2年ちょっと所有したテージスを振り返ってみたいと思います。
とはいえ、1年近くの長期入院がありましたので、実際には乗れたのは1年ちょっとで6000キロ程度でした。
テージスは私にとって5台目のイタリア車、フランス車も5台乗ってますので、イタフラだと10台目だったのですが、いやあなかなか手強い車でした。 正直これまで過去にはイタフラでそれ程困ったことは無かったんですけどね。。
但し、維持はそれなりに手が掛かりますが、車としては過去のランチアのオマージュの元に、デザイナーが自由にデザインをしたと思われる凝った外装、木目やチタン等の専用パーツを多用した上品な内装、アルファ程は吠えないけど、良い音がするブッソV6、自然でなめらかなステアリングフィール、高速での乗り心地等、数々の美点もあるとても魅力的なクルマでした。
個人売買で購入したのですが、機関系で大きな部分で手を入れたのは、以下の通り。
- ATのバルブボディー交換
- タイベルウオポン等一式交換
- タペットカバーパッキン交換
- ガソリンホース交換
- エアコンホース交換
- ECU交換
1.2.は購入時に想定の上で購入しましたが、3〜6は想定外でしたね。 3はエンジンルームをよく見たら分かったかもです。
5.は購入したのが真冬でしたので、気がつかなかったかなぁ。
一番大変だったのが6で、エンジンを掛けるとECUエラーが出るというのが良く分からず。 ECUリビルトで解決せずECUを交換して一旦解決した矢先に今度はヒューズ飛びが発生、結局接点を全てクリーニングしてなんとか復活。
その他にも、右リア窓落ち→助手席窓落ち…等、パーツはカーともさんに教えて頂いたイタリアやオランダのショップから仕入れましたが、欠品になってるパーツもあったりと…といった感じでした。
まあ、総生産台数が16000台程度で、専用設計、専用パーツのオンパレードですので、仕方ないですね。
その他、まだまだ手を入れれなかった部分として、外装関係の小傷の修復や足回りのコトコト音(恐らくブッシュやアーム関係)等ありました。
というわけで、もし欲しいかたがおられたら個体の入念なチェックと、パーツの供給ルート、そして情熱はかなり必要なモデルかと。。
とはいえ、それだけの苦労をしても欲しいと思わせるだけのとても魅力的なモデルなんですけどね。。
しかし、ネオクラのイタリアン大型セダンは他にもテーマ、164、166、クアトロポルテ(ガンディーニの4代目が大好物)と魅力的なモデルが多いですよね。 多少火傷?してもまた将来買ってるかも…です(笑)