BMW Team Studieが参戦するブランパンGTシリーズ・アジア のRound 11&12が、10/13(土)・14(日)に中国の寧波国際サーキットで開催されました。
前戦のRound 9&10の好成績により、チームランキングは今シーズンの1位を決定しています。
ドライバーランキングは81号車はトップと11点差で、逆転でのタイトル獲得を見据えて最後の2連戦に挑みます。
【 予選 】
ブランパンGTシリーズ・アジアでは、土曜日に予選(Q1 / Q2)と決勝(レース1)、日曜日に決勝(レース2)が行われます。
Q1は81号車の砂子選手が右側面をGT3車両に当てられる不運がありながらもポールポジション!、82号車の浦田選手は5番手タイムを出します。
Q2も81号車の木下選手がポールポジション!、82号車のMax選手が7番手タイムとなりました。
【 レース1 】 (Round 11)
81号車の砂子選手は、ポールポジションから後続を引き離す体制に入りたいところですが、スタート直後のGT3車両の多重衝突&コースオフで、早々にセーフティーカー(SC)が先導する展開になってしまいます。
20分後にSC先導が解かれると、82号車の浦田選手は見事なリスタートにより一つポジションを上げ、1番手&4番手体制でピットインのタイミングを迎えます。
SC先導が長くリードをあまり築けなかったこともあり、ピットインした2台が前戦のサクセスペナルティ(15秒・10秒)を消化すると、木下選手の81号車は4番手、MAX選手の82号車は5番手に順位を下げてしまいます。
タイトルの行方を考えると、何としてもここから挽回したいところです。
81号車の木下選手は翌周には3位、22週目には2位にポジションを上げ、1位のライバル666号車を猛追します。
オーバーテイクには至らず2番手でレースを終え、タイトルに一縷の望みを繋げました。
ですが...レース後に81号車は審議対象になります。
72号車を抜き2位にポジションアップしたタイミングが、コースオフ車両によるイエローフラッグ掲示の直後だったと判断され、ペナルティを受けることになりました。
それによりレース結果は82号車が6位、81号車は7位と確定しドライバーズタイトルの可能性も失われました...。
とても厳しい結果となりましたが・・・
チームは気持ちを切り替えて翌日の最終戦に臨みます。
【 レース2 】 (Round 12・最終戦)
81号車の木下選手はポールポジションからスタートし、ライバル666号車を抑え周回を重ねます。
82号車のMax選手は7番グリッドから追い上げ、5番手に順位を上げてピットインします。
交代した81号車の砂子選手は後続の666号車を引き離し、82号車の浦田選手は前車をオーバーテイクし4位にポジションを上げます!
そして・・・
81号車は有終の美を飾る優勝!
82号車は7番グリッドから順位を上げて4位入賞を果たしました!
「寂しさもあり、達成感もある複雑な気持ち」(木下選手)ながらも、
天性の速さとユーモアに溢れたドライバー陣の視線は、
来シーズンを見据えています!
81号車は12戦中で5勝を果たしながらも、序盤戦のトラブルによるノーポイントが響き、惜しくもドライバーズタイトルは逃しました。
ですが予選でのポールポジションは12回中8回と最多で、「最速」である証を立てました!
チームランキング1位という栄冠も、ブランパンGTアジアの歴史に刻まれました!