• プロフィール3に写真を追加してください。
世界中
うんうんする
0


16sgt-rd7-007-2-thumb-471x353-146949.jpg
SUPER GTの今シーズンの第7戦が、10月8日(土)・9日(日)にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われました。

SUPER GTで唯一の海外戦であり、今年で3度目の開催です。

BMW勢にとって、昨年は3位一昨年は2&3&4位を、Z4 GT3で獲得したサーキットでもあります。




WT1_5142-thumb-471x313-147028.jpg
Team Studie の予選は、予想外の展開となりました。

ミューラー選手がQ1を8位で通過したと思いきや、ベストタイムを記録したラップで4輪脱輪(走行エリア外への全タイヤのはみ出し)があったと判定され、そのタイムが抹消されます。

その結果、Q1敗退・16番手となってしまいました。




2016_gt7-01326-thumb-450x300-147030.jpg
一方、ARTA はよい意味で予想外の予選となります。

高い気温、厳しいBoPの設定、大きなウエイトハンデと不利な材料を抱えながら、小林選手がQ1を2位で通過し、ベテラン高木選手はQ2で5番手タイムを刻みます!

チャンピオンシップを見据えても、上々の結果です。




2016101409-thumb-471x313-147044.jpg
迎えた決勝は、Studie M6の速さが発揮される展開になりました。

荒選手の素晴らしいライン取りとテクニックで、スタート直後に16番手から11番手まで順位を上げ、その後も水温をマネージメントしながら周回を重ねます。

そしてGT300クラスの全チーム中で最も早くピットインして給油とタイヤ交換を行い、有利な位置でタイムを削るという作戦に出ます。




2016101411-thumb-471x313-147057.jpg
ミューラー選手はその作戦を見事に成功させます。

暑さと戦いながらの45周の長丁場を担当し、予想以上の好タイムを重ね、6位でフィニッシュしました!

予選の失敗を見事に取り返しました!




14690872_1128769110536319_2782318735214495336_n-thumb-471x313-147062.jpg
ARTA M6も大胆な作戦で決勝を戦います。

高木選手はスタート時の順位をキープしたままピットインし、給油はするもののタイヤは交換せず、小林選手をコースに送り出します。

ボディが大柄でタイヤに厳しいという特性を持ったM6にとって、ギャンブルともいえる作戦です!




14570460_1128769140536316_3253559876551978067_n-thumb-471x313-147064.jpg
その「タイヤ無交換」によって削ったピットタイムや、前車の接触、そしてもちろん小林選手の見事な走りによって、見事3位をもぎ取りました!

ARTAにとって今期3度目の表彰台です。(1位・2位・3位それぞれ1回ずつ)


ランキングはドライバーチーム共に3位で、11月11日~13日の茂木戦に臨みます。
(熊本地震の影響で延期された第3戦と最終戦を、3日間の日程で戦います。)

トップとの差は小さいので、BMW勢にとって2年ぶりの戴冠も期待できます!



そして、BMWのモータースポーツ関連ニュースとして・・・




z02-1280x853-thumb-471x313-147071.jpg

リオ・パラリンピックの金メダリストにしてBMWを駆るレーサーでもある
アレックス・ザナルディの偉業については、当ブログでもご紹介してきましたが...。



なんと1年3ヶ月ぶりに復帰したイタリアGTで、

M6 GT3に乗っていきなり優勝を果たしました!




 ZANARDIWIN2-thumb-471x353-147073.jpg
パラリンピックに集中する為にここ1年強はモータースポーツを休んでいたザナルディは、新しく得た金メダルを携え、BMW Team Italia (ROAL MOTORSPORT)に復帰しました。

そして挑んだイタリアGT最終戦(2レース制)は、ザナルディにとってM6 GT3の初レースながら、レース2で優勝しました!


明日で50歳になるこの方の辞書には、「限界」という言葉は載っていないのではないでしょうか...!

もう言葉では表現できません! 凄すぎます!  G.Sekido



世界中
うんうんする
0


1463360-thumb-471x214-146015.jpg
今週末の10/15(土)・16(日)は138タワーパークにて、当地域の輸入車ディーラー各社による合同展示会【輸入車フェア in 138タワーパーク】が開催されます。




IMG_6569-3-thumb-471x313-146079.jpg
弊社グループからはSUN MOTOREN(BMW) ・ MINI一宮 ・ SUN CARSが今回のフェアに参加しております。




IMG_0528-2-thumb-225x333-146009.jpgIMG_0550-2-thumb-222x333-146011.jpg
138タワーパークには、展望タワーやお子様が楽しめる遊具や花畑等もございます。

今日は天候も素晴らしく、公園でゆったり過ごすのには最高の週末になりそうです。




IMG_0515-6-thumb-471x108-146017.jpg
IMG_0515-5-thumb-377x475-146019.jpg
各種イベントや、お楽しみ抽選会も企画されています。

ぜひ秋空を満喫しがてら、ご来場ください!



そして、もう一つお知らせがございます。

 IMG_0513-8-thumb-471x353-146030.jpg
数あるBMWディーラーブログの中でNO.1アクセス数のAbeBlog From Tokyo Towerでもお馴染みの、ABE BMWの阿部 良太 社長にご来社いただきました!

リーズナブルで高品質なスタッドレスタイヤ&ホイールセットをご紹介頂きました。

デザインもタイヤも豊富な選択肢からお選びいただけます。

スタッドレスタイヤは毎年年末になると品薄になりますので、お早目のご検討をお勧め致します。

お問い合わせをお待ちしております! G.Sekido



世界中
うんうんする
0


当ブログは2009年6月に開始し、週に1本というスローペースながら

7年と少し継続し、前回のブログで記事数が400本になりました。


それを記念して?今更ですが私G.Sekidoの自己紹介をさせて頂きます。
 

(最近のスタッフ紹介記事シリーズにならい、インタビュー形式で...)

IMG_0485-53.jpg

Q1.略歴を教えてください。

一宮市内の小、中、高校を経て、首都圏にある大学の理工学部に進み、

(テニスサークルに属しながら麻雀ばかりしてました)

某国産自動車メーカーに就職しボディー設計部に3年間勤め、転職しました。

(設計の仕事をしたと言うより、車の勉強をさせてもらったという感じです)


その後は弊社グループで主に経理部門(BPS一宮の隣)で仕事をしています。


余談ですが、私は大学の当地域の同窓会(三田水曜倶楽部・会員数約130名と、一宮三田会・会員数約100名 )の事務局もしています。

当地域にお勤めまたはお住まいの同窓の方(特に転勤で来られた方)がいらっしゃいましたら、ぜひご連絡・ご紹介をお待ちしております。



Q2.趣味や特技はありますか?

hobby53-2.jpg

昔はバンドでギターを弾いたりしていましたが、今はすっかり埃をかぶっています。

麻雀もほとんどやらなくなりましたが、昨年に久々にやったら通算14回目?の役満を上がりました!

ゴルフやスノボもたまにやりますが、趣味と言えるレベルではありません。(運動不足解消に、筋トレは20年以上続けています)

今は趣味と言えば映画館での映画鑑賞(年に20本位)、息子と一緒にやるラジコンやカート位でしょうか。

車をいじる(小ネタ、小細工系)のも好きです。



p1CARKEN.jpgIMG_0244-53-2.jpg

他には、たまに変わった試験を受けることも趣味?と言えるかもしれません。

自動車文化検定(通称CAR検)は3級・2級と合格しました。(1級は、挑戦中に検定自体が無くなってしまいました。)

先日は、MENSA(メンサ)という知能指数を確かめる試験に合格し、JAPAN MENSAの会員になりました!
(日本では、茂木健一郎さんやロザン宇治原さんなど、約2000人が会員のようです。)


来月はくるまマイスター検定の2級を受験予定です。


P1450277-3-thumb-230x153-156689.jpgIMG_1096 (3)-2-thumb-215x156-262643.jpg
(追記:その後、くるまマイスター検定の 2級 と 1級 に合格しました!)




Q3.BMWの中で好きな車は何ですか?

P90047275-2-thumb-225x149-144957.jpgBMWM6coup-2-thumb-225x149-144959.jpg

基本的に軽快な車が好きで、2代目(E30)以降の歴代3シリーズを乗り継ぎ、オープンカーも経験したいと思い今はZ4に乗っていますが、年齢と共に好みが変わりゆったり乗れる車も好きになってきました。

趣味的な観点では、今は先代M6(E63)が気になります。専用V10エンジン搭載という歴代Mモデルの中でも突出した個性や、クリス・バングル時代ならではの彫刻的なデザインに惹かれるようになってきました。

商品的な観点では、現行1シリーズはクラス随一の贅沢な作りによって走りの質感が極めて優れており、とても好きな車です。特にLCI後の最新モデルはコンパクトカーの歴史に輝く名車だと思います。


(追記:その後、Z4からM240iに乗り換えました!)




Q4.BMWの魅力とは、何だと思いますか?

走りの質を優先した、独創的な車創りだと思います。

言い換えると、マーケットイン的(顧客が望むものを作る)ではなく、プロダクトアウト的(作り手が良いと思うものを作る)な車創りが魅力的だと思います。

bmw-3-Series-history-1900x1200-04.jpg
BMWは長らく後輪駆動のセダンを中心としたラインナップを続けてきて、ストラットサスや直列6気筒エンジンなど、技術的にも保守的にも見える車創りをしてきました。


そしてここ十数年は、車種の幅を広げ、画期的な新技術や新コンセプトを次々に市販車に導入しました。




3SERIES_INTERIOR3-4-thumb-471x353-35956-3.jpg
例えば、手元コントローラーによる集中操作(iDrive、1999年)、走行性能に優れたSUV(X5、2000年)、ランフラットタイヤの標準採用(2003年)、ダウンサイジングに適した直噴ターボエンジン(N54、2006年)、クーペタイプのSUV(X6、2008年)、V8エンジンのバンク間ターボ配置(N63・S63、2008年)といったところです。


これらは他社の製品を横目に「売れそうな商品」として作られたのではなく、
技術的・思想的に「優れた商品」としてゼロから生み出されています。

そしてそれらの多くは他社の先駆けとなり、フォロワーを生みだしました。




bmw-c1_scooter-thumb-225x168-144978.jpgo0600042310300881403-thumb-225x158-144976.jpg


中には、安全性を追求した2輪車(C1、2000年)や水素エンジン車(Hydrogen7、2005年)のように、恐らく大きな労力と費用をかけながら、一般化しなかった技術や商品もありますが・・・




BMW-i3-Concept-side-view-3-thumb-471x440-9732-3-thumb-225x168-145042.jpgfileCARBONCORE-2-thumb-225x168-145044.jpg

依然としてBMWは、
大量生産車へのカーボン骨格の導入(i3、2013年)、
金属とカーボンの複合骨格の導入(7シリーズ、2015年)など、
勢いを緩めること無く独創的な車創りに邁進しています!




m-cars-3-thumb-471x314-145022.jpg

駆動方式やパワープラントが多様化しながらも、
守るべきものは守り、攻めるべきところは攻め、
走りの質を優先した、独創的な車創りを続けているのは、素晴らしいと思います。

コストダウンやシェア拡大を主目的に他社と合併や資本提携することは無く、
孤立を恐れず、「優れた商品」を追求しています



そしてBMWグループの総力を結集し、前輪駆動プラットフォームで優れた走行性能と利便性を両立し、満を持してファミリーカーとミニバン(2シリーズ アクティブツアラー・2014年、グランツアラー・2015年)を発売しました。

「売れ筋のジャンル」だからと後追いで他社の類似品を開発したのではなく、
「走りも、さらに機能性にも優れたBMWならではの新型車」として、信念を持って創り出された車だと思います。




話は変わりまして・・・

 IMG_0493-2.jpg

新発売になったX1 xDrive18dの試乗車ができました。

「ディーゼルエンジンを搭載した、利便性に優れるFFベースのクロスオーバー4WD」と、数年前には予想もしなかった要素によって成り立ちながら、その走りの質感は紛れも無くBMWです。

ぜひご試乗の上、走りの質を優先した、独創的な車創りをお確かめください。



自己紹介から始まり、BMWについての考察から試乗車の紹介へと、話が移ってしまいましたが・・・

今後とも、BMWグループ各車および弊社のご愛顧と、当ブログのご愛読を宜しくお願い致します!  G.Sekido




世界中
うんうんする
0


3SERIES1234.jpg

1975年に誕生した初代から現行の6代目までの歴代3シリーズは、約41年にも及ぶ歴史があります。

そして日本に正規輸入された3シリーズのうち、初代から4代目までは「318i」が最小排気量モデルでした。

※4代目の3ドアハッチバックモデル(316ti)を除きます。


つまり318iは約4半世紀に渡って「日本における最もベーシックなBMW」であり、

かつ長年に渡り「日本におけるBMWの最量販モデル」でもありました。



その「318i」が、約11年ぶりに帰ってきました!




Cap20160930_1-thumb-471x221-143705.jpeg

新たに 318iセダン318i ツーリング が発売になりました!

新世代の3気筒・1.5Lターボエンジンを搭載し、豊富な機能も備え、更に魅力的な価格を実現しました。

3シリーズの新たなエントリーモデルであり、最もベーシックなBMWのセダン/ステーションワゴンです!




IMG_0429-2.jpg

早くもショールームにも318iセダンが登場いたしました。

アルピンホワイト3のM Sportです。

既存のモデルと同様に精悍な外観は、輝きを放っています。




IMG_0432.jpg
内装も、質感・機能性共に既存モデルとほぼ変わりません。

ナビ等の利便装備や各種安全装備を豊富に備え、
最新鋭車種として「必要なものは全て」揃っています。




IMG_0444-2.jpg

さらに、試乗車もご用意いたしました!

展示車と同じくアルピンホワイト3の318i セダン M Sport (8AT)です。




IMG_0456.jpg

1.5リッター直列3気筒ターボエンジンは136ps/22.4kgmを発揮し、8ATの効果もあって十二分な加速性能を持っています。

BMWの流儀にならい極力後方に寄せて搭載されるエンジンは、1気筒分エンジン長が短いためハンドリングがさらに軽快になりました!




Cap20160930_2-2-thumb-424x238-143722.jpeg
318iが搭載するB38エンジンは、先日のブログでもご紹介した基本設計に優れる最新Bシリーズエンジンです。

快音と共にスムーズに高回転まで吹け上がります!

アイドリングや始動時も含みどの状況においても、3気筒ゆえの粗さは全く感じられません!




IMG_6197-2.jpg
なお、このモデルのiDriveの操作画面は、新型7シリーズに準じた最新バージョンになりました。

各種操作音・警告音も高級感が増し、BMWの最新流儀を身につけています。

総合的な商品力の高さは、歴代318iの中でもずば抜けていると思います!






 IMG_0447-2.jpg

318i」は、「さいわい」(幸い)とも読め、縁起が良い名前でもあると思います。

ぜひ、最新の「幸い」をお確かめください。

今週末は【BMW 318i デビュー・フェア】を開催いたします。

ご来場をお待ちしております。  G.Sekido





世界中
うんうんする
0


Cap20160923-2-thumb-471x304-142743.jpg

先日まで熱戦を繰り広げたリオデジャネイロ・パラリンピックにて、

BMWとの関わりも深いアレッサンドロ・ザナルディ(49歳、イタリア)が、

ハンドサイクル競技で2つの金メダルと、1つの銀メダルを獲得しました!


この偉業について語る前に、彼の波乱に満ちた経歴をご説明しようと思います。

(以下、当ブログの過去記事の内容を一部含みます)




CapD20140530_1-2-thumb-236x284-42057.jpeg
アレッサンドロ・ザナルディ(アレックス・ザナルディ)は1966年生まれ・イタリア出身のレーシングドライバーです。

イタリアF3、国際F3000を経て、1993年にF1へステップアップしました。

F1ではジョーダン・ミナルディ・ロータスを1年毎に渡り歩くものの、6位入賞が1回のみと目立った成績は残せませんでした。

当時これらのチームは中位~下位を低迷しており、マシンは速さも信頼性も乏しいのが実情でした。

マシンの限界をさらに引き出そうとする様なアグレッシブな走りはクラッシュと紙一重で、結果として「壊し屋」の異名も持っていました。




cartzanardi-thumb-330x198-42059.png

そこで1996年にアメリカに渡りCARTに挑戦すると、才能が開花しました。

参戦初年度にポールポジション6回・優勝3回を記録し、ランキング3位を獲得しました。


特に最終戦ラグナセカのファイナル・ラップで見せた、前代未聞のオーバーテイクは注目を浴びました。




thepass-thumb-330x265-42063.png

このコースの名物でもある高低差15mの坂を下るS字シケイン「コークスクリュー」を、直線的にショートカットするという荒技です。

( "THE PASS" という名前が付けられるほど印象的な技でしたが、危険すぎるという理由で後にこのオーバーテイクは禁止になりました)

その後1997年には5勝、1998年には7勝を挙げ、圧倒的な強さで2年連続チャンピオンを獲得しました。

アクシデントで大きく出遅れても、特殊なピット戦略を使うこともなく、コース上で挽回しあっさり優勝してしまう強さは専門誌をして「意味不明」と評されたそうです。




F1ZANARDI-thumb-330x220-42065.png
その栄冠を引っさげ、1999年にF1にカムバックします。

しかも今度はウイリアムズという名門チームです。

ですが同僚のラルフ・シューマッハが11度入賞したのと対照的に、1年間1度も入賞することができず契約を解除されてしまいます。

急激にハイテク化が進んだF1に馴染めなかった、という側面もあるようです。

※ちなみにこの年のウイリアムズはルノーのカスタマー・エンジン(参戦名:スーパーテック)を使用していました。その翌年からBMWエンジンに替え、ラルフ・シューマッハー&ジェンソン・バトン(2000年)、ラルフ&ファンパブロ・モントーヤ(2001~2004年)と共に表彰台の常連になり、タイトル争いをします。



1年間の休養の後、2001年に34歳でCARTに復帰しますが、悲劇が訪れます。




CapD20140530_1-3-thumb-471x287-42080.jpeg
久々の優勝が目前に迫ったレースで、ピットアウトの際にバランスを崩してスピンし、後続の車に側面から衝突されます。

動画の1分40秒程から事故のシーンが映っていますが、衝撃的な映像を含みますのでご注意願います)

2台のマシンは大破し、ザナルディは全身の血液の9割を失う程の大怪我を負い、生死の境をさまよいます。

幸い一命は取り留めるものの、両足の損傷は激しく膝上から切断されました..。




CapD20140530_1-4-thumb-377x251-42082.jpg

それでもレースに対する情熱は捨てきれませんでした。

両足に義足を装着して、フォーミュラカーでの走行を試みます。

なんと事故から20ヵ月後には、特別仕様のマシンに乗り込み事故のあったラウジッツリンクでレースの残り13周を走り、3年越しのレースの完走を果たします。






WTCCZANARDI-thumb-330x439-42084.png

2005年からは、WTCCにBMWからフル参戦を果たし、8月には早くも初優勝を果たします。

(2006年には、BMWザウバー F1 を試運転する機会も与えられます。)

WTCCでは合計4勝を挙げる活躍の後、2009年限りで引退します。
この時42歳です。


ここまででも十二分に波乱万丈な人生ですが、ザナルディの情熱は衰えません。




e9d45c69-s-thumb-330x254-42138.png

数年前から取り組んでいたハンドサイクル競技を本格的に始め、パラリンピックでのメダル獲得を目指します。

 

いくつかの国際的なマラソンで優勝するなど、ここでも頭角を現します。




ZANARDIWIN-thumb-471x353-42096.jpg

そして、2012年ロンドンパラリンピックにイタリア代表として選ばれると、圧倒的な速さを発揮します。

16kmのH4ハンドサイクル・タイムトライアルで金メダル
ハンドサイクル・ロードレースで金メダル
ハンドサイクル・チームリレーで銀メダルと、45歳にして3つのメダルを獲得しました

(ちなみにこの競技が行われたブランズ・ハッチは、ザナルディがF3000時代にコースレコードを記録したサーキットでもあります)



金メダリストになっても、ザナルディのモータースポーツに対する情熱は、消え去ることはありません。




ZANARDIGOLD3-thumb-330x408-42104.png

同年秋、BMWのモータースポーツ部門の40周年記念行事の一環として、ザナルディにBMW M3 DTMをドライブする機会が与えられました。(そのM3は、金メダル獲得を祝い金色に塗られ、ハンドサイクルとメダルが描かれています。)

ザナルディは世界最長サーキットであるニュルブルクリンクを32周し、見事な走りを披露しました。


そしてこの「お祝い」によって、モータースポーツへの情熱は再び激しくなりました




CapD20140530_9-thumb-471x264-42114.jpeg
47歳のザナルディは、「ブランパン・スプリント・シリーズ」にフル参戦します。

BMW・Z4 GT3を駆って、イタリアのロアル・モータースポーツからの出場です。

通常は2名ドライバー制でタイヤ交換等の際に交代しますが、ザナルディ車は特別仕様であるため1人で全レース距離を走るという、体力的にも厳しいチャレンジです。

開幕戦は13位で完走し、第2戦では5位入賞を果たしました!




CapD20140530-3-thumb-330x290-42071.jpg

その後もBMWは前人未到の挑戦を続けるザナルディを応援し、

2014年にはBMWブランド大使に任命します。




Cap20160923_1-thumb-377x283-142688.jpeg
今年6月に開催されたイギリスのモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」では、イベントのホストとしてトークショーに陽気に参加しただけでなく・・・






Cap20160923_2-2-thumb-471x264-142715.jpg
BMW Z4 GT3を駆ってヒルクライムレースに参加し、派手なドーナツターンも決めて観客を魅了しました!

(元F1ドライバーかつ現役アスリートのザナルディにとっては、朝飯前でしょうか?)




そして、49歳にしてイタリア代表のエースとしてパラリンピックに挑み・・・




0c1be953bae585bb4acc477411e46b93-1024x576-2-thumb-225x150-142721.jpgCsaZ2bEXgAA88gU-thumb-225x149-142723.jpg
ac181a0419c1304ea1d97038d53b2df6-1024x682-2-thumb-225x168-142725.jpgcfdc69b721b9a0ee5612ee8348f34495-thumb-225x168-142727.jpg

男子ロードタイムトライアル H5 金メダル(偶然にも大事故からちょうど15年でした)

男子ロードレース H5 で銀メダル

男女混合 チームリレー H5 金メダルを獲得します!


2度のパラリンピックで、合計で4つの金メダルと2つの銀メダルを獲得するという偉業を成し遂げました!


(これらの写真のいくつかは撮影者がBMW AGとなっているので、パラリンピック参加もBMWがサポートしていると思われます)




 Cap20160923_8-thumb-377x480-142741.jpeg

金メダル獲得直後には、

"Isn't about the 144 digits, simply that's impossible to describe some kind of feelings Thanks to YOU all, I mean it!"

「144文字ではこのフィーリングを伝え切れないよ。みんな本当にありがとう!」

Twitter(1投稿が英字144文字までという制限があります)で語る、陽気なイタリアンのザナルディですが・・・。


恐らく、想像を絶するような努力と苦労があったことと思います。


トップアスリートが持つ最大の資質は、その技能や身体では無く、

あきらめること無く挑戦し続ける心にこそあるのかもしれません。

来月50歳になるアレックス・ザナルディの益々の活躍を期待します!  G.Sekido




Link
プロフィール
Sun Motoren BMW
Sun Motoren BMW
Sun Motoren カーくるビジネスブログアカウントです。
新着記事
カテゴリ
アーカイブ
2024年11月 (3)
2024年10月 (4)
2024年09月 (4)
2024年08月 (5)
2024年07月 (4)
2024年06月 (4)
2024年05月 (4)
2024年04月 (4)
2024年03月 (5)
2024年02月 (4)
2024年01月 (4)
2023年12月 (4)
2023年11月 (5)
2023年10月 (4)
2023年09月 (4)
2023年08月 (4)
2023年07月 (4)
2023年06月 (5)
2023年05月 (3)
2023年04月 (4)
2023年03月 (5)
2023年02月 (4)
2023年01月 (4)
2022年12月 (4)
2022年11月 (4)
2022年10月 (4)
2022年09月 (5)
2022年08月 (3)
2022年07月 (5)
2022年06月 (4)
2022年05月 (4)
2022年04月 (5)
2022年03月 (4)
2022年02月 (4)
2022年01月 (4)
2021年12月 (4)
2021年11月 (4)
2021年10月 (5)
2021年09月 (4)
2021年08月 (3)
2021年07月 (5)
2021年06月 (4)
2021年05月 (4)
2021年04月 (5)
2021年03月 (4)
2021年02月 (4)
2021年01月 (4)
2020年12月 (5)
2020年11月 (4)
2020年10月 (5)
2020年09月 (4)
2020年08月 (3)
2020年07月 (5)
2020年06月 (4)
2020年05月 (4)
2020年04月 (5)
2020年03月 (2)
2020年02月 (5)
2020年01月 (3)
2019年12月 (4)
2019年11月 (5)
2019年10月 (4)
2019年09月 (4)
2019年08月 (5)
2019年07月 (4)
2019年06月 (4)
2019年05月 (5)
2019年04月 (4)
2019年03月 (5)
2019年02月 (4)
2019年01月 (3)
2018年12月 (4)
2018年11月 (5)
2018年10月 (4)
2018年09月 (5)
2018年08月 (4)
2018年07月 (4)
2018年06月 (4)
2018年05月 (4)
2018年04月 (4)
2018年03月 (5)
2018年02月 (4)
2018年01月 (4)
2017年12月 (5)
2017年11月 (4)
2017年10月 (4)
2017年09月 (5)
2017年08月 (4)
2017年07月 (4)
2017年06月 (5)
2017年05月 (3)
2017年04月 (4)
2017年03月 (5)
2017年02月 (4)
2017年01月 (5)
2016年12月 (5)
2016年11月 (4)
2016年10月 (4)
2016年09月 (5)
2016年08月 (4)
2016年07月 (5)
2016年06月 (5)
2016年05月 (4)
2016年04月 (5)
2016年03月 (4)
2016年02月 (4)
2016年01月 (4)
2015年12月 (4)
2015年11月 (4)
2015年10月 (5)
2015年09月 (4)
2015年08月 (3)
2015年07月 (5)
2015年06月 (4)
2015年05月 (4)
2015年04月 (4)
2015年03月 (4)
2015年02月 (5)
2015年01月 (4)
2014年12月 (5)
2014年11月 (4)
2014年10月 (5)
2014年09月 (5)
2014年08月 (4)
2014年07月 (4)
2014年06月 (4)
2014年05月 (4)
2014年04月 (4)
2014年03月 (4)
2014年02月 (5)
2014年01月 (3)
2013年12月 (4)
2013年11月 (5)
2013年10月 (4)
2013年09月 (4)
2013年08月 (4)
2013年07月 (5)
2013年06月 (5)
2013年05月 (3)
2013年04月 (4)
2013年03月 (5)
2013年02月 (4)
2013年01月 (5)
2012年12月 (5)
2012年11月 (4)
2012年10月 (4)
2012年09月 (5)
2012年08月 (3)
2012年07月 (4)
2012年06月 (6)
2012年05月 (4)
2012年04月 (6)
2012年03月 (5)
2012年02月 (4)
2012年01月 (4)
2011年12月 (5)
2011年11月 (4)
2011年10月 (5)
2011年09月 (4)
2011年08月 (3)
2011年07月 (5)
2011年06月 (4)
2011年05月 (4)
2011年04月 (6)
2011年03月 (9)
2011年02月 (4)
2011年01月 (5)
2010年12月 (5)
2010年11月 (4)
2010年10月 (6)
2010年09月 (5)
2010年08月 (4)
2010年07月 (6)
2010年06月 (8)
2010年05月 (6)
2010年04月 (6)
2010年03月 (4)
2010年02月 (4)
2010年01月 (5)
2009年12月 (5)
2009年11月 (4)
2009年10月 (5)
2009年09月 (5)
2009年08月 (4)
2009年07月 (3)
2009年06月 (4)
その他機能
RSS 2.0 Feed
ゲストブック
ブラウザのお気に入りに追加

 
ブログ購読
このブログが更新されたらメールが届きます。
メールアドレスを入力してください。
2024年11月
1
仏滅
2
大安
3
赤口
4
先勝
5
友引
6
先負
7
仏滅
8
大安
9
赤口
10
先勝
11
友引
12
先負
13
仏滅
14
大安
15
赤口
16
先勝
17
友引
18
先負
19
仏滅
20
大安
21
赤口
22
先勝
23
友引
24
先負
25
仏滅
26
大安
27
赤口
28
先勝
29
友引
30
先負