BPS一宮に、希少なアルピナの中古車が2台入荷致しました!
まず1台目は、【D3 BiTurbo Limousine】です。
アルピナ流の車名で分かりにくいかもしれませんが、
D(ディーゼル)の3シリーズのビターボ(ツインターボ)のリムジン(4ドアセダン)です。
アルピナは、先代3シリーズ(E90)のディーゼル・モデルを、時代に先駆けて150台限定で日本に正規導入していました。
その希少なモデルの低走行(1.6万km)の良質車です。
当時のインプレッション記事もあります。
【写真で見るアルピナ「D3 ビターボ リムジン」 】:Car Watch
【アルピナD3ビターボ リムジン(6MT)】:webCG
現行のディーゼルモデル320d BPと同じく、2.0L・4気筒のターボディーゼルながら
184ps/4000rpm、38.7kgm/1750-2750rpmという320d BPのエンジンスペックに対し
214ps/4100rpm、45.9kgm/2000-2500rpmと、D3は大幅に力強いです。
さすがツインターボですね。
前者を自然吸気2.5Lガソリン並みの力強さとするなら、
後者は3.0L並みといったところでしょうか。
(詳しい諸元は【D3 ビターボ リムジン カタログ・スペック情報】:GooWorld
でもご覧いただけます。)
「燃費性能よりむしろ動力性能に重きをおいた」ディーゼルエンジン、
すなわち「速いディーゼル」の低回転からの大トルクによる爽快な加速を味わえる1台です。
そしてもう一台は【B5 Supercarge】です。
B(ガソリン)の5シリーズのスーパーチャージ(過給エンジン)です。
4.4L・V8 スーパーチャーチャージドエンジンは、
510ps/5500rpm・71.4kgm/4250rpm、
0-100km/h 4.7秒・最高速300km/h以上という、先代M5を上回る性能を発揮します。
新車当時の車両価格は1598万円と、こちらも先代M5を200万円以上上回ります。
(詳しい諸元は【B5スーパーチャージ カタログ・スペック情報】:GooWorld
でもご覧いただけます。)
走行距離2.3万kmで、新車価格の半額以下のプライスは魅力的だと思います。
(機械式)スーパーチャージャー付エンジンというと、一般的には「低回転から過給遅れが無く大トルクを発生する代わりに、高回転域での伸びが悪い」というイメージがありますが、この車には全く当てはまりません。
4000rpmを超えてからの回転の上昇は、むしろハイチューンの自然吸気エンジンの様な鋭さがあり、まるで自分から回りたがっているかのように思えるほどです。
直線を加速するだけでもこれだけドラマチックに感じられる車はそうそう無いと思います。
そのパワーと音とフィーリングは、乗っているのが4ドアセダンだということを忘れさせるほどダイナミックでスポーティーです。
それでいてエンジンは低回転では静粛性に優れ、高級サルーンとしての資質も十二分に持ち合わせた1台です。
この2台はアルピナの流儀に従って、ベースモデルが採用しているランフラットタイヤやアクティブ・ステアリングはあえて採用していません。
利便性や先進性よりも走りの質感を優先し、方法を一本に絞って熟成するのがアルピナ流です。
ステアリング(油圧式)はフィールに富み、滑らかです。
回頭性を過剰にクイックに演出されておらず、自然なコーナーリングを味わえます。
足回りは「アルピナ・マジック」とも呼ばれる滑らかさを備え、低速から高速まで極上の快適性をもたらします。
この2台は、良い意味での「古き良き自動車」を体現しています。
ぜひお早めに実車をご覧にお越しください。