BMW Team Studieが今シーズンから参戦するブランパンGTシリーズ・アジア のRound 3 & 4が、5/12(土)・13(日)に開催されました。
舞台は、シリーズ2カ国目となるタイのチャーン・インターナショナル・サーキット、毎年SUPER GTも開催されるお馴染みのコースです。
【 予選 】
ブランパンGTシリーズ・アジアでは、土曜日に予選(Q1 / Q2)と決勝(レース1)、日曜日に決勝(レース2)が行われます。
※Q1ではレース1の、Q2ではレース2のスタートポジションを決定します。
ライバルであるAMG勢のレギュレーション違反によるグリッド降格もあり、
Q1は81号車の砂子選手がポールポジション!、82号車の浦田選手は4番手、
Q2は81号車の木下選手が2番手、82号車のマックス選手が3番手となりました。
【 レース1 】 (Round 3)
81号車の砂子選手は、ライバルAMGにポジションを奪われるものの、僅差の2位でピットインします。
82号車の浦田選手は、一時2番手まで順位を上げましたがその後後退し、スタート時の4位を守ってピットインします。
ドライバー交代後も良いペースで周回を重ね、一時は2位&3位表彰台も確実かと思われましたが...。
木下選手が乗る81号車は、砂子選手の接触のペナルティ消化と、GT3マシンとの接触によるタイヤバースト!に見舞われ、10位完走となりました。
マックス選手が乗る82号車は、ピットタイムが1秒不足していたことのペナルティ(1秒間のPIT Stop & Go)を課されたこともあって4位でゴールし、惜しくも表彰台を逃しました。
【 レース2 】 (Round 4)
メカニックの徹夜の作業により完全に復旧した81号車は、木下選手の見事なスタートによりトップに立ちます!
その後もAMGと激しく競り合いますが、突然のパワーダウンに見舞われます。
酷暑によるセンサー系のエンジン不調で、世界で70台近くが走るM4 GT4にとって初めてのトラブルによってリタイアとなってしまいました。
3番手からスタートした82号車は、マックス選手の健闘により、ポジションキープでピットインします。
バトンを託された浦田選手は、危なげのない走りで順位を維持し、そのまま3位でフィニッシュしました!
前日惜しくも逃した82号車の初表彰台を、ついに獲得しました!
人生経験豊かな二人による、バランス感覚に優れた素晴らしい走りでした。
そして、人生経験豊かといえば、余談ですが・・・
82号車のドライバーである浦田 健選手は、不動産コンサルタントや会社経営者・事業家としての顔もお持ちです。(レーサーよりもむしろそちらが本業です)
不動産関連などの書籍も多数執筆されており、その最新著書を購入して読んでみました。
親から子へ向けた「人生を豊かにする秘訣」が記された、楽しい本です。
(個人的には、相対性理論と人間の情熱を結び付けた節に感銘を受けました)
浦田選手の走りの秘訣も垣間見えるように思います。
次戦から戦いの舞台はいよいよ日本に移り、鈴鹿(6/30-7/1)・富士(7/21-22)で争われます。
個性溢れるドライバーによる、熱い戦いを期待できそうです! G.Sekido