SUPER GTの今シーズンの第3戦(熊本地震の影響で延期されていました)と第8戦(最終戦)が、11月11日(金)~13日(日)にツインリンクもてぎで行われました。
ツインリンクもてぎは「世界一ブレーキに厳しいサーキット」とも言われており、重量があるGT3勢にとっては厳しい戦いになることが予想されます。
第3戦の予選は、濡れた路面に翻弄されました。
Team Studie は、予選終盤では路面が乾くと予想しスリックタイヤで挑みますが、予想が外れます。
残り4分になりウエットタイヤに交換しアタックしますが、タイヤが温まりきらず26位に沈みます。
ARTA は年間ランキングでトップと6点差の3位で、タイトルも狙える状況です。
早めにウエットタイヤでアタックし、トラフィックにつかまりながらも9位を得ます。
本戦は波乱の展開になりました。
ARTAは、イエローフラッグが振られスロー走行する最中に、原因不明のスピンにより大クラッシュしてしまいます。(車両の前半が失われるほどの激しいクラッシュでした)
Studieは、トップグループに遜色無いタイムを刻みつつオーバーテイクを重ね11番手も順位を上げるものの、入賞圏外の15位でレースを終えました。
(ランキング上位勢が揃って下位に沈む、予想外の結果でした)
もし予選のタイヤ戦略が当たっていれば・・・とも思いますが、チームは翌日の最終戦に照準を定めます。
翌日の最終戦は晴天に恵まれます。
ARTAは前日の大クラッシュにより、残念ながら出場することができません...。
Studieはタイムが思うように伸びず、予選は15位にとどまりました。
最終戦の決勝は、Studieはタイヤの状態に悩まされたりしながら、
状況によってはトップグループに遜色ないタイムを刻みポジションを3つ上げるものの、
入賞圏外の12位でチェッカーフラッグを受けました。
これにより、今期のチームランキング と ドライバーランキングは
ARTA はチーム8位・ドライバー5位、
Team Studie はチーム14位・ドライバー15位で、シーズンを終えました。
ちなみに・・・
昨シーズンはGT500はGT-R、GT300もGT-Rが制し、言わば「日産の年」でした。
今シーズンはGT500はRC F、GT300は86MCが制し、言わば「トヨタの年」でした。
ぜひ、来シーズンのGT300クラスは、成績的にもレギュレーション(BoP)的にも
JAF-GT(日本独自のGT車両)でもMC(日本独自のマザーシャシー規格)でもなく、
FIA-GT(世界規格)の「GT3勢の年」であって欲しいと思います!
そして話は変わって、海外では・・・
ドイツの3メーカーが激しく争って大盛況を博すツーリングカーレース・DTMでは、
M4 DTMを操るマルコ・ウィットマンがドライバーチャンピオンに輝きました!
マルコにとって2014年に続くタイトルであり、2度目の戴冠はBMW史上初の快挙です!
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そして、来シーズンも
BMWのモータースポーツ活動への応援を宜しくお願いします! G.Sekido