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愛知県警察のホームページに【街頭における犯罪】というコーナーがあり、
そこでは様々な情報が公開されています。


そのコーナーにある【自動車盗難の実態】には、詳細なデータが載っています。


CapD20130628_1-2-thumb-471x354-12424.jpg



● 愛知県の自動車盗難は5年連続ワースト1
● その発生場所の6割は自宅や月極め駐車場
● 自動車盗難・車上ねらい・部品ねらいの1日当たりの被害額は1920万円

等の、恐ろしい記述もあります。


● 盗難車全体のうちイモビライザ非装着車が3分の2以上、5年以上経過した車が7割
● ランキング上位はランドクルーザー・クラウン・プリウス・セルシオ・ハイエース

とのデータもあります。(なんとランクルは30台のうち1台!が盗難に遭っています。)



これらの状況に対して、愛知県の条例が一部改正され、
「イモビライザが取り付けられた自動車の窃取に関わる機器の所持禁止」が来月より施行されます。





CapD20130628_8-thumb-330x299-12418.jpeg




いわゆる「イモビカッター」を所持しているだけで罰則の対象となるというものです。




車両自体の盗難はもちろんですが、車上ねらいにも注意が必要です。




CapD20130628_6-thumb-471x309-12416.jpeg

車上ねらいは、今年に入ってから愛知県全域で増加傾向にあり、
5月は1月の1.5倍になっている
そうです。




CapD20130628_9-thumb-330x490-12420.jpeg

さらに「一宮市は車上ねらいが今年の1月から5月までの間、愛知県で最も多く発生している」とのことです。

「雨の日は雨の音でガラスの音が消されるため被害が増える傾向にある」とも書かれています。
 


ちなみに数年前に被害にあった私の知人の場合は、車内にカバンや荷物を置いてあったわけでなく、センターコンソールに小銭(硬貨)が置いてあったらガラスを割られ被害に遭いました。(しかも自宅車庫でした!)


それが高価なものであるかどうかを問わず、
「車外から見える場所には現金はもちろんカバンや荷物等も一切置かない」というのが原則です。

(私もそうしています。)



自動車関係の情報ではありませんが、同サイトにはこんな情報も出されていました。


CapD20130628_10-thumb-377x246-12426.jpeg

 

空き巣は、平日の日没前後に多く発生しているそうです。
犯人は、薄暗くなっても室内灯が点灯していないと留守宅だと判断するためのようです。
日没時をはさんで外出する際には、あらかじめ室内灯を点けておく等の対策が有効かもしれませんね。




話は自動車関連に戻りまして・・・

最近 「ごっつん盗」 という犯罪が増えているそうです。

犯人は狙った高級車にわざと軽く追突し、ドライバーが話し合いをしようと車を降りた隙に、別の共犯者が乗り込んで車を盗んで走り去る、というものです。

その犯罪への効果的な対策は、車外に出る際には、エンジンを止めキーを持って降りるということです。




 02g-2-thumb-377x237-12449.jpg

【車盗難・車上荒らしを防ぐ:All About】 には、この「ごっつん盗」も含め色々な犯罪に関する情報・対策も掲載されています。
ご参考にされてはいかがでしょうか・・・?


今回はシビアな内容で恐縮ですが、次回は楽しいネタを掲載しようと思います!(^^) G.Sekido



<<<<<  追  伸  >>>>>


このブログ記事を読んだ知人(同級生)から、お知り合いの女性が「ごっつん盗」に遭ったとの情報を教えて頂きました。

> BMWにお乗りの知り合いがやられました。

> 前の車が急ブレーキ、慌ててブレーキ踏んだら後ろからごっつん、

> 車から降りて後部を見に行ったら、前の車から降りて来た男が乗り去りました。
> 携帯、財布全て載せっぱなしで、連絡取れないし、タクシー拾えないし、
> 車とバーキン(エルメス)を失い茫然自失
だったそうです。

とのことです。BMWにお乗りの県内の方のようです。
前後の車が共犯だったと思われます。



被害は大阪府や愛知県で多く、
犯罪情報の普及を狙って愛知県警が「ごっつん盗」と名付けたとの情報もあります。

「追突され 車出るなら 鍵を抜け」

最近の車はスマートキーが装備されている場合も多いですが、
その場合は鍵を持ち出すだけでは不十分で、
降りる前にエンジンも停止させる必要があると思います。
降りたらドアをロックした方がより安全でしょうね。


皆様もお気を付け下さい..。




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先日、こんなニュースを見かけました。

02T-thumb-471x271-11783.jpg

【フルカラータイヤ印刷技術を使った「カラーサイドタイヤ」発表会】:Car Watch

タイヤの側面にカラフルな印刷をする技術が確立され、
写真のような印刷を施したタイヤが発売されたそうです。




ECOPIA_EP001S_COLORSIDE_side-3-thumb-471x453-11785.jpg

変化がイメージしやすいように、ペイント無しの画像も作成して並べてみました。(^^ゞ

ファッション性が増すのはもちろん、ペイントの位置と色によっては
視覚的に「インチアップ」したような効果も期待できそうですね。




16t-thumb-471x246-11795.jpg

「今後はさまざまなデザインにも対応する構え」だそうです。

このサンプルのデザインの個人的な好みはさておき、クルマのデザインや自己表現の可能性が広がりそうです。




また、このブリヂストンの技術とは異なると思われますが
タイヤにペイントを施す機械をすでに販売している会社もあるようです。

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こんな感じに回転させながらペイントするようです。




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動画もあります。楽しい技術ですね!
サイドウォール(タイヤ側面)の凹凸の上も問題なくペイントできるようです。




タイヤに関する新しい技術と言えば、こんなニュースもありました。

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【ラージ&ナローコンセプトタイヤ(LNC)を発表 】:Car Watch

幅がとても狭く、径がとても大きいタイヤ&ホイールにより、転がり抵抗を30%も低減し、省燃費を図るという発想です。

ちなみに写真のタイヤは155/55R19という見たことも聞いたこともないサイズです。
扁平率は特に低いわけでもなく、既存の大径タイヤとは一線を画します。

幅は狭くてもタイヤの接地面は縦長になることにより確保し、各種の走行性能は悪化させずに省燃費化が図れるとのことです。

ただしタイヤの直径は大きくなる(今まで15~17インチを履いていた性能の車が19~21インチに置き換わる)ので、車両自体の設計から変える必要があります。



このタイヤの採用を前提とした車創りをすると、デザイン的にも楽しくなりそうです。


mini-rocketman-concept-3-thumb-471x275-11816.jpg
 

コンパクトカーに採用したとしたら、こんなイメージでしょうか・・?
(このコンセプトカー自体は、残念ながらお蔵入り?してしまったようですが)




ラン・フラット・タイヤ(RFT)を始めとする既存のタイヤもどんどん進化しています。

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【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・前編】




「第3世代」のRFTでは、パンクしてたわんだ時の発熱を抑制する素材を開発・採用してサイドウォールの薄肉化を実現し、乗り心地を向上させています。



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【市販ランフラットタイヤ「POTENZA S001 RFT」説明&試乗会・後篇】


目視でも分かるほどサイドウォールは薄くなり、一般のタイヤ(非RFT)とほとんど変わらないばね係数(たわみにくさ)になりました。

現実に、RFTを装着したBMWやMINIの乗り心地はここ数年で飛躍的に向上し、そのネガをほとんど感じなくなりました。
 

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目に見えるドレスアップから目に見えない素材の進化まで、タイヤも日々変わっているようです。

「クルマといえばガソリンで走るもの」という常識が変わりつつあるように、
「タイヤといえば黒くて丸いもの」という常識も変わっていくのかもしれませんね!  G.Sekido




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先日のブログでもご紹介した【BMW 3シリーズ グランツーリスモ】
ショールームに展示いたしました!

(320i Gran Turismo  Luxury の ブラック・サファイヤです。)




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ルーフラインは流麗でサイドのキャラクターラインは伸びやかに流れ、既存の3シリーズとは異なる魅力があります。

BMW初のアクティブ・リア・スポイラーは、リフトアップして展示してみました。




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ラゲッジルームの容量は3シリーズツーリングを上回る520Lもあり、広いです。

ラゲッジフロアの下にも大きな収納スペースがあり、リヤ・シェルフを2分割して収納できます。

ストレージ・パッケージ(328iと335iに標準、320iはオプション設定)装着車ではフロアボードにダンパーが備わり、手軽に利用できます。




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そして3シリーズGT最大のハイライトは、この後席です。

後席のゆとりは、5シリーズと7シリーズの中間レベル程もあり、極めて快適です。

3シリーズセダンやツーリングより60mm程高い着座位置は、見晴らしのよさと優れた乗降性をもたらします。




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運転席の着座位置の高さは3シリーズセダンとX1の中間といった印象です。

運転席はデザイン的には3シリーズセダンと変わりないものの、
やはり少し高い着座位置が優れた視界と乗降性をもたらしています。




IMG_2490-3.jpg

エア・カーテンとエア・ブリーザー
(これもBMW初採用です)は、確かにスリットが貫通しているのが確認できます。


GTは3シリーズのモデルバリエーションの一つではありますが、
同時に「進化し続ける3シリーズの最新の姿」でもあります。


車体各部の新技術についてもそうですが、
「上下に厚く・前後に長く・後席と荷室が広い5ドア」というコンセプト自体も、
3シリーズの進化系と言えるかもしれません。



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今週末は、【BMW 3シリーズ グランツーリスモ デビュー・フェア】を開催致します。

ぜひ、3シリーズの進化系をお確かめにお越しください!



★★★★★★★★★★ 追 伸 ★★★★★★★★★★


「3シリーズの進化」つながりというわけでもないですが・・・。

こんな動画が公開されていたのでご紹介します。
 

 CapD20130614_2-thumb-471x346-11013.jpeg

初代M3(E30型)と、現行3シリーズのディーゼルモデル・320dの加速対決です。

初代M3(5MT・1989年式 Roberto Ravaglia Ltd edition)は215馬力で、1200kg程度と軽量です。

対する320d(6MT)は184馬力で、1500kg以上あります。ただし低回転トルクに優れています。


24年の技術の差があるとはいえ、
モータースポーツ直系のM3と、環境性能を重視したディーゼルモデルでは、
勝負は明らかなように思えますが...。


その勝負の結果は、ぜひ動画でご覧ください!(^▽^)  G.Sekido





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【BMW 3シリーズ グランツーリスモ】が、ついに国内でも発売になりました!


詳しくは、ぜひ下記サイトをご覧ください!

【ニュー BMW 3シリーズ グランツーリスモ誕生。】:スペシャルサイト
【多様化するニーズに応える「3シリーズ グランツーリスモ」】:Car Watch
【BMW、「3シリーズ グランツーリスモ」を発表】:webCG


また、当ブログの過去記事
【ジュネーブショーにて発表になった「新ジャンル」】でもご紹介しましたので、
ぜひご参照ください。



詳しい商品説明は上記サイトに譲りまして・・・。

今回のブログは、3シリーズGTに
「BMWモデルとして初めて装備」された仕組みに注目したいと思います。




AB-thumb-471x171-10373.png

それは、【エア・ブリーザー】と名付けられた装備です。
フロントホイールハウスの後部に設けられた「切り欠き」のような仕組みです。

> フロント・ホイール・ハウスに流れこむ空気を、ホイール・ハウス後方のエア・ダクトを経由して、サイド・パネルから放出させるものであり、ホイール・ハウスに流れこむ空気の方向を変えることでホイール周辺で発生する乱気流を抑え、空気抵抗を減少させます
というものです。

エア・ブリーザーの働きをさらにご説明するには、もう一つ説明すべき技術があります。



AC-thumb-471x332-10380.png

> エア・ブリーザーは、エア・カーテンと組み合わせると特に効果的に作用します。

エア・カーテンとは、フロント・エプロン左右両端のエア・インテークから取り込まれた空気を、高速でフロント・ホイール・アーチへと放出することで作り出される空気の流れによって、フロント・ホイールの側面をカーテンのように覆い、ホイール及びホイール・アーチ周辺の乱気流を抑え、空気抵抗を低減するテクノロジーです。  


エア・カーテンは1シリーズクーペのマイナーチェンジで初めて採用され、その後新型3シリーズセダンにも採用されました。

そして3シリーズGTでは、さらにエア・ブリーザーが初採用されたのです。




12-thumb-471x285-10376.jpg

空気はこのようにエアカーテンを通り、ホイールの上を流れ、エアブリーザーを通って後方に流れます。

実際の空気の流れや効果を確かめることは難しいですが、相応のコストをかけて製品に採用するという事は、燃費向上に一定の効果があるということでしょうか。




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先日、ドイツ本国で発表になった【新型X5】にもこのエア・カーテンとエア・ブリーザーらしきものが見えます。

「フロントホイールハウス後ろの切り欠き」は今後のBMWデザインの特徴の一つになりそうですね。



これらの新しい装備の解説を見ると、乗用車の空気力学の進歩を感じます。


 

aerodynamic-thumb-471x177-10389.jpg

従来の乗用車の空気力学といえば、主に車体上面の空気をきれいに流し、空気抵抗や揚力を押さえるというのが主眼だったと思います。

近年では燃費等に対する要求の高まりと共に、車体下面をカバーで覆ったりフラットにして、下側の空気の流れも意識されるようになりました。




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それがさらに進化し、マクラーレン・P1フェラーリ・F12等のスーパースポーツカーでは、車体の内部や側面に積極的に空気を流し、さらなる空力効果をPRするようになりました。




BMWSauberF1windtunnel-thumb-330x247-10393.jpg

これらはF1を頂点とするモータースポーツでの空力解析から
フィードバックされた技術がもたらしたデザインだと思います。


(もっとも最近のF1の空気力学といえば、緻密で正確な解析は当然として、
 意図的にウイングを失速させるFダクトダブルDRSWダクト
 排気ガス流を利用したブロウン・ディフューザー
 空気の粘性を利用したコアンダ・エキゾーソトなど
 斬新かつ奇想天外な技術に、差別化の舞台は移りつつありますが..。)



話はどんどんそれますが、
F1の空力といえば、最近はこんな車も出てきました。

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ランボルギーニ・ヴェネーノパカーニ・ゾンダ レボリューションでは、
一時期のF1で主流となった「シャーク・フィン」のような、中央に垂直に立った空力パーツを採用しています。

高速走行時の挙動の安定効果を狙った?のでは無いかと思いますが、後方視界は悪化しますし、サイドビューの印象は大きく変わり、色々な意味で波及効果が大きなアイテムだと思います。

自動洗車機はNGでしょうね。(^^;
(いずれも3億円以上!の車ですので、自動洗車機を使うことはないでしょうが..。)



と、いったところで・・・。


乗用車のさらなる燃費向上や運動性向上を図り、
パワープラント(動力源)や製造素材は目覚ましく進化していますが
空力技術も前進しているようです。

 

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自動車のスタイリングも、まだまだ新しく変化しそうですね!  G.Sekido



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【BMW i】は、電気自動車およびプラグイン・ハイブリッドに特化したBMWの新しいサブブランドです。

その製品の第一弾である【BMW i3】のデビューが近付いてきました。




BMW-i3-Concept-side-view-3-thumb-471x440-9732.jpg

電気自動車であるi3には、様々な新しい技術が盛り込まれています。

その中でも最も意欲的な項目は、何と言っても車体骨格にCFRP:カーボン・ファイバー強化プラスチック(以下カーボンと略します)を用いることです。

カーボンはスチールやアルミとは段違いに軽量かつ強靭ですが、成形に非常に手間がかかり、製造コストが高くつくのが特徴です。


ちなみに今までに販売された車で、車体骨格にカーボンを用いた代表的な車を列記しますと・・・。

【メーカー名・社名】           発売開始年・発売当時のおよその価格
【ブガッティ・EB110】            1991年・  4000万円
【マクラーレン・F1】             1993年・1億円
【フェラーリ・F50】              1995年・  5000万円
【フェラーリ・エンツォ】           2002年・  8000万円
【ポルシェ・カレラGT】           2004年・  5000万円
【ベンツ・SLRマクラーレン】       2004年・  5800万円
【ブガッティ・ヴェイロン】         2005年・1億6300万円
アルファロメオ・8C           2007年・  2200万円
【アストンマーティン・One-77     2010年・1億6000万円
【レクサス・LFA】              2010年・  3750万円
ランボルギーニ・アヴェンタドール  2011年・  4100万円

・・・と言ったところです。(^^;ゞ

「生産台数を少数に限った、超高価なスポーツカー」しか実例がありません。
「製造コストを度外視して、性能を最優先にできる車」ともいえると思います。

そのカーボン車体を、大量生産を前提としたコンパクトカーに採用することは、非常に画期的なことだと思います。
 


電気自動車は大容量のバッテリーを搭載することにより重くなりがちですが、
運動性能と航続距離の向上のために、BMWはカーボン車体を選択しました。

> 10年以 上にわたる研究と製造のノウハウを持つBMWは現在、SGLオートモーティブ・カーボン・ファイバーズ社とともに、炭素繊維や炭素繊維シートの開発・生産 を行っています。 という努力の成果です。

過去の数千万円以上のスポーツカーの多くが、「手作業と巨大なオーブンによって成形されるドライカーボン」を使用していたのに対し、近年は「熱可塑性樹脂や紫外線硬化樹脂を用いたRTM法」も開発されたことも、低コスト化へつながったものと思われます。


※CFRPやBMW iのカーボン車体に関しては、過去のブログ記事
【大胆な選択に隠れた野望?】
【画期的な小型車戦略】でもご紹介しておりますので、ぜひご参照ください。




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その画期的なi3の特性と製造技術に関して、
【「BMW i3」はそこまで来ている BMWイノベーション・デイに参加して】:webCG
で詳しく紹介されています。




Marge000010531-thumb-471x353-9793.jpg
 

「生産拠点となるライプチヒ工場は、電力を全て風力発電で賄う」など、画期的な取り組みについても詳しく解説されています。
カーボン素材の採用が、生産・組立工程も含め省エネルギー・低公害につながっているとのことです。

(ちなみにライプチヒは旧東ドイツ地域でベルリンに次ぐ大都市だそうです。)



そして、私が以前から疑問に思っていたことへの回答も書かれていました。

 

カーボンは特性上、スチールやアルミの様に溶接や曲げ加工ができません。

事故を起こした後の破損部分の修理が難しいのでは? と懸念していたのですが..。




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> CFRP製のライフモジュールは、リペアはそれほど難儀ではない。破損部分をカットして新しいパーツを組み付ける作業は、スチールモノコックボディーの鈑金(ばんきん)よりはるかに簡単だ。

とのことです!安心しました。
要するに、破損部分をカットして、補修用部品を接着するのだと思います。

それどころか、

> そもそもCFRPは外部には露出しておらず、外板パネルに覆われている。しかもそれは傷のつきにくいサーモプラスチック製だけに、普段使いでの小さな傷などはかえって少なくなりそう。総じてi3は、従来の車種より保守・維持費用が20%ほど安く抑えられるというから意外である。

とのことです。
これで私もカーボン車体の採用を全面的に喜べます(^^;ゞ



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( 画像はi8のレーシングカー仕様のイメージです )

i3のデビューが待ち遠しいのはもちろんですが、
軽量で強靭なカーボン車体をもつ【i8】の登場もますます楽しみになってきました。

BMWが掲げる【EfficientDynamics】は、燃料の向上・排出ガス低減を実現しながら、同時に比類なきパフォーマンスを追求します。

BMWは、BMWにしか創りだせない未来を見せてくれそうです! G.Sekido



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