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SUPER GTの今シーズンの第2戦が、5月3日(土)・4日(日)に富士スピードウェイで行われました。

M6 GT3のBoP(性能調整)は第1戦から第2戦にかけて緩和され、BMW勢にとって追い風となっています。

土曜午前中の練習走行は、0.3秒の中にM6を含む11台が並ぶ僅差のリザルトで、混戦が予想されます。




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BMW Team Studieは、予選Q1を担当した荒選手がタイミングを見極めて10番手タイムを出し、Q2進出を決めます。

Q2でヨルグ選手が刻んだタイムは、他車のタイム抹消もあり、7番手となります。

電気系トラブルで最後尾29番手スタートとなった開幕戦からジャンプアップし、上位入賞も狙える位置を得ました!




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ARTAは、Q1をベテランの高木選手が担当し、手堅くQ2進出を決めます。

Q2は今期にチームに加入したウォーキンショー選手が担い、9番手となりました。

こちらも開幕戦の予選18番手から、大きくポジションを上げました!




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第2戦の決勝は通常よりも200km長い、500kmの長丁場です。

Studie M6は、荒選手が6番手に上げ、交代したヨルグ選手が一時4番手まで上げるものの、タイヤにバイブレーションが発生し予定より早めのピットインを強いられます。

最終スティントを担当した荒選手はタイヤをマネージメントしながら走り、7位入賞でフィニッシュしました!

(Studie M6のカーナンバーは7で、予選7位、決勝7位と、7が並びました)




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ARTA M6は高木選手がスタートを担当し、後続車に軽く追突されバランスを崩しながらも、4番手までポジションを上げピットインします。

このピット作業中に燃料補給装置にトラブルが発生し、満足な給油ができないという不運に見舞われます。

更にそれが原因で作業ミスがあり、交代したウォーキンショー選手はドライブスルーペナルティを受けた上に、給油不足による余分なピットインも強いられ、22位まで順位を落とします。

最終スティントを担当した高木選手は順位を上げたものの、ポイント圏内には届かない17番手でレースを終えました。

上位に遜色ないラップタイムを刻んでいただけに、給油時のトラブルが悔やまれます..。




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昨年がデビューシーズンだったM6は、海外レースの成績(スパ24時間で優勝IWSCの第4戦で2位&3位等)からも、進化・熟成が伺えます。

BoPも見直され、いよいよ戦う姿勢も整ってきました!

BMW勢の今後の好成績を期待します!  G.Sekido



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SUPER GTの今シーズンの第1戦が、4月8日(土)・9日(日)に岡山国際サーキットで行われました。

昨シーズンに引き続き、2チームがBMW M6 GT3でタイトルを狙います。




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まずは、アジアで唯一のBMW Official Racing TeamであるBMW Team Studieです。

BMWワークスドライバーのヨルグ・ミューラー及びルマン優勝経験のある荒 聖治の両ドライバーや、鈴木康昭監督を始めとするチームのメインスタッフは、2014年のチーム創設以来不変です。

今期のカラーリングは、Mストライプに加え「1976年のBMW 3.0 CSL・アートカーをオマージュした」という格子状のグラフィックがボディ全体に入れられ、「スポーツ+アート」といった趣です。




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そしてもう1チームは、ARTA(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) Projectです。

昨年はBMW勢にとって2年ぶりの勝利を掴み取り、今年はさらに上を目指します。

ドライバーは昨年に引き続きベテランの高木 真一と、新たに海外のGT3レースで活躍していたショーン・ウォーキンショーを迎えます。

(昨年、高木と共にBMWを駆った小林 崇志は、ARTAのGT500に移りました。)

ちなみにショーンは、往年のレーシングドライバー&実業家のトム・ウォーキンショーの息子とのことで、隔世の感があります。

尚、今季使用されるBMW M6 GT3は、昨年の最終戦もてぎでの大クラッシュがあったことにより、新たな個体を導入したようです。




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迎えた新シーズンの初戦は、波乱の幕開けとなります。

Studie M6は、公式練習・公式予選ともに、電気系・コンピューター系のトラブルにより、残念ながら走行することができません..。

マシンのセットアップを煮詰めることができない上に、決勝は最後尾・29番手からのスタートになってしまいます。




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ARTA M6は、フリー走行では予選Q1を突破できる速さを見せていたものの、タイヤの最もグリップが高いタイミングで赤旗が出てしまい、アタックすることができません。

惜しくもQ2には進出できず、18番手からのスタートとなります。




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決勝は、GT500クラスのトラブルによる赤旗からのスタート、他車のクラッシュによる3度のセーフティーカーの導入など、荒れた展開になります。

その混乱の中、Studie M6はヨルグ選手・荒選手による見事なドライビングで合計16台を抜き、13位でフィニッシュしました。

予選のトラブルが無ければ上位入賞も狙えただけに悔やまれますが、M6 GT3の速さの片鱗を見せ付けてくれました!




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ARTA M6は、ブリヂストンタイヤの特性を生かし「タイヤ無交換」という大胆な作戦に出ます。

18番手スタートからスタートした高木選手はピットインを極限まで遅らせ、40週目には暫定1番手になります!

47週目にピットインしウォーキンショー選手に交代、給油のみでピットアウトし、暫定6番手でコースに復帰します。

その後はタイヤのマネージメントに苦しみながらも5位でフィニッシュし、見事入賞を果たしました!




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ちなみにレースを制したのは、2014年シーズンまでBMW (Z4 GT3)を走らせていた、「元同僚」チームともいうべきGOODSMILE RACING & TeamUKYO(GSR)の谷口選手・片岡選手でした。

GSRにとって3年ぶりの勝利、まさにここ岡山でBMWで1-2フィニッシュを決めて以来の勝利です。







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今シーズンは始まったばかりで、まだ7戦あります。 (次戦はM6が得意な富士です♪)

今期中に表彰台の中央にBMW勢が立ってくれることを期待しています!  G.Sekido




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SUPER GTの今シーズンの第3戦(熊本地震の影響で延期されていました)と第8戦(最終戦)が、11月11日(金)~13日(日)にツインリンクもてぎで行われました。


ツインリンクもてぎは「世界一ブレーキに厳しいサーキット」とも言われており、重量があるGT3勢にとっては厳しい戦いになることが予想されます。




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第3戦の予選は、濡れた路面に翻弄されました。

Team Studie は、予選終盤では路面が乾くと予想しスリックタイヤで挑みますが、予想が外れます。

残り4分になりウエットタイヤに交換しアタックしますが、タイヤが温まりきらず26位に沈みます。


ARTA は年間ランキングでトップと6点差の3位で、タイトルも狙える状況です。

早めにウエットタイヤでアタックし、トラフィックにつかまりながらも9位を得ます。




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本戦は波乱の展開になりました。


ARTAは、イエローフラッグが振られスロー走行する最中に、原因不明のスピンにより大クラッシュしてしまいます。(車両の前半が失われるほどの激しいクラッシュでした)


Studieは、トップグループに遜色無いタイムを刻みつつオーバーテイクを重ね11番手も順位を上げるものの、入賞圏外の15位でレースを終えました。

(ランキング上位勢が揃って下位に沈む、予想外の結果でした)

もし予選のタイヤ戦略が当たっていれば・・・とも思いますが、チームは翌日の最終戦に照準を定めます。




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翌日の最終戦は晴天に恵まれます。

ARTAは前日の大クラッシュにより、残念ながら出場することができません...。

Studieタイムが思うように伸びず、予選は15位にとどまりました。




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最終戦の決勝は、Studieはタイヤの状態に悩まされたりしながら、

状況によってはトップグループに遜色ないタイムを刻みポジションを3つ上げるものの、

入賞圏外の12位でチェッカーフラッグを受けました。



これにより、今期チームランキング と ドライバーランキング

ARTA チーム8位・ドライバー5位

Team Studie はチーム14位ドライバー15位、シーズンを終えました。




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ちなみに・・・

昨シーズンはGT500はGT-R、GT300もGT-Rが制し、言わば「日産の年」でした。

今シーズンはGT500はRC F、GT300は86MCが制し、言わば「トヨタの年」でした。


ぜひ、来シーズンのGT300クラスは、成績的にも
レギュレーション(BoP)にも

JAF-GT(日本独自のGT車両)でもMC(日本独自のマザーシャシー規格)でもなく、

 

FIA-GT(世界規格)の「GT3勢の年」であって欲しいと思います!




そして話は変わって、海外では・・・

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ドイツの3メーカーが激しく争って大盛況を博すツーリングカーレース・DTMでは、

M4 DTMを操るマルコ・ウィットマンがドライバーチャンピオンに輝きました!




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マルコにとって2014年に続くタイトルであり、2度目の戴冠はBMW史上初の快挙です!



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その偉業を記念して、特別モデル BMW M4 DTM Champion Edition が発売になりました!

専用CFRP製M バケット・シート、ホワイト塗装の専用ロール・バー、革新のウォーター・インジェクション・システム等の特別装備が施された「DTMチャンピオンの魂が宿るM4クーペ」です!

日本限定25台(世界限定200台)なので、性能も希少価値もチャンピオンクラスです!

ぜひお早めにお問い合わせください。



そして、来シーズンも

BMWのモータースポーツ活動への応援を宜しくお願いします!  G.Sekido




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SUPER GTの今シーズンの第7戦が、10月8日(土)・9日(日)にタイのチャン・インターナショナル・サーキットで行われました。

SUPER GTで唯一の海外戦であり、今年で3度目の開催です。

BMW勢にとって、昨年は3位一昨年は2&3&4位を、Z4 GT3で獲得したサーキットでもあります。




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Team Studie の予選は、予想外の展開となりました。

ミューラー選手がQ1を8位で通過したと思いきや、ベストタイムを記録したラップで4輪脱輪(走行エリア外への全タイヤのはみ出し)があったと判定され、そのタイムが抹消されます。

その結果、Q1敗退・16番手となってしまいました。




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一方、ARTA はよい意味で予想外の予選となります。

高い気温、厳しいBoPの設定、大きなウエイトハンデと不利な材料を抱えながら、小林選手がQ1を2位で通過し、ベテラン高木選手はQ2で5番手タイムを刻みます!

チャンピオンシップを見据えても、上々の結果です。




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迎えた決勝は、Studie M6の速さが発揮される展開になりました。

荒選手の素晴らしいライン取りとテクニックで、スタート直後に16番手から11番手まで順位を上げ、その後も水温をマネージメントしながら周回を重ねます。

そしてGT300クラスの全チーム中で最も早くピットインして給油とタイヤ交換を行い、有利な位置でタイムを削るという作戦に出ます。




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ミューラー選手はその作戦を見事に成功させます。

暑さと戦いながらの45周の長丁場を担当し、予想以上の好タイムを重ね、6位でフィニッシュしました!

予選の失敗を見事に取り返しました!




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ARTA M6も大胆な作戦で決勝を戦います。

高木選手はスタート時の順位をキープしたままピットインし、給油はするもののタイヤは交換せず、小林選手をコースに送り出します。

ボディが大柄でタイヤに厳しいという特性を持ったM6にとって、ギャンブルともいえる作戦です!




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その「タイヤ無交換」によって削ったピットタイムや、前車の接触、そしてもちろん小林選手の見事な走りによって、見事3位をもぎ取りました!

ARTAにとって今期3度目の表彰台です。(1位・2位・3位それぞれ1回ずつ)


ランキングはドライバーチーム共に3位で、11月11日~13日の茂木戦に臨みます。
(熊本地震の影響で延期された第3戦と最終戦を、3日間の日程で戦います。)

トップとの差は小さいので、BMW勢にとって2年ぶりの戴冠も期待できます!



そして、BMWのモータースポーツ関連ニュースとして・・・




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リオ・パラリンピックの金メダリストにしてBMWを駆るレーサーでもある
アレックス・ザナルディの偉業については、当ブログでもご紹介してきましたが...。



なんと1年3ヶ月ぶりに復帰したイタリアGTで、

M6 GT3に乗っていきなり優勝を果たしました!




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パラリンピックに集中する為にここ1年強はモータースポーツを休んでいたザナルディは、新しく得た金メダルを携え、BMW Team Italia (ROAL MOTORSPORT)に復帰しました。

そして挑んだイタリアGT最終戦(2レース制)は、ザナルディにとってM6 GT3の初レースながら、レース2で優勝しました!


明日で50歳になるこの方の辞書には、「限界」という言葉は載っていないのではないでしょうか...!

もう言葉では表現できません! 凄すぎます!  G.Sekido



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先日まで熱戦を繰り広げたリオデジャネイロ・パラリンピックにて、

BMWとの関わりも深いアレッサンドロ・ザナルディ(49歳、イタリア)が、

ハンドサイクル競技で2つの金メダルと、1つの銀メダルを獲得しました!


この偉業について語る前に、彼の波乱に満ちた経歴をご説明しようと思います。

(以下、当ブログの過去記事の内容を一部含みます)




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アレッサンドロ・ザナルディ(アレックス・ザナルディ)は1966年生まれ・イタリア出身のレーシングドライバーです。

イタリアF3、国際F3000を経て、1993年にF1へステップアップしました。

F1ではジョーダン・ミナルディ・ロータスを1年毎に渡り歩くものの、6位入賞が1回のみと目立った成績は残せませんでした。

当時これらのチームは中位~下位を低迷しており、マシンは速さも信頼性も乏しいのが実情でした。

マシンの限界をさらに引き出そうとする様なアグレッシブな走りはクラッシュと紙一重で、結果として「壊し屋」の異名も持っていました。




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そこで1996年にアメリカに渡りCARTに挑戦すると、才能が開花しました。

参戦初年度にポールポジション6回・優勝3回を記録し、ランキング3位を獲得しました。


特に最終戦ラグナセカのファイナル・ラップで見せた、前代未聞のオーバーテイクは注目を浴びました。




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このコースの名物でもある高低差15mの坂を下るS字シケイン「コークスクリュー」を、直線的にショートカットするという荒技です。

( "THE PASS" という名前が付けられるほど印象的な技でしたが、危険すぎるという理由で後にこのオーバーテイクは禁止になりました)

その後1997年には5勝、1998年には7勝を挙げ、圧倒的な強さで2年連続チャンピオンを獲得しました。

アクシデントで大きく出遅れても、特殊なピット戦略を使うこともなく、コース上で挽回しあっさり優勝してしまう強さは専門誌をして「意味不明」と評されたそうです。




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その栄冠を引っさげ、1999年にF1にカムバックします。

しかも今度はウイリアムズという名門チームです。

ですが同僚のラルフ・シューマッハが11度入賞したのと対照的に、1年間1度も入賞することができず契約を解除されてしまいます。

急激にハイテク化が進んだF1に馴染めなかった、という側面もあるようです。

※ちなみにこの年のウイリアムズはルノーのカスタマー・エンジン(参戦名:スーパーテック)を使用していました。その翌年からBMWエンジンに替え、ラルフ・シューマッハー&ジェンソン・バトン(2000年)、ラルフ&ファンパブロ・モントーヤ(2001~2004年)と共に表彰台の常連になり、タイトル争いをします。



1年間の休養の後、2001年に34歳でCARTに復帰しますが、悲劇が訪れます。




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久々の優勝が目前に迫ったレースで、ピットアウトの際にバランスを崩してスピンし、後続の車に側面から衝突されます。

動画の1分40秒程から事故のシーンが映っていますが、衝撃的な映像を含みますのでご注意願います)

2台のマシンは大破し、ザナルディは全身の血液の9割を失う程の大怪我を負い、生死の境をさまよいます。

幸い一命は取り留めるものの、両足の損傷は激しく膝上から切断されました..。




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それでもレースに対する情熱は捨てきれませんでした。

両足に義足を装着して、フォーミュラカーでの走行を試みます。

なんと事故から20ヵ月後には、特別仕様のマシンに乗り込み事故のあったラウジッツリンクでレースの残り13周を走り、3年越しのレースの完走を果たします。






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2005年からは、WTCCにBMWからフル参戦を果たし、8月には早くも初優勝を果たします。

(2006年には、BMWザウバー F1 を試運転する機会も与えられます。)

WTCCでは合計4勝を挙げる活躍の後、2009年限りで引退します。
この時42歳です。


ここまででも十二分に波乱万丈な人生ですが、ザナルディの情熱は衰えません。




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数年前から取り組んでいたハンドサイクル競技を本格的に始め、パラリンピックでのメダル獲得を目指します。

 

いくつかの国際的なマラソンで優勝するなど、ここでも頭角を現します。




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そして、2012年ロンドンパラリンピックにイタリア代表として選ばれると、圧倒的な速さを発揮します。

16kmのH4ハンドサイクル・タイムトライアルで金メダル
ハンドサイクル・ロードレースで金メダル
ハンドサイクル・チームリレーで銀メダルと、45歳にして3つのメダルを獲得しました

(ちなみにこの競技が行われたブランズ・ハッチは、ザナルディがF3000時代にコースレコードを記録したサーキットでもあります)



金メダリストになっても、ザナルディのモータースポーツに対する情熱は、消え去ることはありません。




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同年秋、BMWのモータースポーツ部門の40周年記念行事の一環として、ザナルディにBMW M3 DTMをドライブする機会が与えられました。(そのM3は、金メダル獲得を祝い金色に塗られ、ハンドサイクルとメダルが描かれています。)

ザナルディは世界最長サーキットであるニュルブルクリンクを32周し、見事な走りを披露しました。


そしてこの「お祝い」によって、モータースポーツへの情熱は再び激しくなりました




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47歳のザナルディは、「ブランパン・スプリント・シリーズ」にフル参戦します。

BMW・Z4 GT3を駆って、イタリアのロアル・モータースポーツからの出場です。

通常は2名ドライバー制でタイヤ交換等の際に交代しますが、ザナルディ車は特別仕様であるため1人で全レース距離を走るという、体力的にも厳しいチャレンジです。

開幕戦は13位で完走し、第2戦では5位入賞を果たしました!




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その後もBMWは前人未到の挑戦を続けるザナルディを応援し、

2014年にはBMWブランド大使に任命します。




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今年6月に開催されたイギリスのモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」では、イベントのホストとしてトークショーに陽気に参加しただけでなく・・・






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BMW Z4 GT3を駆ってヒルクライムレースに参加し、派手なドーナツターンも決めて観客を魅了しました!

(元F1ドライバーかつ現役アスリートのザナルディにとっては、朝飯前でしょうか?)




そして、49歳にしてイタリア代表のエースとしてパラリンピックに挑み・・・




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男子ロードタイムトライアル H5 金メダル(偶然にも大事故からちょうど15年でした)

男子ロードレース H5 で銀メダル

男女混合 チームリレー H5 金メダルを獲得します!


2度のパラリンピックで、合計で4つの金メダルと2つの銀メダルを獲得するという偉業を成し遂げました!


(これらの写真のいくつかは撮影者がBMW AGとなっているので、パラリンピック参加もBMWがサポートしていると思われます)




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金メダル獲得直後には、

"Isn't about the 144 digits, simply that's impossible to describe some kind of feelings Thanks to YOU all, I mean it!"

「144文字ではこのフィーリングを伝え切れないよ。みんな本当にありがとう!」

Twitter(1投稿が英字144文字までという制限があります)で語る、陽気なイタリアンのザナルディですが・・・。


恐らく、想像を絶するような努力と苦労があったことと思います。


トップアスリートが持つ最大の資質は、その技能や身体では無く、

あきらめること無く挑戦し続ける心にこそあるのかもしれません。

来月50歳になるアレックス・ザナルディの益々の活躍を期待します!  G.Sekido




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