今週のブログ担当は
G.Sekido です。
ブログのネタを探していたところ、興味深いサイトを発見しました。

BMWの本国サイトに、
BMW GROUP ARCHIVE というページが開設されました。
「BMW グループ アーカイブでは、会社、ブランド、製品の歴史に関する情報を整備し、会社設立時から 1980 年までのデータにアクセスできるようにしています。最新のデータも徐々に公開されています。これには、たとえば、会社レポート、BMW 工場日誌、写真や映画、イベント、すべての製品に関する多くの情報とその技術データや歴史データが含まれます。写真や映画の検索機能には、メディア ファイルを注文するための追加機能も用意されています。
100 年を超える BMW の歴史を網羅した情報ネットワークをご覧ください。」
と説明されています。
※ 画像や文章の一部は、ブラウザの翻訳機能等を使って和訳しています。

現在のところ、
Miniは68モデル、
Motorradは117モデルが網羅されています!

もちろん、BMW(4輪車)も豊富に収録されています。

戦前のモデルから始まり、328や507といった名車、イセッタを経て...
※画面の最下端にある "LOAD MORE"(英語)または "MEHR LADEN"(ドイツ語)をクリックすると、その続きが表示されます

ノイエ・クラッセ、3、5、6、7、8、Zシリーズ...

Xシリーズ、Mシリーズへと続いています。

そしてそれぞれの車をクリックすると、モデルの概要や、生産時期・排気量・馬力・価格・エンジンタイプ・最高速度が表示されます。

そして「
スペアパーツ」を表示することもできます!
今のところパーツの種類はあまり多くないものの、
部品番号や分解図が表示されるのも素晴らしいと思います。
現在、BMWは計174モデル!が収録されています。
BMWの歴史と進化が俯瞰できるという意味でも、貴重かつ楽しいページです。
そして、BMWの歴史と進化と言えば・・・
BMW GroupのFaceBookページに、このような投稿がありました。
"Pioneering the Future: Gen1 to Gen6! 🔋
With over 50 years of electric mobility expertise, our journey from Gen1 to the revolutionary Gen6 battery technology in Neue Klasse redefines performance."
「未来を切り拓く:第一世代から第六世代へ!
50年以上にわたる電気自動車の専門知識を活かし、当社の第一世代から革命的な第六世代バッテリー技術へと巡る旅は、ノイエ・クラッセに至ってパフォーマンスを再定義します。」
BMWグループのBEVの進化の歴史を表した投稿です。
(それと同時に近年のBMWのデザインの進化、特にデイライトが丸型⇒U型⇒L型⇒くさび型⇒斜線へと変化していることも表れています)
そしてBMWは先日、VISION DRIVING EXPERIENCE(ビジョン・ドライビング・エクスペリエンス)という名のコンセプトカーを発表しました。
次世代ノイエ クラッセ・シリーズの技術を洗練させるために製作されたBEVで、超強力な4つのモーターに、ボディを路面へ押し付ける電動ファンも装備されています。

カーボン製ボディの1台限りの試作車のようで、
最大トルクは1,831kgm(18,000Nm)もあるとのことです!
一般的な自然吸気エンジンなら180L!にも相当します。(18Lではなくて、その10倍ですよ!)
1気筒500ccとして計算すると、360気筒相当ですね...!
文字通り「桁違い」の大トルクであり、それを路面に叩きつけるには電動ファンによる強制的なダウンフォースが必要なのでしょう。
従来の常識を遥かに超越した
「自動車の歴史において空前絶後の性能」を持っていると推測します。
※ なお
とある動画によると、BMWの説明による最大トルク値は「モータートルクに減速ギア比を掛けている可能性があります」とのことで、一般的な自動車の性能に関する表現とは異なるかもしれません。

デザイン的にも、横長のグリルがヘッドライトと一体化した次世代のフロントフェイスや、直線基調の面構成と空間効率に優れたキャビン、フロントガラスの根元に一文字に配されたディスプレイなど、見所がたくさんあります。

この「自動車の歴史において空前絶後の性能」を、スーパーカーやシングルシーターではなく、
BMWの歴史に根差した4ドアセダンの形に盛り込んだことにも、BMWの目指す姿が表れているように思います。
多方向に向けた、
BMWの今後の進化と深化が楽しみです!