今週のブログ担当は
G.Sekido です。

840i グランクーペからiX xDrive60に、諸般の事情により乗り換えました...!
純ガソリンエンジン車から、私にとって初めてのBEVへの乗り換えです。

4ドアクーペ(FR)からSUV(4WD)への乗り換えでもあります。
ボディカラーが定番ともいえるミネラル・ホワイトから、アースカラー的な色合いのBMW Individual ストーム・ベイに変わったこともあり、とても新鮮な印象を受けます。

内装は、スポーティー&ラグジュアリーな世界から、リビングルームのようなデザインと仕立てに変わりました。
熟成された美意識も、挑戦的な新しさも、どちらも素晴らしいです。
快音と共に吹き上がる直列6気筒エンジンには、極上の歓びがあります。
静粛性とレスポンスに優れるBEVは、
ストレスと無縁の世界だと感じます。
そしてiX xDrive60が備える544ps・765Nmというハイパワー&大トルクは、その数値も凄いですが、タイムラグが全くないかのようなレスポンスが素晴らしいです。
いつでも思いのままに加速できるということは気持ちに余裕をもたらし、高速道路で自由自在にクルージングできることは、疲労感の低減にもなります。

iXはジャンル的にはSUV(SAV)ではありますが、全高は例えばX5と比べると7cm程低く、床下にバッテリーを備えていることもあって「明らかに重心が低い」と感じます。
SUV的な車内空間と視界を持ちながら乗り味やハンドリングはセダン的であり、
両車の良いとこ取りのような印象です。

純エンジン世代ならではの完成された歓びにも、電動化が進んだ最新世代ならではの先進性や利便性にも、それぞれに良さがあると改めて感じます。

先日、iXで1泊2日の旅行に出かけてみました。
BEVのレスポンスの良さは、ACCの制御をより緻密にしてくれます。
静粛性の高さのおかげもあり、
ロングドライブは極めて快適です!
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その一方で、道中での充電を含むドライブには、やはりエンジン車とは異なる配慮が必要となることがあります。
宿泊先には急速充電器があったのですが、なぜか非常に低い電力しか出ておらず、帰路に十分な充電ができませんでした。
そのため商業施設に寄って数時間普通充電(200V)することで、急場をしのぎました。
ロングドライブには、充電器が塞がっている等の可能性も想定し、より余裕を持った計画を立てる必要がありそうです。

そういった使いこなし方を理解すると、BEVならではの優れた特性や動力性能による
「新しい駆け抜ける歓び」をより堪能できます。
そしてそれは「BEVだから」というよりも「BMW製のBEVだから」という要素も大きいと思います!

近年、BEVの普及が伸び悩んでいるというニュースをよく見かけるようになりました。
複数の大手自動車メーカーが、BEVの開発・生産計画の見直し(下方修正)を発表しています。
欧州は「
エンジン車の新車販売を2035年までに原則禁止にする、という方針を見直す」と発表し、米国は
BEVの購入に対する補助金の支給を終了するなど、諸制度の風向きも変わっています。

ですがそれらの動きは、「BEVの終焉」や「BEVの普及の否定」を意味するわけではなく、
性急すぎた目標を現実路線に合わせた、と言えると思います。
「グリーンであること」自体を目的化する段階から、「
グリーンを通じて産業競争力を維持する」段階へと移行しつつある、という記事もあります。
「BEVは走行中にCO2を排出しない」という特性を生かすべく、当ブログの
過去記事でもご紹介したLCA(Life Cycle Assessment)という観点も考慮しつつ、環境的・産業的な合理性を整えながら普及を図っていくことになるのではないでしょうか。
※ 欧州には依然として
企業平均燃費(CAFE)規制があり、一定割合以上のBEV/PHEVを販売することを期待されている、という側面もあります。

全世界的にBEV推しが盛んだった2021年に、BMWは「
私たちはこの先もエンジン車もBEVも作り続け、それを選ぶのはお客様です」という方針を発表するのと対照的に、メルセデスは「
市場が許せば、2030年までに全ての車をBEVへ移行します」と掲げました。
そして2025年のBEVの世界販売台数は、
BMWが約44万台に対しメルセデスが約17万台と、
ダブルスコア以上のBMWの圧勝でした!!
お客様の選択を第一に考え、駆け抜ける歓びを追い求めた商品作りが、結果的にBEVの販売にも繋がったと考えます。
これからもBMWは、エンジン車もBEVも幅広いラインナップを取り揃えて、「最善の駆け抜ける歓び」を追及してくれると思います!