ソニー損保さんは、毎年【 新成人のカーライフ意識調査 】という調査をされており、今年も調査結果が公開されました。
2013年~2018年に引き続き、その調査結果の中で気になった項目をピックアップしてみます。
まずは今回初めて調査になった項目からご紹介します。
今年の新成人が「将来いつかは購入したいと思う、あこがれの車」です。
BMWが2位以下を引き離しての1位となりました!
(15位にMINIもランクインしました)
その一方で、これも今回が初めての調査である
「20歳のうちに、車を購入するとしたら、欲しい車」では、
男女別で以下のような結果となりました。
BMWは男女ともにベスト10に入っているものの、1位とは開きがあります。
昨年までの調査項目の「車を購入する際に欲しい車」では、
BMWは「輸入車の中での最上位」が定位置でしたが、
今回から「現在」と「将来」の2項目に分かれたところ、上記の結果となりました。
「BMWは本音ではすごく欲しいけど、まだちょっと手が届かない」、そんなイメージでしょうか。
他の調査項目の結果では、
● マイカー購入予算 平均額は175万円で、4年連続の減少
● カーライフにかけられる金額 平均額は16,894円/月で、4年連続の減少
と、経済的な余裕が減少する一方で、
●「若者の車離れとは自分のこと」と新成人の33.6%が実感するも、昨年の37.3%からは3.7ポイント減少
●「レンタカー・カーシェアの利用で車を欲しい気持ちが強くなった」利用経験者の4割
と、「若者の車離れ」現象に関する新しい傾向も見受けられます。
強引にまとめてみると、「経済的な理由もあって、車に対する優先順位は上げられないものの、興味や所有欲が失われ続けているわけではない」、といったところでしょうか?
話は変わりまして・・・
昨年11月に、こんな試験を受けてきました。
【くるまマイスター検定】という、「くるまの知識を試す唯一の検定」です。
2014年から毎年開催され、大手自動車メーカーをはじめとする自動車関連会社が協賛しています。
「履歴書に記載できる」検定とのことで、以前には経済産業省が後援していたこともあります。
2年前の2級に続き、今回は最上位の1級にチャレンジしました。
※ 1級を受験するには、2級に合格している必要があります。
4択の選択問題が100問あり、いずれもかなりの難問で60分の制限時間ぎりぎりまで悩みました。
( こちら で1級・2級・3級・ジュニアの例題を試すこともできます)
80点以上が合格とのことですが、その結果は・・・
なんとか合格でした!
同時期に息子(13歳)が2級を受けたのですが、その結果は・・・
こちらも合格でした!
私はかなりギリギリでしたが、こちらは余裕の合格でした♪
ちなみに、第1回~第6回の検定の実績のうち、1級と2級をグラフにするとこんな感じになりました。
1級受験者は増えてきているものの、2級受験者は頭打ちのような傾向も見られます。
合格率はここ2回は下がっており、平均点からみても問題の難易度が上がっているようです。
(ちなみに1級合格者の累計は160人なので、以前に合格したMENSA〔日本で3500人〕よりもレアなようです。)
個人的には、経済産業省の後援の復活も含め、更なる盛り上がりや認知度の向上を図ってほしいと思います。
「若者の自動車離れ」の傾向がよく報じられますが・・・
日本は世界に名だたる自動車大国ながら、自動車の楽しさや文化的な側面を育てる活動が十分ではないと思います。
(ヒストリックカーに関する取り組みや、小学校の教科書での自動車産業に関する解説などの動きも見られますが)
ぜひ、行政や諸法律なども含め、国を挙げて「クルマの楽しさ」の育成に取り組んでほしいと思います! G.Sekido