とも語っていますが、そこにデュケック氏のポリシーも垣間見える気もします。



そして同アカウントでは、BMWのデザインの歴史の舞台裏の一部も公開されていて、とても興味深いです。

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そのうちの FOR YOUR EYES ONLY (SWIPE TO REVEAL) シリーズは、主に過去の(未公開の?)コンセプトスケッチ等が掲載されています。


その中でも、個人的に最も衝撃的だったのが・・・

4代目5シリーズ(E39型)・Z3ロードスター(E36/7型)・先々代3シリーズ(E90型)・先代3シリーズGT(F34型)・現行3シリーズ(G20型)などを手掛けられた永島 譲二氏が描いたZ3のアイディア段階のスケッチです!


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E36型3シリーズに通じるようなカバーで覆った4灯式ヘッドライトや、リトラクタブルヘッドライトのような分割線も見られます。

"NAGASHIMA '91"・"NAGASHIMA '92"というサインと年号も描かれています。

Z3の発売は1996年でしたが、それを遡る数年前には永島氏の中には様々なイメージがあったようです。



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イメージが次第に絞り込まれていく過程が伺えます。

そして実車大のモックアップに至ります!



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「水平基調の丸く滑らかなボディ+横方向に貫くように貼り出したフェンダー」というコンセプトは、市販車にも反映されています。

(アイディア段階でのデザインを踏まえて市販車を見ると、込められた狙いや思いがより鮮明に理解できる気がします。)



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永島氏とお会いして色々なお話を伺い、作品集のZ3のページにサインを頂いた私としても、とても興味深い情報でした!




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デュケック氏のアカウントでは、他にもこういった非常に珍しい写真(1981年・BMW AVT)等、色々な貴重な画像も公開されています。

今回は紹介しきれませんが、またいつか掘り下げたいと思います!






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