こんにちは。BPS一宮のMinouraです。前回のブログの続きです。
(1日目は移動&ホテル宿泊、2日目はミュンヘン市内観光でした。
3日目はまずBMW Weltに行き、BMWの最先端を体感しました。)
そしてその次はBMWミュージアムに行きました。
BMW ミュージアムは、1973年に開館した歴史ある博物館です。
ボウル状の形状や屋上に描かれたBMWマークが特徴的です。
その形状からフォーシリンダー(4気筒)ビルと呼ばれるBMW本社ビルと共に、ミュンヘンの観光名所の一つでもあります。
2008年にリニューアルされ、一気にそれまでの5倍の規模になりました。
歴代の4輪車および2輪車が展示してあり、BMWの歴史の全てを見られます。
F1(ブラバムBT52)は、ネルソン・ピケが乗り年間タイトルを獲得した名車です。
(F1史上初めてターボエンジンを搭載して優勝したという、時代を先駆けた車です)
他にも3.0CSIや、BMWイセッタなどの希少な車も展示されています。
BMW507は、生産台数わずか252台の「幻のロードスター」です。
市販車第1号はエルヴィス・プレスリーが購入したと逸話もあるほどなので、その美しさは当時でも随一だったと思われます。
3シリーズは歴代のモデルに加え、デザイン検討用のクレイ(粘度)モデルも展示されています。
歴代の各モデルのエンブレムが年代別に吊るされているなど、展示内容は幅広く、展示方法も芸術的でした。
画像でしか見たことがなかった数々の名車を実際に見られ、とても面白かったです。
3日目の午後からはBMW Niederlassung Munchen (ニーダーラッセン ミュンヘン)を見学しました。
(全体が収まった写真がなかったので、当ブログの一昨年の記事
ドイツ&イギリス研修旅行のレポートです! の写真を引用しました。)
メーカーが直接運営する、規模も内容もケタ違いのメガ・ディーラーです。
まずは認定中古車センターにお邪魔します。
建物は4階建てでなんと1000台近くの中古車が展示されており、年間で万単位の台数を販売するという巨大な施設です。
(階段の脇の壁はボルダリングができるようになっており、遊び心があります。)
迷ってしまう程多くの車が展示されていますが、ドイツでも白と黒が人気色だそうです。
ドイツではBMWの新車はリースで購入し3年後に買い替えるケースが多いこともあり、並んでいる車はほとんどが新しいモデルです。
走行距離は3年で5~6万kmが多いとのことなので、日本の平均的なペースの倍といった感じでしょうか。
その下取車を徹底的に仕上げてから展示するのですが、点検・整備・磨きの作業エリアも広大です。
フロア毎に展示車種および担当セールスコンサルタントが分かれています。
セールスは100人近くいて、平均で年間150台程、トップセールスの人で250台程販売されるとのことで、それも驚きです。
セールス1人1人に、広い商談スペースがあります。(この綺麗な女性のセールスの方も、販売成績がとても良いそうです)
BMWのフルラインナップが揃っている上に、MINIの展示コーナーもあります。
カフェコーナーもあり、じっくり腰を落ち着けて車選びができそうです。
次に訪れた新車ショールームも桁違いの規模です。
天井は高く、高級感があり、落ち着いた雰囲気です。
こちらもセールス毎に広い商談スペースがあり、大きなモニターも装備されています。
実車に加え、その大きなモニターも使って車の仕様を検討できます。
i やアルピナやアクセサリーの展示コーナーがあり、本格的なカフェもあります。
家族みんなで来ても飽きなさそうなショールームでした。
さすがBMWのおひざ元ミュンヘンだけあり、新車も中古車も圧倒的なスケールと内容の販売拠点でした。
(BMWが描く理想の販売形態というところでしょうか・・?)
4日目は自由行動です。お土産を探しながら街を歩いて観光しました。
色々な大道芸人がいましたが、そのクオリティの高さには驚きました。
トイレを利用する際には、入口に座っている掃除の人にチップ(30~50セント)を払うのがマナーだそうです。(たまたま持ち合せが無かったので1ユーロ置いたらすごく喜んでくれました。)
ミュンヘンは駐車場が少ないためか、多くの道は駐車禁止ではなく、ほとんどの車は路上駐車していました。
帰る途中、地下鉄の方面を間違えて乗ってしまいましたが、英語で道を尋ねたら何とか帰ることが出来ました。
でも英語はあまり通じない印象でした。聞き手より話し手(私)側の問題かもしれませんが・・・(笑)
最終日5日目は、BMWのレンタカーでアウトバーンドライブです。
1台につき3人ずつ乗り、片道190kmほどを交代で運転し目的地に向かいます。
ラインナップは、X6・X3・630d・535d・523d・420dなどがありましたが、私はX3の20d に乗ることになりました。(幸か不幸か、現在の私の愛車とほぼ同じです。)
アウトバーン(ドイツの高速道路)はほぼ無料で走行ができ、場所によって時速80km規制・100km規制・120km規制・規制なしと分かれています。
折角のアウトバーン走行なので、規制なし区間では何キロまで速度が上がるか試してみました。
2LディーゼルエンジンのX3は、時速160km辺りまではスムーズに上がりましたがそこからの伸びが鈍り、時速200kmが最高でした。
一番流れが遅い右車線でも時速120kmほど出ていたので全体的に早く、速度差が大きくないのでそれほど怖さは無かったです。
左ハンドルかつ慣れない右側走行に初めは戸惑いましたが、あらかじめ設定されていたカーナビの誘導で、なんとか目的地ノイシュヴァンシュタイン城まで到着しました。
第4代バイエルン国王ルートヴィヒ2世によって19世紀に建てられた、実は比較的新しいお城です。
(お城の内部は撮影禁止だったので写真はありませんが、とても豪華な内装でした。)
アメリカや香港のディズニーランドのシンデレラ城のモデルになっただけあって、まさにおとぎ話の世界を現実にしたという印象です。
「世界の名城25選」の第1位に選ばれる程の、華やかな外観・豪華な内装・素晴らしい眺めに感動しました。
そしておとぎ話の世界を後にし、有意義な研修旅行の帰途につきました。
研修中に撮影した全ての写真を、WEBアルバムに掲載致しましたので、宜しければこちらもご覧下さい。
ヨーロッパへはなかなか行ける機会がなかったので、今回のドイツ研修旅行はとても貴重な体験になりました。
ドイツのディーラーへ行き実際に商談している光景を見て、日本よりもゆったりしている感じがしました。
日本はどちらかというと商売っ気が強いスタイルが多いですが、ドイツの商談スタイルはよりフレンドリーだと思います。
やはりドイツでも、BMWを所有するということは一つのステータスであり、若い人たちの夢でもあるようです。
その夢をもっと提供できるよう、歴史あるBMWを熟知して今後の販売活動に携わっていきたいと思いました。
以上、長文になりましたが、お付き合い頂き誠にありがとうございました!