BMW Team Studieが今シーズンから参戦するブランパンGTシリーズ・アジア が、ついに開幕しました!
4/14(土)・15(日)にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットでRound 1 & 2が開催されました。
BMW Motorsport製の新型車・M4 GT4の2台体制で挑む、初陣です!
ブランパンGTシリーズ・アジアでは、レースウイークの金曜日に練習走行、
土曜日に練習走行と予選Q1 / Q2と決勝(第1レース)、
日曜日に決勝(第2レース)が行われます。
※予選Q1では第1レースの、予選Q2では第2レースのスタートポジションを決定します。
予選Q1は81号車に乗る木下選手は2番手、82号車に乗る浦田選手は6番手タイムを記録しました。
予選Q2は81号車の砂子選手が3番手、82号車のマックス選手が6番手となりました。
(両車は見分けやすいように、前後のスポイラーやミラーが81号車は青色、82号車は赤色に塗られています。また、混走するGT3車両は緑色、GT4車両はオレンジ色のゼッケンナンバーが貼られています)
BoPの設定は厳しめながら、まずまずなポジションを得ました。
そしていよいよ決勝第1レース(Round 1)を迎えます。
決勝は60分間レースです。(開始25分から35分の間のドライバー変更が義務付けられています)
81号車のスタートドライバーを務めた木下選手は、無線の不調が原因でポジションを1つ落とし、ピットインします。
交代した砂子選手も無線の不調に見舞われ、かつ原因不明のバイブレーションによりペースを落とし、4位でゴールします。
82号車のスタートドライバー浦田選手は素晴らしいペースでポジションを上げ、4番手でピットインします。
交替したマックス選手(当初ドライバーとして予定されていたEVAN選手のお父様です)は終始安定したペースを維持し、スタート順位の6位でゴールしました。
翌日の決勝第2レース(Round 2)は、前日の問題をクリアし万全の体制で臨みます。
砂子選手が操る81号車は、3番手からスタートし2番手を狙うもののオーバーテイクには至らず、ポジションキープでピットインします。
交代した木下選手は、激しく競り合う666号車(AMG)と接触するも、見事なコントロールで切り抜け、トップのマシンをテールトゥノーズで追い上げます!
惜しくもオーバーテイクは叶いませんでしたが、見事2位でフィニッシュし表彰台に立ちました!
わずか0.15秒差で優勝を逃した2人のドライバーの悔しさ(とユーモアセンス)は、シャンパンファイト後に大胆にも1位の賞金目録を奪い取ったところにも表れていると思います。
一方82号車は、6番手からスタートしたマックス選手がポジションをキープしてピットインします。
ピットアウトのタイミングから大きく順位を落としてしまうものの、浦田選手は見事なオーバーテイクを見せ、5位でフィニッシュしました。
きっと近いうちに、BMW Team Studieが表彰台の中央に立ってくれそうです!
尚、新進気鋭のブランパンGTシリーズ・アジア は、動画配信に積極的です。
YouTubeチャンネルのGTWorld(レースプロモーターのSROが運営)では、各レースのライブ配信に加え、過去のレースのフル動画やダイジェスト版が見られます。
Studie AGでは、BMW Team Studieのレースダイジェストやインタビュー等が配信されます。
レース中もレース後も、動画で存分に海外&国内の戦いを楽しめます!
さらに、チームのアシスタントマネージャー・大塚リコさんのチャンネル カリコ モータースポーツ では、レース情報やルール解説等に加え、個性的なドライバーの素顔が垣間見えるインタビュー映像も見られます。
81号車の「自動車伝道師」木下 隆之選手、砂子「塾長」智彦選手、
82号車の「天は二物を与えた」浦田 健選手,「台湾の親子鷹」MAX CHEN選手
という、レース以外の人生経験も豊富なドライバー陣の魅力も掘り下げてくれそうです。
2台体制で臨むBMW Team Studieは、Round 1&2を終えチームランキングでトップに立ちました。
次戦以降はタイ、日本(6/30-7/1:鈴鹿、7/21-22:富士)、中国を舞台に争われます。
今後のレースが楽しみです! G.Sekido