既にブログにてお伝えした通り、4/20~23とプライベートで上海に行ってきました。
目的は、以前から見たかった上海モーターショーを見る事。
4/21, 22と2日間に渡り見てきましたので、日本車、欧州車等、中国車 と数回に分けてレポートをしたいと思います。
ちょっと長いですが、お付き合いくださいませ。。
こちらが会場です。 国家会展中心という展示会場で、上海の中心からは地下鉄で30-40分程度です。
一般公開は4/20-25 オープンの時間は10-19時。 1日目は日曜日で、前売りのチケットを買ってなかったのでドキドキでしたが、10時ちょうどに会場に到着。 チケット売り場の混雑も無くいとも簡単に当日券をGet。 100元=約1700円程度です。
ちなみに2日目平日は50元でした。
開場はこんな感じで2フロア、13ホールを使ってます。 印象では、東京モーターショーの3-4倍の広さはあるかなぁ・・と感じました。 急ぎ足で見たら1日で見れないことも無いけど、出来ればやはり2日欲しいですかね。 行き帰り等含め2日間で計約7万歩! 46キロ歩きました・・(疲)
さて、紹介に入る前に、ちょっと中国の特殊なメーカー事情についておさらいを・・
ご存じの方も多いかと思いますが、中国の自動車製造の場合、外資系会社が独自で出資する事が出来ず、以下のように現地メーカーと提携をする必要が有ります。(拝借しました)
ややこしいのは、(中国から見て)外資大手メーカーは複数の現地企業と提携をしているということ。 現地メーカーも元々は外資メーカーの車両生産がメインでしたが、年々技術レベルが上がっており、独自ブランドのモデルも大量にリリースされてます。
実際には、上記の表に無いような新興メーカーも多く有って、非常にややこしいですね。。
素人調べなので、以下レポート含め、間違い等あればご容赦くださいませ。
ではまずはトヨタブースから。
中心には、コンセプトカーが鎮座。 でも、説明が中国語なんで分からない(笑)
これも、ワールドプレミアのRHOMBUS=ロンバス?という、EVのコンセプトカーらしいです。
こちらもワールドプレミアのC-HRのEVバージョンとのこと。 少し日本のC-HRと顔が違いますね。
そして、姉妹車のIZOAというモデル。 こちらもEVです。 モデル名が違うのは、トヨタが複数の中国の会社と合弁をしてるので、姉妹車になってるんですね。 トヨタが量産型のEVを出すのは確かこれが初めてですかね・・? 中国で発表するあたり、トヨタの本気度が感じられます。
こちらは、小型セダンですが、懐かしのレビンの名前が。 こちらはハイブリッドです。
次いで、レクサスブースに。
こちらは、日本でも話題になっていたレクサス初のミニバンのLM。 でも、シルエットはまんまアルファード/ヴェルファイアって感じですかね。 ショーモデルは4人乗りのリムジン仕様でしたが、発売時は7人乗りも出るらしいです。
そして、ニッサンに。 中国では日本車では18年はニッサンがNo.1シェアなんですね。 ニッサンが156万台、次いでトヨタが147万台、そしてホンダが143万台と、上位3社が凄いデッドヒートです。 ブースの力の入れようも、やはりこの3社が断トツでしたね。
ニッサンブースの一押しは、この新型シルフィー。 こちらもワールドプレミアで凄い力が入ってました。 なかなか流麗なデザインで日本でも売れそうな感じです。 お隣は、最近北米で発表されたIMsというEVのスポーツセダンコンセプトのようです。
こちらは旧型のシルフィですが、中国ではEV版も発売済のようです。
なんとも個性的なデザインだったのが、このLANNIA=ラニア?というモデル。 若手デザイナーがデザインした中国専用車とのこと。
次いで、インフィニティのブースへ。
これは、Q60という、スカイラインクーペのインフィニティ版、なかなかスタイリッシュです。
インフィニティのブースは、コンセプトカーが3台も。 各々スポーツカー、4ドアクーペ、SUVのコンセプトカーですが、デザインがシンプルでなかなかいいな~と思いました。
ニッサンは、中国では更にもう一つ、VENUCIA=ヴェヌーシアというブランドも展開しています。
これは、T60というSUVでEVのようです。
ヴェヌーシアとしてもコンセプトカーを出してました。 ニッサンの次世代車はシンプルな面構成になりそうな感じですね。
次いでホンダです。 日本でもおなじみのクルマに加えて、知らないモデルが沢山。。
これは、UR-Vという、中国専売?のフラッグシップSUVのようです。
なんと、懐かしのアヴァンシアの名前が。 上記のUR-Vとは姉妹車のようで、ホンダも複数の合弁先があるので、モデル名が違う姉妹車があるようですね。 SUVは、他にもBR-VやWR-Vというモデルもあります。 ややこしや~
セダンも専用モデルが。 これはENVIX=エンヴィクス?というインスパイアよりやや小さいセダンのようです。
これも、CRIDER=クライダーというモデルで、上記のENVIXとは姉妹車のようです。 覚えられませんね。。
そして、これがワールドプレミアのVE-1というEVです。 ヴェセルのプラットフォームを使ってるようで、合弁相手の理念の名前で発売されるようです。 ホンダもこれが初の量産EVなんですかね。
次いで、アキュラのブースへ。 中国もセダン→SUVへトレンドが移ってるようで、こちらもSUVが沢山。
これはCD-Xというモデル。
更に大きなRD-Xというモデル。 デザインは大陸風で中国やアメリカではウケそうですが、日本ではちょっと難しいですかね・・ この上のMD-Xは昔ホンダブランドで日本にも一時期導入されてましたね。
これはワールドプレミアのX-NVというEVのコンセプトカー 上のホンダVE-1とは姉妹車のようで、市販前提のモデルのようですね。
次いで、マツダブースへ。 ここからは販売台数が一桁変わるので、ブースもこじんまりした感じです。
これは中国専用車のCX-4。CX-4と全幅が同じで、全長が長く、全高が低いクーペルックのSUVです。
マツダブースには、17年の東京モーターショーで展示されてたビジョンクーペコンセプトが。 これは何度見ても美しいと思います。 今回の数あるコンセプトカーの中でも断トツですね。 何とか近い形で市販化をしてほしいものです。
次いで、ミツビシブースに。
これは、ワールドプレミアのe-YiコンセプトというSUVで、次期アウトランダーのコンセプト?のようですね。
細部のデザインはともかく、シルエット的にはなかなかいいのではと思いました。
これは、市販車かな? PHEVのようですが、モデル名が漢字なので読めないです。。
最後にスバルブースに。
スバルは、恐らく中国専用車は無さそうなので、見慣れたモデルばかりでしたね。
フォレスターが、森林人になってるのが、なかなか面白いです。
他にいすゞがトラックを出展してました。 スズキ、ダイハツは中国での販売は無いので、出展は無し。
総括として、特にトヨタ、ニッサン、ホンダの3強の中国市場に対する力の入れ具合、世界的なSUVブーム、そしてEV, PHEV, HEVという環境車への力の入れようを強く感じられました。
長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。 m(__)m
尾根遺産の写真を期待された方。 少なくてスイマセン・・ (^_^;) こちらは中国車編にご期待ください。
次は、欧州車等編をお送りしたいと思います。