従来型と新型(LCIモデル)の試乗車を並べ比べてみました。 新型はキドニー・グリルが大型化され、ヘキサゴナル(6角形)・デザインを取り入れたLEDヘッドライトを採用するなど、よりダイナミックなデザインになりました。
「最新流儀のBMWデザイン」です。 ※ 写真の2車はグレードが異なるので、バンパーの形状やキドニー・グリルのスリットの仕上げも異なります。 従来型の前席(標準シート)の座面はラウンド形状でしたが、新型は座面がより広くスクエア形状になりました。 サポート面積が広がったことにより、ホールド性を高め、疲労を低減します。 さらに、ガソリンモデルの218i アクティブ ツアラー/グラン ツアラーは、6速ATに替えて7速DCT(ダブル・クラッチ・トランスミッション)を新採用しました! DCTは、普通のATのようなトルクコンバーターではなく、クラッチを使って変速を行います。 一般的なMTや、BMWが以前に採用していたSMGのようなAMTでは、【クラッチを切る→ギアを替える→クラッチをつなぐ】という動作の間に駆動力が途切れるため、どうしても前後Gや空走感が発生しがちでした。 ですがDCTは、奇数用のギア用と偶数用のギア用の2つのクラッチを備えることで【片方のクラッチが切れつつあると同時にもう片方のクラッチがつながり、ギアも替わる】という動作を行うため、駆動力が途切れることがありません。 例えるなら・・・ 「棒を2本使ったけん玉」のように、玉(エンジン出力)を空中に浮かせることなく皿から皿へ乗せ替える(変速する)ことができるのです。 DCTは、トルコン式ATの利点(変速の滑らかさ)と、MTやAMTの利点(トルコンスリップが無いことによるアクセル操作へのダイレクト感や伝導効率の高さ)を併せ持った、優れた変速機です!
そして、そんな優れた変速機を搭載した試乗車ができました。
218i アクティブ ツアラー (7速DCT) と、218d グラン ツアラー LUXURY (8速AT) です。 共に、レスポンスと滑らかさに優れ、より熟成された走りになりました!