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今週のブログ担当はG.Sekidoです。

早いもので今年も残りわずかとなりました。
 
今年のBMWや弊社の活動を振り返るという意味も込めまして、
「今年の当ブログを象徴する記事」を独断で選びました。
 
ぜひこの機会にご覧ください!
 
 
 
まずは、【弊社に関する記事】部門です!

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【 新車ショールームのリニューアル工事のお知らせ

8年ぶりの改装により、BMWの最新コンセプトである「リテール・ネクスト・デザイン」に基づいたショールームに生まれ変わります!

工事期間は2023年11月1日(水) – 2024年2月中旬(予定)で、現在も鋭意作業中でございます。

ご不便をおかけしており誠に恐縮ですが、新しい時代に向けてより魅力的に生まれ変わる新車ショールームにご期待ください!



次は、【新型車紹介】部門です!

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【 新型X2が世界初公開になりました!

先代X2は、X1からの「引き算」によってクーペ化されていたのに対し、
新型X2は、X1からの「足し算」によってクーペ化が図られていると、側面図を交えて分析致しました。



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他には、【 7シリーズでの素敵なドライブでは、ドライブスポットやYouTube情報と共に、新型7シリーズの魅力をお届けしました。



続いては、【モータースポーツ】部門です!

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M4 GT3の今シーズン初勝利!

国内最高峰のツーリングカー・レースであるSUPER GTに2014年から参戦を続けるTeam Studieが、今シーズンも第3戦(鈴鹿)にて勝利を挙げてくれました!

続く第4戦(富士)では準優勝を果たしランキングトップに立ち、シーズン終盤まで年間チャンピオンを賭けて激闘を繰り広げました。

惜しくもタイトルは逃しましたが、来シーズンに期待致します!



そして、当ブログ名物?の【マニアックネタ】部門です!

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【 BMWのイタリアでの伏線回収?

イタリアのコモ湖畔では、クラシックカーの祭典"Concorso d’Eleganza Villa d’Este"が毎年開催されています。

今年の会場でサプライズ発表された"BMW Concept Touring Coupe"は、事前の告知ポスターに描かれた名車”328 Touring Coupe"の名前と「独伊合作という成り立ち」を引き継いでいる、という推察でした。



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それに続く【 BMWのイタリアでの伏線回収? その2では、同会場の片隅に置かれたグレーのM1が、実は紆余曲折を経て里帰りした伝説的な名車であるというエピソードをご紹介しました。


 
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【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん・前編および同・後編も、個人的に思い入れが強く、入魂の内容です。



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【 エンジン車の未来に向けた動き・続編では、「2035年までにエンジン車の新車販売を事実上禁止する法案」を可決する流れにあったEUが、加盟各国の反対もあって、条件付き(合成燃料の使用)でエンジン車の新車販売を認める方針に転換したというニュースをお伝えしました。

「CO2削減と移動手段の維持のためには、エンジンも電気も様々な技術も総動員する必要がある」と、世界の風向きが変わってきていると思います。



そして最後に、【最もいいね!を頂いた記事】部門です!
 
SUN MOTORENのFBページにおけるブログ更新のお知らせに頂いた「いいね」の数で決定しました

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【 M4の試乗車ができました!

「駆け抜ける歓び」の象徴とも言えるM4の試乗車についての記事が、最もいいね!を頂きました。
(現在も試乗車として配備されておりますので、非凡にソリッドかつ万能な車をぜひお試しください)


今後も、珠玉のエンジンを搭載したモデルから、新時代の歓びをもたらすBEVまで、幅広い試乗車・展示車ラインナップを取り揃えていく所存です。

BMWと弊社の今後にご期待ください!



以上、今年を紹介する記事でした!
2013年14年15年16年17年18年19年20年21年22年の紹介記事もぜひご覧下さい。)
 
 
今後も、弊社の ブログ と FBページ と Instagram を宜しくお願いします!

 



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皆様こんにちは。

今週のブログはS.Shibataが担当いたします。よろしくお願いいたします!


12
月になり今年も残りわずかです、、、本当に1年が早すぎます。

もう年越しはすぐそこです・・・ですが!その前に!

 

tactical_christmas-20231101-01-xxl.jpg.asset.1697006292151.jpg 

クリスマスがありますね🤶

━━ クリスマスイブの24日、子ども達が寝静まった頃にサンタクロースがやってきて、25日クリスマスの朝に目覚めるとプレゼントがあるのです ━━

日本のクリスマスはこのような感じで、子どもの頃は目覚めた時にプレゼントが置いてあるというこのドキドキが大好きでした。

今もこのドキドキが忘れられず、毎年自分自身にクリスマスプレゼントを買っています()



さて今回ご紹介するのは、贈り物にもご自身へのクリスマスプレゼントにもピッタリなアクセサリー商品3選です!

まずは、最近入荷したアイテムです!

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キーリング(THE 15X1X3X5M):各7,590(税込)

従来から販売していたキーリングが、リニューアルされて登場しました!(使いやすそ~😲👏)

表面にはシリーズの名前のロゴが、裏面にはモノトーンのBMWロゴがあしらわれています。

デザインに統一感を与えてくれる配色でとてもオシャレです!!

 

実は新しくなったのはデザインだけではありません!

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複数のキーを追加できるスプリットリングが付きました!🙊

"Made in Germany" という文字が誇らしげです。

"UNLOCKING FRAUDE" は、「(駆け抜ける)歓びを解錠します」といったところでしょうか。

デザインも使い勝手も新しくなったこちらは、ご自身へのプレゼントにもおすすめです
🎁



続いては、年齢を問わず人気のこちらの商品!

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BMW M プルバック カー 1/41スケール :1,980(税込)

 

ミニカーは、子どもも大人も集めたくなってしまうものの一つですよね!😁

再現度も高く、遊ぶにも飾るにもピッタリの商品です!当店には3.0 CSL RXM6M63点がございます。

ぜひお手に取ってご覧ください!!

 

では最後です!思わず「可愛い()」となってしまう商品です🥰

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Bearbrick for BMW Service 100%2,816(税込)

こちらの商品は、メディコム・トイ社が手がけるクマ型ブロックタイプ・フィギュア 
BE@BRICK(ベアブリック)BMW Serviceがコラボレーションしたものになります!(コラボ~😃🙌)

サイズは約7cmと小さめサイズですが、顔・手足を動かすことができるとても可愛い商品!


(BMWとBE@BRICKのコラボは、14年ほど前にもありました)


ということで、この子にはポーズをとってもらいました!

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なぜでしょう・・・キーホルダーが重そうに感じてしまいます()

クリスマスだけでなく、誕生日にも、記念日にも!ご紹介した商品はプレゼントにピッタリです。

ぜひBMWアクセサリーも候補に入れてみてくださいね😊

 


それと、もうひとつお知らせがございます!


THE NEW X2が、
JAPAN MOBILITY SHOW 2023にてお披露目されてから約2か月弱。

ついに展示車がやってきました!!!!

 

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しかもイメージカラーの「BMW Individual フローズン・ポルティマオ・ブルー」に彩られた、最速グレードM35iです!

マットな輝きによって新型X2の塊感が際立ち、本当にカッコいいです
 。

12/17(日)までの展示となりますので、ぜひこの機会にご来店ください。



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そして12月16日(土)・17日(日)は、【 ニューBMW X2 特別展示会 & 電気自動車高速試乗会 】を開催致します!

iX1 30、i4 40、i5 40、i7 60の試乗車も取り揃え、BMWの最新ラインナップをご体感いただけます。

※ご試乗はご予約いただいた方を優先とさせていただきます。

詳しくはセールス・スタッフまでご連絡ください。



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現在、ショールームは改装工事中のため、
道向かいの店舗(旧・ゴルフパートナー)を特別展示会場として開催致します。

実車を見てみたい方、少しでも気になっている方、ご購入を検討されている方も、

今週末は最新ラインナップを隅々まで見られるチャンスです!!

お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください🍀

ご来店をお待ちしております!

 






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今週のブログは、かなり久々のスタッフ紹介シリーズです。

BMW Premium Selection一宮の「期待のニューフェイス」の自己紹介をどうぞ!

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11月に入社いたしました S.Nishi です。
現在25歳です。 ちなみに前職は航空自衛隊です!



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元々飛行機が大好きで、埼玉県の入間基地に配属となり、車両整備員として基地で所有する車両や器材の整備業務をしていました。
(その際に3級自動車ガソリン・エンジン整備士資格を取得いたしました)



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自動車メーカーの中では、ずっとBMWが好きです。
(元々は航空機エンジンメーカーだったということも影響しているかもしれません)

人と接することが好きなこともあって、次第にBMWを販売するという仕事を志すようになり、転職いたしました。
 

 
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BMWにはこれまで乗ったことはなかったのですが、入社後実際に運転する機会を得たところ、優れた動力特性や操縦性・快適性・安全性や駆け抜ける歓びを実感し、ますます興味が沸き好きになりました。

これからは、中古車営業部(BPS一宮 )のセールススタッフとして、これまで培った知識も活かしながら、お客様に最適な提案やサポートをしていきたいと思っております。 



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●趣味は、 サッカーや筋トレです。 
サッカーは小学生の頃からやっており、 社会人になってからもクラブ活動をしています。
最近ではフットサルの機会が増え、定期的に大会に出場したりもしています。 
ポジションはミッドフィルダー(ボランチ)で、ちなみに好きなサッカー選手はルカ・モドリッチ(元クロアチア代表)です! 

筋トレは、航空自衛隊の頃のトレーニングによって体が変化していくのを実感したことから、今でも楽しんで継続しています。


●休日の過ごし方 
服や食が好きなので、休日はショッピングや美味しそうな居酒屋を巡りに出かけることが多いです。 



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●将来乗りたい車 
SUV(SAV)が好きで、将来はX3に乗りたいです。
BMWがスポンサーを務めているACミランの選手をイメージして、華麗に乗りこなしたいです(笑)


●今後の抱負 
まずは、積極的にコミュニケーションをとりながら主体的に仕事に取り組んでいきたいと思っています。

持ち前のフットワークの良さや自衛隊で培った体力と持久力を活かして、セールススタッフとしての実績を挙げられるように、精一杯努めていきます! 



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●最後に一言 
店頭で私を見かけた際には、 お声をかけていただけると嬉しく思います。 

最後までお読み頂き、誠にありがとうございました!
 
 





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今週のブログ担当も、引き続きG.Sekidoです。

先日、CG CLUBさんのイベント【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん 】に参加させて頂きました。

そして【前編】(先週のブログ)では、その「堺市ヒストリックカー・コレクション」を中心にレポート致しました。

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今回の【後編】は、永島 譲二氏(元BMWデザイナー)のトークを中心にお届けします。



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永島氏に関しては、当ブログの過去記事【 3シリーズのデザインに込められた日本人の心 】にてご紹介したことがあります。

自動車デザインでは異例とも言える水彩画を用いる独自のスタイルを確立され、オペル(1980年~)、ルノー(1986年~)、BMW(1988年~)で腕を振るわれました。

4代目5シリーズ(E39型)・Z3ロードスター(E36/7型)・先々代3シリーズ(E90型)・先代3シリーズGT(F34型)・現行3シリーズ(G20型)などを手掛けられ、繊細かつ流麗な作品を生み出されました。

(BMWを退社されてからも、お膝元のドイツ・ミュンヘンにお住まいのようです。)



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永島氏のスマートでジェントルな物腰は、流麗な作品から受けるイメージと通じるものがあるように思います。

デザインに関する卓越した知識や情熱は、月刊誌『CAR GRAPHIC』にて2007年1月号から続く長期連載「駄車・名車・古車 デザイナー的見解」からも伺えますが、今回のイベントでのお話にも滲みでていました。


その貴重なトークの一部を、生産年代順にダイジェストでご紹介します。

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3/15 DA-2(1928年式)はBMW初の4輪車(英オースチン・セブンのライセンス生産車)であるDIXIの初期型で、それをベースにしてコーチビルダー・イーレ社が2シーターロードスターに仕立てたのがイーレスポーツ(1928年式)です。

実は、BMWの象徴とも言える
キドニーグリルは、このイーレ社によって生み出されました。

Cピラーのホフマイスター・キンク(社内呼称は
ホフマイスター・エッケ)も、グリル同様にBMWの象徴として語られますが、初めからアイデンティティとして選ばれたわけではなく、紆余曲折がありながら結果的にそうなっていきました。



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507(1958年式・生産台数252台)は、「ベンツの300SLに対抗して作られた」と語られることが多いですが、実際には知名度としては遠く及びませんでした。

私の知人で300SLを
新車発売当時に買った人がいるのですが、507はその存在も知らなかったそうです。

ですが当時エルヴィス・プレスリーが徴兵されて西ドイツにあるアメリカ陸軍基地に勤務していて、この507を1958年に中古で購入したことから一気に知名度が上がったのです。

(余談ですが、プレスリー氏はその507にエンジン載せ替えやボディ色を赤に変える等のモディファイを施した後、アメリカに持ち帰りました。長年を経て2014年に納屋に置き去りにされている状態で発見され、BMW自身の手によって美しくレストアされました。)

アルブレヒト・フォン・ゲルツによるイタリア調のデザインは、後のヘンリク・フィスカーによるZ8に、側面のルーバーは(永島氏の作品である)Z3に受け継がれています。



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ノイエ・クラッセシリーズは、当時BMWと契約関係にあったジョヴァンニ・ミケロッティのデザインだと語られることもありますが、実際はBMW社内デザインチームとのミックスだったようです。

ボディ全体をクロームメッキのモールが一周しているのが特徴で、当時の話題作である
シボレー・コルベアの影響を受けていると思います。

バンパーを除くとボートのようなフォルムをしていて、先日発表された
最新コンセプトカーにも引き継がれていますね。

この1600-2 Cab(1971年式)は、2ドアをベースに
バウア社がカブリオレに架装したもので、とても珍しい車両だと思います。

ちなみにバウア社は後に
3シリーズ(初代・2代目)カブリオレも製作しますが、それは横転対策の法規が厳しくなるかもしれないという懸念からBピラーがロールバー状に残されることになりました。そんな時代になる前の作品です。



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2002 Turbo(1973年式・生産台数1672台)は、初期のモデルにはフロントスポイラーに"2002 Turbo"とミラー越しに読めるように裏返しに書かれていて、前の車に「どけッ」と伝えていました。

ですが「挑発的過ぎる」として行政指導が入ったという噂で、その後はストライプのみになりました。

エンジンルームを見ると、非常に贅沢な造りをしています。
運転したこともありますが、世界初の量産ターボは、ターボラグが大きくて忘れたころに効きだす感じでした。

2002シリーズには高性能版のTiとそのインジェクション版のTiiがありますが、Tiが一番力強かった印象があります。

なお、BMWの歴代の首脳陣は
ボブ・ラッツを始め、しっかりと飛ばす人が多いですね。


(写真の向かって左はバルコムトレーディングによる正規輸入車で、フェンダーミラーを備えオーバーフェンダーが溶接されています。右側は並行輸入車で、ドアミラーかつオーバーフェンダーがボルト留めになっています。)



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尚、堺市ヒストリックカー・コレクションの中で、永島氏が最もお好きなモデルは「黒い328」(328ウェンドラー・1938年式)とのことでした。

名車328ロードスターをベースに、ドイツのカロッツェリアであるWendler社が作製した、世界に数台(1台?)しかない特別な車です。(コレクションの他の車と共に、BMW GROUP Tokyo Bayのオープニングセレモニーにも貸し出されたことがあります。)

当時建設が進んでいたアウトバーンでの高速連続走行を想定して、広めのキャビンと脱着式ルーフを備えています。

(余談ですが、Wendler社はさらに空力性能を重視した過激なディテールとフォルムの328 WENDLER "STREAMLINE" COUPEも生み出します)



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当日撮影した写真(約130枚)は、Webアルバムでもご覧いただけます。



・・・といった感じでコレクションの観覧を終え、エンジン始動見学、昼食(堺市名物  古墳弁当 & けし餅)と続きました。



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その後の懇親会では、永島氏にサインを頂きながらお話しし、トークの時間では以下の質問をさせて頂きました。

Q : 歴代のBMWで最も好きなデザインのモデルは何でしょうか?

A : 3.0のクーペ(E9シリーズはBMWらしさに溢れていて良いと思います。ブランドの象徴として好きです。

Q : それ以外のメーカーで最も好きな車は何でしょうか?

A : シトロエンのオリジナルのDSは非常に尊敬します。本当に尊敬します。

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Q : 最近は、メーカーを問わず圧迫感が強い、ゴツいデザインが増えたように思いますが、どのようにお感じでしょうか?

A : 自動車のデザインは、ある時点から、キレイなデザインでは無くて、目立てば何でも良いになってしまいました。
日本に来ると強面のミニバンを見かけますが、ああいったものは日本でしか見かけません。
ああいうデザインは自分にはちょっと難しいと同時に、高級感というものが古く解釈されている気がします。
もうちょっと工夫して欲しい、やりようがあるのになとも思いますが、そういう話を始めると大変なので...これくらいにします(笑)



・・・といった感じのトークを最後に、貴重なイベントはお開きになりました。



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日本で随一のBMWのヒストリックカーコレクションを拝見し、長年のファンでもある永島 譲二氏のお話を聞けるという、私にとっては夢のような体験でした。
 
来年には、永島さんの作品の展示会(名古屋)も予定されているとのことで、それも楽しみです!



永島氏には、個人的にこんな質問もさせていただきました。

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当ブログの過去記事でもご紹介しましたが、2010年代に、3シリーズ(2012年)→4(2013年)→2(2014年)→1(2015年)→7(2015年)→5シリーズ(2017年)という順番で発表されたモデルラインナップにおいて、フロントフェイスに連続性(上級モデルほどヘッドライトとグリルが横に伸び、太く繋がっていく)が見られたことがありました。

「5年をかけて完成したこれらの綿密な連続性は、チーフデザイナー(アドリアン・ファン・ホーイドンク氏)の明確な意向によるものでしょうか?」という疑問です。

それに対するお答えは、「BMWにおけるチーフデザイナーの主な仕事は、個別の車のデザインに対して細かく指示するというよりも、予算獲得等のビジネス的な役割が多く、さらにホーイドンク氏はその傾向が強いです。これらの連続性は、各シリーズのデザイナーが各自に判断して、お互いを見ながら形成されたと推測します。」とのことでした。


BMWのデザインの方向性は、BMWという会社全体が定めていくということでしょうか...!?


尚、永島氏は前チーフデザイナーのクリス・バングル氏とは今も個人的な交流があり、先日も某国の自宅にて会われたとも話されていました。



最後に・・・

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素晴らしいイベントを企画して頂いたCG CLUBさん、誠にありがとうございました!

会員になると隔月で会報誌が届き、こういった貴重なイベントに参加できたり、各種特典がございます。

自動車文化の奥深さに触れられる、素晴らしいコミュニティです。お勧め致します!


※12月3日 13:30追記:当日の写真を約130枚を、Webアルバムに掲載しました!
ぜひご覧ください!





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今週のブログ担当はG.Sekidoです。

先日、CG CLUBさんのイベント【 堺市ヒストリックカー・コレクション見学会 with 永島譲ニさん 】に参加させて頂きました!

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世界でも屈指のBMWコレクションである堺市ヒストリックカー・コレクションを、ドイツ・ミュンヘン在住の元BMWデザイナー、永島 譲二さんと共に見学できるという超特別な企画です!


あまりに盛沢山かつ濃厚な内容だったので、前編はコレクションについて、後編は永島さんのトークを中心として、2回に分けてお届け致します。



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堺市ヒストリックカー・コレクションは、1920年代後半から80年代前半のドイツの名車BMWを中心に構成され、328ロードスターや507ロードスター、BMW社唯一の商業車で世界にも数台しかないBMWF79スリーホイーラーなどの貴重な名車を有しています。
 
このコレクションは、カメラのドイの創業者である故土居君雄さんが、ドイツの工業技術に対する憧れから、名車BMWを長年にわたり収集され、「ドイBMWコレクション」として世界的に注目を集めたものです。

土居さんは1990年に他界されましたが、ご夫人の満里恵さんが新婚時代を堺の浜寺で過ごされた良き思い出から、1993年に堺市に寄贈されました。



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その名車たちは、『堺まつり』や『区民まつり』のほか、春・夏の見学会などで展示されていました。



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平成29年6月からは5年間は、ビー・エム・ダブリュー株式会社・株式会社クインオート共同企業体と長期貸し出し契約を締結し、GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)を主な展示場所として活用されました。



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その契約が終了してコレクションが堺市に返却されてからは、今回のイベントが初めての公開です!


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その50台ものコレクションについての詳細は、ぜひ堺市のHPでの解説をご覧下さい...!

(私も多くの写真を撮ったのですが、まだ整理できていないので、WEBアルバムにして後編に載せようと思います。)


そしてそのコレクションの中には、私が長年ぜひ見てみたいと思い続けていた1台があります。

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BMW 2002 GT4 FRUA(1968年)という超・希少車です!

※ この車を含むBMWの希少車については、当ブログの過去記事「BMWの希少車・珍車コレクション!」でも特集したことがあります。

イタリアの有名カーデザイナーであるピエトロ・フルア氏が、BMW 2002tiをベースに端正かつスポーティーなボディを架装した車です。

"GT4"という車名が示すように、大人4人が乗れる空間を流麗なルーフラインが包んでいます。



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2002GT4 FRUAは2台のみが製作されたのですが、1号車はCピラーがBMWならではのシェイプ(ホフマイスター・キンク)を、2号車はフルア氏のオリジナリティが発揮された直角三角形をしているなど、ディテールには少々違いがあります。

その1号車が海を渡って、日本で長らく保管されてきました。


そしてその伝説の1台を、ついに間近に見ることができました!


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製造から50年以上が経ち、かつ補修部品がほぼ存在しない特別なモデルということもあって、このような状態でしたが...。

おそらく溶接して手作業で仕上げられたであろうフロントフェンダー周りや、フルア氏が得意としていたハッチゲート周りの造形などに、このモデルのみが持つ特別性と美しさを感じました!

(なお2号車は、BMW本社が動態保存しているようです)



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この車をデザインしたピエトロ・フルア氏は、1950~60年代にかけて多くの作品を創り出しました。

ボルボ・P1800(1963年)や、マセラティ・初代クアトロポルテ(1964年)といった車に加え、「ドイツで最も小さい自動車会社」とも言われたハンス・グラース(Hans Glas)社のデザインにも深くかかわりました。


そしてその後グラース社は急激な事業拡大が祟って経営不振に陥り、「ノイエ・クラッセ」シリーズのヒットにより生産設備の増強を目指していたBMWに吸収されることになります(1966年)。

※ その敷地は、ディンゴルフィン工場として現在も引き継がれています。


 
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尚、堺市ヒストリックカー・コレクションには、そのグラース社の車が5台と、それをベースにしたBMWが2台含まれています。

また、フルア氏がデザインしたマセラティ・クアトロポルテも含まれています。


これらの車をコレクションした土居君雄氏は、グラース社やピエトロ・フルア氏と何らかの強い結びつきや、個人的な思い入れがあったのでしょうか...?

堺市の担当の方にお聞きしたものの、残念ながらそういった逸話は残されていないとのことでした。


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コレクションには、何とスペシャルモデルのボディを成型するために用いた木型も収められています。

写真の向かって左から、
Audi 100S Coupe Speciale Concept (1974)
Lamborghini Faena (1978)
Momo Mirage (1972)
BMW 3.0 Si Coupé by Frua (1975)
GLAS/BMW・GT(1964-67)
というラインナップです。

いずれもフルア氏がデザインに関わったモデルであることから、やはり土井氏はフルア氏やそのカロッツェリアと特別な関係にあったと推測します...!


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今回のイベントでは、BMW 700 LSC(1965年式)とBMW Isetta 250(1955年式)のエンジン始動も行われました。

いずれも素晴らしい状態で、これらのコレクションの維持管理を再び担当されることになったエルベオートさんのご尽力には頭が下がります...!



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さらに、BMW 328 ロードスター(1938年式)やBMW 1600-2 Cab(1971年式)に座るという、超希少な体験もさせて頂けました!

(ちなみに328ロードスターは、ドアが後ろヒンジながらとても小さいために降りにくく、足がつりました...)


堺市 文化観光局 文化国際部 文化課さんは、今後もこのコレクションの有効活用を計っていかれるそうなので、今後の展開も楽しみです!


~~~ 元BMWデザイナー、永島 譲二さんのトークに関しては、後編 に続きます! ~~~




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