センターコンソール部分には、BMWの市販車でも見慣れたロゴも並びます。 "START/STOP ENGINE" ボタンは、パーツそのものも市販車と同じだと思われます。 「リアフォグ・フロントデフォッガー・エアコン」
「ヘッドライト・フロントフォグ」
という並びになっていて、降雨時や夜間等の必要状況ごとにまとめられていて機能的です。 センターコンソール周辺のカーボンパーツの作り込みは、ある意味市販車レベル以上で、デザインも洗練されています。 そして最先端のレーシングカーならではの装備もあります。 GT3およびGT4カテゴリーは、メーカーや車種によって異なる走行性能の均等化を図るために、毎年FIA等によりBoP(Balance of Performance)という性能調整項目(エンジン回転数別の最大ブースト圧等)が定められています。 そのBoPを記録したUSBメモリーをセンターコンソール上部に差すことで、即座にエンジン特性を変えられるようになっているのです。 BoPは6段階に色分けされていて、USBメモリーはその色で塗られています。 目視でも現在のBoP設定を確認できる、という仕組みです。 ちなみに、///M ロゴも刻まれたこのUSBメモリーは、既にBMWの純正パーツナンバーが割り当てられているようです。 1本5万円オーバーのプライスが設定されているそうですが、さすがレース専用というか少量生産品というか...。 なおM4 GT4は、市販車と同じくキーが無いとエンジンがかかりません。 シフトレバーの根元付近に、キーを納めるためのくぼみと固定用のベルトまで備わっているのもスゴイです。 BMWのクルマそのものに対する愛情が表れているようです。 M4 GT4が直列6気筒ならではのサウンドを奏でながら、日本&アジアのサーキットで戦う姿を見られるのが楽しみです! そして余談ですが・・・