本日、BMW Japan 公式Twitter に、こんな一風変わった画像が掲載されました。
BMWの100周年を記念したコンセプトモデル BMW VISION NEXT 100 が、
人力車が走る日本の昔の街並みに出現した?というような風景です。
「今日は4月1日。100年前、大正時代に広がったエイプリルフール。100年前の1916年に創業したBMW。愉しませる歓びと駆けぬける歓び。歴史を感じながら、夢のあるエイプリルフールを過ごしてください。」
一昨年や昨年に続くBMW恒例のエイプリルフールネタですが、今年はジョークというよりは「歴史の長さを伝えるイメージ広告」と言ったところでしょうか。
良く見ると、遠くにBMW本社ビル(フォー・シリンダー・ビル)も写っているのが手が込んでいますね。
同じく今日4月1日に、MINIからはこんな画期的な商品が発表になりました。
「英国の天候をいつでも体感できる画期的なオプション、
【UK WEATHER PACKAGE】 (オプション価格32円)」
「雨」・「霧」・「雷」の機能はあるものの、イギリスの気候を忠実に再現したため「晴れ」の機能は無いそうです。(^^;
そして、エイプリルフールネタではありませんが・・・
先日BMWが100周年を迎えたことに際して、面白い広告(新聞広告や動画)がライバルであるメルセデス・ベンツから出されました。
新聞広告ではドイツ語、動画版では英語のメッセージが添えられており、
"Thank you for 100 years of competition"
「100年もの間、良き競争相手でいてくれてありがとう」
と感謝を示しながら、その後に付け加えるように
"The previous 30 years were actually a bit boring."
「その前の30年間は、本当のところちょっと退屈だったよ」
と続けられています。
(BMWに敬意を表しながらも、自身の歴史がより長いこともアピールしています。)
ポルシェからも、BMWの100周年を祝う新聞広告が出されました。
ポルシェのコンセプトカー(電動スポーツカー)とBMWのPHEVスポーツカーi8が並び、その下にドイツ語のメッセージが添えられています。
"Die Zukunft stellt uns vor große Herausforderungen. Wir begegnen ihr mit Freude am Fahren. "
"Porsche verneigt sich vor 100 Jahren bewegender Automobilgeschichte und gratuliert BMW ganz herzlich zum Jubiläum."
原文がドイツ語ということもあり訳しにくかったですが、恐らく以下のような内容だと思います。
「未来はとても挑戦的です。私達は【駆け抜ける喜び】と共に未来に挑みます。
ポルシェは100年の自動車の歴史に敬意を表し、BMWの記念日を心からお祝い致します。」
ポルシェの広告に、 BMWのお決まりの台詞である"Freude am Fahren" (駆け抜ける喜び)という言葉を載せたこと自体も懐の深さを感じます。
ベンツ・ポルシェ共に、ライバルに対する敬意とユーモアが感じられ、とても面白いと思います。
以上、100周年ならではの広告でした! G.Sekido