BMW Team Studieが参戦する ブランパンGTワールド チャレンジ・アジア のRound 9&10が、8/3(土)・4(日)に韓国インターナショナル・サーキットで開催されました。
この韓国ラウンドの結果によっては、今シーズンのドライバーズタイトル獲得が決定します。
チーム&ドライバーにとって未経験のサーキットながら、シミュレーターで習熟を重ね万全の準備を整えてコースに向かいます。
(82号車は前戦での破損の修復中なので、81号車1台での参戦です)
【 予選 】
高い気温と路面温度に悩まされながらも、Q1(Round9の予選)では砂子選手はポールポジションを得ます。
Q2(Round10の予選)では木下選手が1周目・2周目共にトップタイムを刻み、タイヤを温存するために早めにピットに帰還します。
ところがライバルAMG111号車がラストアタックでベストタイムを更新したので、惜しくも予選2番手となります。
【 Round 9 決勝 】
ポールからスタートした砂子選手は、ポジションをキープして周回を重ねます。
ですが、スタート時に隊列を乱したとの理由で81号車にドライブスルーペナルティの裁定が下されてしまいます。
(スタート時のストレートで前のGT3から車幅1/4分横にずれていたのですが、その前のGT3が更に1/4分グリッド枠からずれていた為、結果的に81号車は1/2グリッドの枠からずれていると判断されたようです)
それにより最後尾まで順位を下げ、そこから追い上げる展開になります。
交代した木下選手は怒涛の追い上げを見せ、ポジションアップします。
そして3番手に1秒差まで迫りますが抜くには至らず、4位でレースを終えました。
タイトル獲得は、翌日以降に持ち越しとなります。
【 Round 10 決勝 】
2番手からスタートした木下選手は1周目にオーバーテイクを果たし、トップで周回を重ねます。
ピットイン&ドライバー交代で2位にポジションを落とすものの、砂子選手は前車との4秒のタイム差をわずか3周で縮め、再びトップに立ちます!
厳しいBoP(性能調整)をものともせず、その後も着実な走りを見せ、
トップでチェッカーを受けました!
10戦中6勝!で、2019年シーズンのドライバーズタイトルを獲得しました!
昨年はチームタイトルは制したものの、本命ともいうべきドライバーズタイトルは惜しくも取り逃しました。
その雪辱を果たす戴冠です!
木下隆之選手・砂子塾長選手にとっても、久々の栄冠です!!
今シーズンは、残すは9月27日・28日に中国で開催されるROUND11&12のみになりました。
チームタイトルの獲得に向けて、チームは大胆な秘策も考慮に入れているようです。
大逆転でのダブルタイトル獲得が見られるかもしれません!! G.Sekido