SUPER GTの今シーズンの第3戦が、5月28日(土)・29日(日)に鈴鹿サーキットで行われました。
M4 GT3でGT300クラスに挑む
Team Studieは、第1戦は他車から追突され、第2戦はパワステ系のトラブルでリタイアとなってしまいましたが、
今年からタッグを組むミシュランタイヤとのマッチングも向上しつつあり、上位進出の兆しが伺えます。
(
開幕戦の動画が「大バズり」した
オネーサンのダンスは、今や欠かせないチームワークの一つです!)
予選Q1は
"ルマンウィナー"荒 聖治選手が貫禄のトップタイムで通過します!
予選Q2は(ニュルブルクリンク24時間レース参戦の為来日が叶わなかった
アウグスト・ファルフス選手に代わり)、第3ドライバーの
近藤 翼選手が務め、見事に2番目タイムを叩き出します。
ですがその後、なんと暫定1位のTANAX GAINER GT-Rが、再車検不合格(最低地上高規定違反)による『予選タイム抹消』となり・・・
2014年のチーム結成以来初の、
ポールポジション獲得となりました!!
『
持ち込まれたタイヤは「決勝重視」のもの』ということもあり、本戦に向けての期待も高まります!
本戦は、第1スティントを任された荒選手が見事なスタートを切り、予選グリッド通りにRC-FとGT-Rを従えて始まります。
セーフティーカー導入がありつつも圧倒的なペースで後続との距離を広げ、23周目にピットインしてタイヤ4輪交換・ドライバー交代を行います。
交代した近藤選手は、荒選手やピットからの無線指示を受けつつ、落ち着いた走りを見せます。
そしてタイヤ無交換作戦によってポジションを上げたスープラやMC86を次第に引き離します。
セーフティーカー導入によるマージンのリセットもありながら、冷静にラップを重ね・・・
トップでチェッカーを受けました! 見事なPole to Winです!
2014年に結成されたチームにとってGT300での初優勝であり、荒選手にとってのGT300初優勝でもあります!
荒選手は「やっと優勝を(監督に)プレゼントすることができました」
鈴木監督は「ホッとしたのがあまりに大きくて、泣く感情とかないんですよね(笑)。勝ったら号泣するかと想像もしていたんですが、ぜんぜんです。肩に憑いていた霊が8年ぶりにいなくなったような感じ(笑)」
と、喜びと共に安堵の言葉があふれ出します...!
当ブログでは、
2014年のチームの結成以来、たびたび戦績をご紹介してきました。
荒選手・鈴木監督と一緒に
写真に納まったことがある私としても、国内レースの最高峰であるSUPER GTでの勝利をお伝えできて、感無量です!
第1戦・第2戦はトラブルによってノーポイントでしたが、今回のPole to Winによって
チーム・
ドライバー共に
ランキング2位に躍り出ました。
更なる栄冠を目指した今シーズンの活躍を期待します!
そして、その栄冠に沸いた同じ週末に、海の向こうのドイツでは・・・
2019年にBMW Team Studieと共に
ブランパンGTワールド チャレンジ・アジア を制した
木下”アニキ”隆之選手は、
クラウドファンディングによって伝統ある
ニュルブルクリンク24時間レースに挑戦していました!
そして名門シューベルト・モータースポーツのチームに加わってM2 CS Racingを操り、
見事にクラス優勝(Cup 5クラス)を果たしました!
さらに、その次の週末である6月3日(金)~5日(日)には・・・
Team Studieは、
スーパー耐久シリーズ2022 の第2戦
NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レースにスポット参戦しました。
昨年に引き続き、チームに縁のある5人のドライバー(木下隆之選手、砂子智彦選手、大井貴之選手、山田弘毅選手、東風谷高史選手)が、昼夜を徹した戦いに挑みます。
そして格上のマシンが走るST-1クラスにおいて、
最終盤でのガス欠危機も乗り越え、M2 CS Racingを見事
3位入賞に導きました!
(木下選手は、何と2週連続での24時間レースの表彰台です!)
BMW Mの50周年に合わせるかのように、世界中で次々にファンファーレが鳴り響いています!
ぜひその最新ラインナップで、50年の進化と真価をお確かめください!
G.Sekido