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今回のブログ担当は G.Sekido です。

BMWのチーフデザイナーを務めるドマゴイ・デュケック(Domagoj Dukec)氏が、個人名でのInstagramアカウントにて興味深い画像を掲載しています。

(デュケック氏を含む歴代チーフデザイナーについては、以前のブログでもご紹介していますのでぜひご覧ください)


8seriesorigin2.jpg
そのアカウントでの " FOR YOUR EYES ONLY " (こっそりお見せします)と掲げるシリーズでは、とても興味深い過去の未公開(?)画像が公開されていますが、先日はこのような投稿がありました。

1990年に登場した初代8シリーズ(E31型)のコンセプトスケッチと、開発経緯についての解説です!

そこで今回のブログは、BMWの歴代の「8」が駆け抜けた軌跡についても、併せてご紹介しようと思います。



8seriesorigin3.jpg
「1984年、BMWはE31という名の新しい開発プロジェクトを立ち上げた。
5人のデザイナーが、新しいラグジュアリー・スポーツ・クーペの個人的なビジョンを競い合ったのである。
最終的に、後にBMW 8シリーズとなるクラウス・カピッツァのデザインがトップに輝いた。」

名車6シリーズの後継となる新時代の大型クーペである8シリーズの為に、BMWは約6年もの構想~開発期間をかけたようです。

当初はリトラクタブルライトだけでなく、固定ヘッドライトも構想に上がっていたことが伺えます。
 
 
 
8seriesorigin4.jpg
「この時点から、チームは最初のプロトタイプが製作されるまでの2年間、あらゆるカーブとラインを完璧なものにするために費やした。
1989年9月、BMWスポーツ・クーペはついにフランクフルト・モーターショーで発表された。1990年2月に最初の車両がディンゴルフィング工場を出発する頃には、3年待ちの状態であった。
 
それから数十年が経った今も、BMW 8シリーズの大胆で洗練されたスタイルは、相変わらず人々を魅了し続けている。」

確かに、現代の視点から見ても伸びやかなスタイリングは魅力的です。

ノーズの薄さやセンターピラーを廃したデザインは、この時代ならではの個性と言えるかもしれません。



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BMWの大型クーペの系譜を受け継ぐ初代8シリーズは、12気筒エンジンの搭載やBMWの量産車として初めてマルチリンクリアサスペンションを採用するなど設計面でも意欲的で、1999年まで販売が続けられました。(総生産台数は約3万台でした。)



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2000~2003年に販売されたZ8も、BMWとして最も大きい数字である「8」の数字を名乗るモデルです。

クラシカルで流麗な内外装デザインながら、軽量なオールアルミニウムボディにM謹製V8エンジン&6MTを備え、実はずば抜けた走行性能&硬派な要素を持っていました。



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その尖った商品性もあって生産台数は5703台と比較的少数に留まりましたが、今も熱狂的なファンが多く、高値で売買されています。

やはり「8」はBMWの頂点の証です。



Photo-Jun-15-3-21-32-PM-7.jpg
そして2018年には、2代目8シリーズが発売になりました。

フラッグシップ・ラグジュアリークーペの約19年ぶりの復活です。



Photo-Jun-15-3-20-52-PM.jpg Cap20241017-3.jpg
なお、初代と2代目の登場時期には30年近くもの違いがありますが、実はボディサイズにはそれほど大きな差はありません。
(全長・全幅・全高は1~3%程しか大きくなっていません)

初代8シリーズが、時代を超越した贅沢な造りであったことが表れています。



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翌2019年には8シリーズ カブリオレが発売になりました。

カーボン・コア構造センタートンネルに採用していることもあり、オープンボディながら高いボディ剛性が感じられました。



Cap20191130_2.jpeg 8c&8gc.jpg
同年には8シリーズ グラン クーペも追加になりました。

流麗なスタイリングに、7シリーズセダン並みのニースペースを持つ後席を備えた4ドアクーペです。

美しさと多用途性を兼ね備えた最上級クーペというジャンルを開拓しました。



P90572576-highRes-1.jpg
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さらに今年5月には、現行(2代目)8シリーズをベースとした「BMW コンセプト スカイトップ」が発表されました。

とても流麗な内外装に取り外し式のルーフを備えた、オープン2シーターのコンセプトカーです。

(その発表会場となった世界で最も格式が高い自動車コンクールイベント「コンコルソ・デレガンツァ・ヴィラデステ」については、当ブログの過去記事でもご紹介したことがございます)



SKYTOPMOVIE.jpg
そのルーフは左右2分割かつ軽量で、トランクの床下にきっちり収まるように作られています。

ルーフの表側にもレザーが貼られていることやトランクにかけてグラデーション塗装が施されていること、ドアノブが小さなつまみ状になっているのも個性的です。


その後、この何から何まで特別な仕立ての車が、世界50台限定で発売されることが公式発表されました!

すでに全ての車両が予約済みとのことで、価格は非公開ですが1億円超とも噂されています...。




そして先日、BMWの「8」にとって節目となるモデルの発表がありました。

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BMW M850i xDRIVE THE FINAL EDITION

 果敢なる熱情と、至上の美学の融合。自信と気品に満ちたエクスクルーシブ・スポーツ、BMW 8シリーズは2024年、生産終了を迎えます。ラストを飾る特別仕様車として、BMW M850i xDriveに『The Final Edition』を設定いたします。専用インテリア・バッジが装着され、特別装備によって通常モデルからさらに快適性とスポーティネスを磨き上げた、THE 8の到達点とも言える一台。至高を手にする、最後の機会です。



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~ 誇り高きMの遺伝子を、至高のエクスクルーシビティが極点へと導く。Mの頂点に君臨するBMW M8が、2024年をもって生産を終了いたします。そのラストを飾る限定車として、国内限定8台の『The Final Edition - 1 of 8』を設定いたします。通常モデルにはない専用のインテリア・バッジやホイールに加え、鍛え抜かれたパフォーマンスをさらに強化し、快適性を向上させる数々の特別装備を設定。この稀少な一台が、あなたをかつてない次元へと誘います。 ~


クーペ・カブリオレ・グランクーペおよびM8の特別仕様車が各8台限定で発売されることと併せて、8シリーズの生産が終了することとが発表されました...!


 
2024-BMW-8-Series-Banner-2.jpg
BMWの最上級クーペを手に入れられるチャンスも、残りわずかになりました。

(個人的には、いつの日か復活することを願っています)

ぜひ至高のナンバー「8」を、人生に刻んで下さい!

お問い合わせをお待ちしております。


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