上海モーターショー2019レポ、
プロローグ+日本車編 ドイツ車+アメ車編 イタフラ車、イギリス車、韓国車編 についで、最後は 中国車編 です。
かなり長いですが、尾根遺産の写真もありますので、宜しければお付き合いくださいませ。 (^_^)
普段はなじみの無い中国車ですが、今回感じたのはトレンドがかってのセダンからSUVに急速に移行してること、PHEVやEV、そしてFuel Cell(これは展示だけかもですが)といった環境車も日本以上に力が入ってること、日本車や欧州車のコピー車はかなり減ってる事、そしてLYNK&CO. やNIOといったこれまでの中国のイメージを覆すような洗練された新興メーカーが出てきているなぁ・・と感じました。
なお、ブースによっても、混みようが全然違いますね。 洗練されてるデザインのメーカーのブースはとても混んでますし、反対にコピーっぽいデザインのメーカーのブースはガラーンとしてたりします。
メーカー毎に説明をするとキリがないので、写真をメインにご紹介。
やはりSUVの展示が多い感じです。
グリルレスもトレンドに・・
結構デザインも洗練されてますね。
カジュアルな感じのSUVも結構多い感じですね。
全世界的にですが、Cピラーの一部をブラックアウトするのがトレンドですね。
これは、ちょっと見たかった伝統の中国車 紅旗 (ホンチー)のセダン。 モデル名が漢字でドーンと書かれてるのが却って新鮮かも。
これはボルボの親会社のGEELYのセダン。 ちょっとボルボっぽいですね。
フォードのピックアップと思ったら、フォードと提携してる現地会社の独自ブランドのピックアップみたいです。
車名がRX8 ロータリーではありません。 (そりゃそーだ)
中国資本となったMGのレースカー XPOWERはかっての市販車(日本未導入)のモデル名ですね。
PHEV, EV, FUEL CELLといった環境車も沢山展示されてました。(説明が中国語なので、良く分かりませんが・・)
小型のシティコミューターの展示も結構ありましたね。
新興メーカーも多い感じです。
これはEVのトップメーカーのBYD(元は電池メーカーでした)の新ブランドのようです。
これも新興メーカーらしい。 説明員のお兄さんが英語で詳しく説明してくれました。
FUEL CELLって書いてますが、発売するんかな?
クーペとかはまだ少ないですが、ちょくちょくとは展示されてますね。 モータリゼーションが進むと、趣味性の高いモデルも出てくるのでしょうかね・・
昔の日本のクーペを思い出す感じです。
これはなかなか個性的なお尻ですね。
ちょっとブレイクタイムで尾根遺産を・・ (^_^;)
こちらのブースでは、ファッションショーのようにランウェイをしてました。
こんな公安なら捕まっても・・(笑)
アウトドア系な感じ。
でもこっちのほうが・・
コンセプトカーと思いますが、スーパースポーツ的なモデルも多数展示されてました。 中まで作りこんでいるのかは分かりませんが。。
ちょっとレクサス風?
ちょっとNSX風?
ちょっとパナメーラ風?
これは、BAIC(北京汽車)のハイパーEVで、1000馬力強のパワーだそうです(驚)
このシューティングブレークはカッコイイかも。 マセラティあたりで出したら売れそうな気がします(イメージ的に)
以前は中国と云えばコピー車が多かったですが、今回はそれほどは無かったかな・・ でも、
イヴォーク風のSUV メーカー名もLAND WIND!
これはメルセデスGクラスっぽい感じですね。 サイズ感は違いますが・・
これはちょっとレヴァンテ風な感じ。
これはフォルムとリアエンドがトヨタiQ と思ったらこの奇点汽車には、トヨタは技術提携をしてEV技術を販売するそうです。
これはデザインとボディカラーがBMW X1みたい。。
サイズ感は違いますが、フロントはランボルギーニウルスっぽいです。 お姉さんがボディの下に潜り込んで写真を撮ってました。 (^_^;)
最後に、個人的に印象に残ったローカルメーカー2社を。 この2社には行く前から注目してて、是非見たいと思ってました。
先ずは、LYNK & CO.
これは、ボルボの親会社のGeelyがボルボの技術を使い立ち上げた新興ブランドで、2017年より01, 02, 03と3つのモデルを販売してます。 ブースデザインも洗練されてます。
販売もネット中心のようですね。 日本の富士スピードウェイでモータージャーナリストを呼んで試乗会を開いたことも一部では話題になりました。
外観はちょっとポルシェマカン風ですが、なかなか個性的な感じです。 カーシェアリングも前提にしてて、簡単にシェアが出来るようになってるらしい。 マーケティング的にも面白いなぁと感じました。
そしてもう一つは、こちらも新興メーカーのNIO Next EVというのが正式社名のようですが、ブース自体とても洗練されており、他メーカーとは全然違います。 中国のテスラと呼ばれてるらしいですね。
このフォーミュラーEVのEP9は、2017年5月にニュルブルクリングの北コースで当時の市販車最速タイムを出したそうです。
このセダン(コンセプトカー?)もカッコイイ。
最初の市販車がこのES8 外観はゴテゴテしておらず、とても洗練されてます。 ボディカラーも中間色が多く、いい感じです。
内装もとてもいいですね。
こちらは最近発売した少し小型のES6 これもフルEVのようです。 中国でどれだけ受け入れられるのか、そして海外への展開はあるのか、注目すべきメーカーかと。
というわけで、4回に分けて上海モーターショーレポをお送りしました。 かっての80年代の東京モーターショーのような熱気が感じられ、なかなか楽しかったです。 来年は北京ですね。 お付き合い頂きありがとうございました!