毎年変わるテーマ(ホスト・メーカー)を、今年50周年を迎えたBMW Mが務めました。
BMWが100周年を迎えた2016年以来の2度目の「主役」です。
フェスティバルの主催者である
リッチモンド公爵の邸宅前に飾られるモニュメントも、2016年(左画像)と比べるとグレードアップしています。
ちなみに公爵家が所有する私有地は
1万2000エーカー(東京ドーム1043個分)にもなり、その一部を開放して会場とされます。
そしてこのモニュメントには、
貴重なレーシングカーの実車が使われているそうです...!
特別なイベントに相応しい、惜しみない演出です!
世界各国のメーカーの車が走行・展示されますが、やはりその中でもBMWは力が入っています。
歴史的な名車に加え、M3 Toringなどの新型車も登場しました。
BMW Mの50周年は、熱狂的なファンに支えられ、世界各地で盛大に祝われています。
イベントのハイライトは、新旧の参加車両が出走するヒルクライムレースのタイムアタックです。
12,000rpmまで回るNA12気筒エンジンを搭載した
GMA・T.50や、
歴代最速タイムを叩き出した
McMurtry Spéirling(ヒルクライム用1人乗りEV)など、多彩な車が鎬を削りました。
(ちなみにその両車とも、電動ファンを使って空気を車体下面から吸って後方へ排出することでダウンフォースを増す機構が備えられています)
まさに
「スピードの祭典」です!
(さらに毎年9月には、1948~66年のレーシングカーによる "
Goodwood Revival" が同会場で催されます)
自動車の歴史は、スピードの追及の歴史でもあります。
その歴史に対する敬意と、未来への歓心に満ちた、素晴らしいイベントだと思います。
いつか見に行ってみたいです!
G.Sekido