過去の愛車・その6 ~ アルファ156スポーツワゴン編です。
2003年から2005年迄、2年強の間、仕事で海外に駐在してました。 駐在中は、東南アジアだった為、会社の規定でクルマの運転が出来ません。 禁断症状が・・・(笑) ってことで、帰国後新たなクルマ選びが始まりました。
前回エグザンティアの際は、複数のクルマで迷いましたが、今回はアルファ156の1択でした。
1997年にデビュー(日本発売は翌1998年より)したアルファ156の印象は鮮烈なものでした。 こんなにカッコいいセダンがあるんだ。。 クラシカルな部分と新しい部分がうまくミックスされており、細部にまで強い拘りが感じられます。
前車の155や前々車の75も個人的には大好きでしたが、156は特にクルマに興味がない人が見ても、美しいと思うデザインではないかと思います。 当時は既に後継の159がデビューしてましたが、初期型156の繊細なデザインが好きでした。
この頃は、156の他にもアルファスパイダー・GTV、初代アウディTT、フォード初代フォーカス等、印象に残るデザインのクルマが多かった気がします。
これが初期型、ワルター・ダ・シルバ(現VWグループデザイン統括)デザインの個性的なフロントフェイス。 色はヌヴォラでしょうか。 美しいですね。 このオリジナルのフェイスが好きです。 5角形のライトは最初見たときはシトロエンGSを思い出しました(笑)
うちは嫁が運転をするので、変速のスムーズさとトラブルを懸念してセレではなくてトルコンATモデルを選定、エンジンは自ずと2.5V6となります。
最初は、セダンのセイルブルー(紺色・以下写真)もしくはプロテオレッド(ワインレッド・以下同)を探してたのですが、両方とも希少色故見つからない。。 海外駐在後はクルマも無いんで、クルマ屋巡りが大変です。。
探し続けてるうちに、横浜港北にある某店(マセやアルファで有名な店です。 ランチアも扱ってますね。 最近はアバルトやドイツ車、レクサスにも力をいれてるようですが)、で赤の2000年式156スポーツワゴン(以下SW)に遭遇。 改めて見るとスポーツワゴンもカッコいい。 いや、むしろセダンよりも好きかも・・ 内装が、タン革で赤の外装とのコンビネーションがいい感じです。 ってなわけで、この赤のSW・V6・2.5L・Qシステム(4AT)を愛車にすることにしました。
PCがクラッシュして写真が無いので、ネットより拝借。 赤のSWです。
これは、シルバーのSW。 流れるようなルーフラインが美しいです。 当時、世界で一番美しいワゴンと言われたのはダテではありません。 全長はセダンと全く同一なんですけどね。 トランススペースは、セダンよりも少ないようですが(笑)
これが、タンカラーの内装。 このドア内張りのデザイン、凝ってて素敵です。 さすがイタ車ですね。
156SWは妻の普段の買い物の足に、週末のドライブにとその後4年半、約3万キロに渡り活躍してくれました。
気に入ってたところは、何と言っても美しいデザイン(内装含む)と良い音を奏でるエンジンです。 トルコンの4ATだった為、6MTに比べると旨味は少ないと思いますが、SPORTSモードでアクセルを踏み込むと良い音がして、その気にさせてくれます。 あと、ややV6のフロントヘビー感はありますが、ハンドリングもそれなりにクイックで、運転してて楽しいです。
反面、気になった部分は、小回りが効かない(笑)、真夏はエアコンのキャパが足りない、ドアミラーが小さく後方視界が悪い、内装の立てつけが今一つ良くない、街乗りだと燃費が悪い(5~7km/リッター程度)といったところですが、どれも些細な事でした。
他に特筆すべき点はトラブルが少なかったことで、消耗品の交換を除けば4年半で起こった事はパワーウインドウのスイッチが何度か壊れた事と、走行中運転席側ドアがカーブを曲がる際に勝手に開いた事(笑 ←キーシリンダー部に錆が発生、ドアノブが押されたままになってたようです。 低速で事なきをえましたが)ぐらいでした。
消耗品類は、以前の911での教訓から早め早めの交換を励行してましたが、信頼性はかなり高いと思います。
とはいえ、消耗品は全体的に高めで、特に156SWのリアサスはニシボリックという車高調整システムが組み込まれてる為、純正品は結構なお値段がしました。 車高調整機能をキャンセルして社外品に交換したほうが圧倒的にお財布には優しそうな感じです。
156SWは妻もとても気に入っておりました。 妻曰く、デルタよりも運転しやすいとの事です。(右ハンドルだったのもあるのかもしれませんが) トラブルもほぼ皆無でしたので、これでイタ車のイメージが良くなり、デルタを購入することもOKしてくれたのかもしれません(笑)
156SW・GTAです。 GTAもカッコいいですね~ 3.2LのV6憧れます。 以下シーガルブルーという淡い水色ですが、この色も素敵だと思います。
156はアルファとしては空前のヒットとなった為、今でもよく見かけますが、前車の155がここ数年でかなり激減してしまったように、そのうちあまり見かけないようになってしまうのでしょうかね。。
個人的には、このサイズのセダンって日本で普通に使うには便利なサイズと思ってまして、エグザンティア、156SW、デルタ(ハッチバックですが) と 3台続けて 4.5m x 1.8m 程度のサイズのクルマを乗り継いでます。
C、Dセグメントが年々大型化してますが、何とかこのサイズのセダンも復活して欲しいものです。
これで、過去の愛車シリーズは一旦終わりです。 ご愛読ありがとうございました。
次回は、デルタ購入記でも書いてみようかな。。 その後の新シリーズも考えなきゃ・・です (なんとなくは考えてますが)