先週の台風14号が通り過ぎたら、過ごしやすい気温になってきましたね。
秋めく休日には、大切な方とドライブなどいかがでしょうか。今週の担当はY.Sekidoです。よろしくお願いします。
さて、
私の前回の投稿に引き続き、BMWの環境に対する取り組みについて発信してまいります。
今回はちょっとマニアックですが、塗料についてのお話です。
ドイツ等にあるBMW生産工場では、製造ライン上でボディに塗装処理が施され、そこにパーツを装着していく事で車ができあがっていきます。
基本的にはその塗料のまま長きにわたり愛用していただけるわけですが、不幸にも大事なお車が傷がついてしまったり、事故に遭ってしまうとそうはいきません。修理してきれいな状態に戻してあげる必要があります。
塗料は大きく分けて油性と水性があります。油性塗料は希釈材にシンナーを用いますが、水性塗料は希釈材として水が使われているものの事をいいます。
BMWから供給される純正塗料は、
環境に配慮して2001年から水性が導入されています。
塗料に使われている材料や使用時の汚染物質の少なさもあり、BMW純正塗料は
エコマークの認証を受けています。
製造ラインだけでなく、実際にカーライフを過ごす上でも環境に優しいもの提供する。地球環境への配慮に真摯に向き合っている現れ、ともいえるのではないでしょうか。
さて、では実際に塗装を行う時にどういう事をしているのか。今回はそれについてもご紹介します。
BMW純正のシステムは諸般の事情により残念ながらお見せする事ができないので、今回は一般公開されているR-Mペイント社が提供しているツールを用いて説明していきます。
(R-M社のものは油性塗料ですので、水性塗料とは作業の流れが少し違いますがご了承ください。)
R-M社のColor Explorer Onlineでカラーコードを入力するとメーカー別の該当カラーコード一覧が選択されるので、BMW(Bayerische Motoren Werke GmbH)のものを選びます。今回は300(アルピンホワイトⅢ)を入力してみました。
右下の一覧の中から近いものを選びます。
画面が切り替わると、下に車両の画像が出てきます。使用する箇所にチェックマークを入れると、ここのパーツを塗るなら大体これくらいの量を使いますよ、というのを教えてくれます。
BC020は溶剤のシンナーで、他に茶色・カーボンブラック・黄色・水色・白の5色でできている事がわかります。
さて、塗装の職人さんの技術が生きてくるのはここからです。
一概にアルピンホワイトといっても、工場のロット(同時に作る最小単位のようなものです)や、ご使用に伴う日焼け等の環境によって色合いが微妙に違ったりするわけです。
白い車でも、微妙に黄色が強かったり、赤が強かったりします。
また、その微妙な色合いを調整したうえで、上からクリアーという透明で頑丈な層を作って、塗装表面を守ってあげます。
塗ってみて"やっぱり色が違う"となったら最初からやり直しになってしまいます。職人さんは常に一発勝負です。
毎日が一発勝負で緊張感をもちつつ、平然と仕事をこなしてくれる職人さんが、私は大好きです。
ぜひ、板金塗装もコーティングも、 弊社にお任せください!
そして・・・
大きな傷は職人さんに依頼してきれいにしてもらう事をお勧めしますが、小さな傷であればこんな商品もおすすめです!
BMW純正 タッチアップペイント
クリアーコートもセットになっていて、
ソリッド色:¥2,046
メタリック色:¥2,266
です。(消費税込み・一部のカラーは価格が異なります)
飛び石などでついてしまった小さな傷は、この商品を使う事で目立ちにくくすることができます。
(
面相筆などを使うと、さらに綺麗に仕上がります)
ご愛用いただいているBMWのカラーコードに合わせたタッチアップペイントをお求め頂けますのでお問い合わせください。
板金塗装も、コーティングも、タッチアップペイントも、ご用命をお待ちしております!